メデタシ権兵衛
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2014年01月15日(水)
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昨夏のオタク大賞マンスリーで紹介されてた『ヘンゼル&グレーテル』中世ファンタジー世界で俺ジナル銃火器ぶっ放して魔女をぶっ殺すゴキゲンな映画だった。90分弱で尺短いけど満足。
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posted at 14:31:35
2014年01月16日(木)
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Gigan Chair | otome_barazono #pixiv www.pixiv.net/member_illust.... まさか「ガイガン山崎」タグが存在していたとは。
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posted at 21:00:49
2014年01月17日(金)
『仮面ライダー1971-1973』の内容のあれこれとか、いわゆるメイキング的なことは、発売当時、自分のブログのコメントツリーでずいぶんお話したんで、そこでのことと重なることもあるかもしれませんが、頭に浮かんだ順に適当に呟きます。ゼェゼェ ちょっと一休み。
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posted at 00:45:11
自分の作品、しかもねぇ子供時代から大好きな『仮面ライダー』の小説なんですが、頭のてっぺんからつま先までぜんぶ好きなんですけど、結局振り返ると、あそこ、になりますよね。『誕生1971』の最後、蟷螂男の先生から姉弟を救出するくだり。
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posted at 00:48:24
ていうか、ホントはもうあそこだけでいいくらいなんだけど(;´Д`) それだけだと、お店で売っていいものにならないんで。あの蟷螂男のくだりは、ある意味、昔ながらの『仮面ライダー』なんですけど、でも、それをあそこで成立させるためにはどうしたらいいのか? 『誕生1971』はそれだけです
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posted at 00:50:02
さてさて。で、『誕生1971』のラストで、いちばんやりたいことをやってしまったわけです。シリーズ化は前提だったんですけど、でも、絶対の保証はなかったし、ちゅーか、あそこでそれをやらなくてどーする! って話です。とはいえ困ったのが……
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posted at 00:52:35
ちょっと一休み。ノープランで始めたわりには、『仮面ライダー1971-1973』上梓の直後とはちょっと違う捉え方? いや、それのアウトプットなんですかね? できそうな気が。あ、でも先は長い。
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posted at 00:54:13
あれ? どこまで? そうそう。『希望1972』ですね。これでいちばん悩んだのは、第二弾となると、『仮面ライダー』の小説の二作目という色合いよりも、自分が書いたライダーの小説の二作目という色合いが強くなって、これがいいのか悪いのかと。いいも悪いもないんですが。書き出す前は悩んで
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posted at 00:58:09
僕が目にしてる限りだと、『希望1972』って三部作の中でもいちばん好評なんですけど、出た直後は評判よくなかったんですよね。『誕生1971』にあったシンプルな力強さが失われていた、みたいな。
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posted at 01:00:07
認めるが……『希望1972』はいいですね。ルリ子と美代子のところがいちばん好きです。最初の方ですが、誘拐されたルリ子救出のため、美代子が私用(?)で改造人間使うところがすごく好き。ただ、これでもういちど原典とは決別してしまった……という覚悟と後悔がありました。
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posted at 01:02:30
まぁ、『誕生1971』が、「本郷猛がひとりで戦い続ける」というイフなら、『希望1972』は「緑川ルリ子も彼女なりに本格的に戦いに参入する」というイフなので、どうしてもルリ子の話になってしまう……なってしまいました。
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posted at 01:04:35
中学の頃からの友達で、今は明治学院大で教えてる稲葉振一郎という人がいるのですが……彼がぼそっとブログで呟いていた言葉が『流星1973』の核になっています。えー、なにかというと、えー、今、検索して掘り出してくるからちょっと待ってて。
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posted at 01:09:30
「次巻があるとしたら、それはたぶん、本郷猛の孤独が癒される話になるでしょう。本郷の孤独は「決して癒されない悲しみ」であり、今回彼はそれを正面から引き受けました。しかし彼がそれをなしえたのは、実は彼は孤独ではないからこそなのです。次巻では彼はそれを発見することになるでしょう」
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posted at 01:13:41
「和智正喜『仮面ライダー Vol.2 希望1972』買いました。読みました。今回は「普通の人」本郷猛の挫折と再生の物語です。前巻でもすでに自らの使命の過酷さを理解してはいたものの、実際にその重荷を担ってみて押しつぶされそうになります(つづく
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posted at 01:15:34
つづき)恐ろしいことに、彼を取り巻く人々は、敵も味方も(改造人間でないにかかわらず)常人ならぬ化け物ばかりなのですから、つらさもひとしおです。しかし何とか彼は再び立ち上がります」引用終わり
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posted at 01:15:53
話が戻って、稲葉さんのブログ。あの文章を見て、「あー、そういうことなのか」と思って、その通りに書いたのが『流星1973』というわけです。きっぱりさっぱり。
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posted at 01:17:16
結果、七年後にエンターブレインさんから三部合本の形で、新作『流星1973』を出すことができたのですが、これはほぼ七年にわたって、複数の出版社に企画を持ち込んでいただいた、竹中清さんのお陰です。
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posted at 01:20:27
竹中さんはその頃は某編集プロダクションの社長をされていたのですが、講談社版とはなんの繋がりもなかったのですが、ただ僕の小説を気に入っていただいて、続きを読みたい、ということだけで動いていただきました。
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posted at 01:22:14
これは大事なことなのでなんどでも繰り返しますが、『仮面ライダー1971-1973』という本が存在できたのは、竹中清さんという方、ただひとりの情熱の賜物です。
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posted at 01:22:51
『流星1973』ですが……これは、本郷が守るべきものを見つけ、更に失う、というお話ですね。あ、それだとちょっとニュアンスが違う。失うじゃないですよね、なんだろう……?
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posted at 01:24:16
よく、『仮面ライダー』の定義、みたいな話になりますよね? 自分の中の『仮面ライダー』の定義というよりは、あくまでも小説版での定義ということなんですが……いや、同じか? 同じだ。同じとしよう。それはなにかというと……
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posted at 01:26:30
「誰にも知られず、誰の応援も得られない」といのうが、最大の定義なんです。実際、小説の中でも、特に『流星1973』は多くの仲間を得て戦う話なんですが。それでも、最後の最後、肝心なところでは、結局ひとりになる。そういうお話です。
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posted at 01:27:50
なにしろ『仮面ライダー』ですから、その基盤は石ノ森先生(ノは半角ですぞ)の作品世界と、東映ヒーロー全般だったりするわけですが……夜中だから、この先、若干ぶっちゃけますが。
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posted at 01:32:49
そもそも最初に『仮面ライダー』の小説を書くにあたって、唯一の勝算めいたものといえば、「『ウルフガイ』が成立してるんだから、ダイジョブじゃね?」 のただ一点だったり。
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posted at 01:34:51
ただ、作品のトーンは『ウルフガイ』や、もっとストイックな『ヤングウルフガイ』とも違って、たぶん、『ゾンビーハンター』ですよね。別の部分で『サイボーグブルース』は当然とても参考にしているんですが、作品のトーンとしてはあそこまでクールではない。
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posted at 01:37:28
ただ、ですね。『ウルフガイ』と同じように、「サイボーグアクションって、小説で成立するの?」という不安に対しては、「サイボーグブルース」が完璧な解答を出していたので、不安はなかったです。自分の筆力はおいておいて……ですよ。
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posted at 01:39:04
『サイボーグブルース』のサイボーグ戦の最大の特徴というのが、いわゆる「加速状態」でのバトルで。音速を超えて戦うサイボーグ同士の戦闘だと、すべての過程が終わってから、音がまとめて聞こえてくる! とかね。あれは堪らんジュルル。
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posted at 01:40:38
小説版『仮面ライダー』の戦闘のルールというのは最初に決めていてですね。
改造人間は防御力よりも、圧倒的に破壊力(攻撃力)が勝っている。
というのが、唯一のルールなんです。
それはどういうことかというと……
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posted at 01:42:12
基本、改造人間同士の戦いでは、触られたら、死ぬ。
ショッカーの普通の改造人間は、一回触られたら死ぬ。
仮面ライダーや幹部クラスは数回触られたら死ぬ。※いちどでは死なない。
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posted at 01:44:06
映像だと、言い方は悪いですけど、適当な殺陣をラフに撮っても、らしく見えるわけですよ。なにしろ本物ですから。ただ、小説で、「殴った」「蹴った」ばかり書くわけにもいかない。どう殴った、どう蹴ったか詳しく書いてもそれは同じことで。
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posted at 01:48:06
だけど、そうなると、ひとつひとつのアクションがよくも悪くも重くなってしまう。となると、アクションの手数を減らす必要は出てくる。そこから自然に導きだされたのが、居合いの達人同士が対決する、みたいなイメージなわけです。あー、長くなりました。すいません。
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posted at 01:50:34
でも、どうして小説ではアクションがああなっているのか? については、たぶん書いたのは初めてかも。
ちなみに『仮面ライダー』以外も、多少のぶれはありますが、自分の作品ではこうしたルールは作ります。
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posted at 01:51:45
ちなみに『愛と誠』で小学生の僕がいちばん痺れたのは、誠がスクラップ工場のねぐらに帰って、部屋に(常温で)置きっぱなしの瓶コーラを、王冠を口で噛んでとって呑むシーン。いやいや、王冠はどうでもいいの。常温の温いコーラを平気で呑むとこ。大人やべーって思いましたね。
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posted at 02:04:21
はーい、ええと、『希望1972』の浜岡正午(後々ガニコウモル的なものになる)の故郷の寒村で戦うシーンと、『流星1973』の最後のほう、本郷と〈芽〉の少女たちが逃げ込むお屋敷のくだりがありますよね。
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posted at 02:08:32
後年ですが、『仮面ライダー響鬼』で『必殺4』のアクション監督もやってる金田治監督が撮った、威吹鬼と乱れ童子が山間の小屋をぶっ壊しながら戦うシーンはもう興奮しましたね。
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posted at 02:15:17
いや、ないんですよ。それは。出してくれる出してくれない以前に、今はもうなんにもないです。間の話なら、と思うんですが、それくらい。でも、試しに話は考えたことあるんです。間の話。
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posted at 02:26:39
これは石森プロさんにも東映さんにも関係のない、妄言なので、その点だけは留意して頂きたいんですが。えー、タイトルも決めてたんです。
……『1972夏 魔王』。
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posted at 02:28:42
『仮面ライダー1971-1973』を書き上げた後、「エターナルコレクション」というライダーのサントラを聴いていたんです。菊池サウンドですね、ドンドンドコ脳に来ますよ。それを聴きながら、(゜Д゜)と思ったのです……
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posted at 02:30:08
闇の中からぬっと顔を出す異形……不安。人外の恐ろしさ。科学が生み出したもののはずなのに、どこか呪術めいた存在……それをいちばん端的に伝えている菊池サウンドが!
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posted at 02:33:10
それも当然で。小説版は「原作」をアップデートする際に、とりあえず仮面ライダーもショッカーの改造人間も、いちど日の光が当たるところに引っ張り出して、理が通った存在にする、という手法で構成されているんですね。だから、菊地サウンドと親和性がないんです。でも!
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posted at 02:35:02
ルリ子の家のある場所は、昔よく遊びに行った同級生の小森君の家、つまり「勇者ライディーン」や「忍者キャプター」の作曲家・小森昭宏先生の家があったところがモデル。今はもうないそうですが。
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posted at 02:45:25
本郷とルリ子が出会うでしょ……で、どうなるのか? みたいなシミュレーションをして、演繹して……たぶん、ルリ子は当初、あそこまで活躍する予定ではないですよね? よねって……あれは美代子と組ませることを思いついたあたりから、膨らんでいったはず……
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posted at 03:00:13
出物としては、ゲルショッカーの怪人を出したら、みんな驚くだろうと。だけど、あの世界観だと、はい合成怪人てわけにもいかなかったんで、ずいぶん遠回りをして……そこで浜岡正午の話ができて……
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posted at 03:01:45
ルリ子がショッカーに近い存在という設定も、最後、ああいう形でショッカーと戦う宣言に持っていくためですよね。ただ緑川教授の娘、という設定だと無力すぎて、そうはできないし。藤兵衛も同じことですね。
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posted at 03:03:30
稲葉先生のブログにもありましたけど、「希望1972」では本郷がいろんな人と出会う。ただ、肉体的にはいちばん怪物的な本郷に対して、その人たちは精神的というか、中身はずっと怪物である(いい意味でも悪い意味でも)……と、そんなことをしたかったんですね。
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和智ちぇんちぇいったら、Dチームの話もしないでおねむなの? 電磁槍を携えた蠍男は、サソリジェロニモJr.がモチーフなのか、それとも完全オリジナルなのか。そこをハッキリしてもらわないと、何も始まりませんぞ。大使ですぞ。
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posted at 03:15:24
ゴジラはわざわざtwitterで敵サーチして「うわーww」とか思えるけど、スター・ウォーズに関しては本気で気にくわないファンは目にも触れたくないから、ここらへんが自分の中での違いかもしれない。
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posted at 03:26:18
『流星』冒頭。Dチームを瞬く間に倒すところ。ぐーんと白いマシンが迫ってきてメチャクチャ強いというのは、同じく三部作の三つ目で、あの、ほら、コンスコンとかが焦る……あれに韻を踏んでるんです。ホントです。ラストシューティング。
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昨夜は『仮面ライダー1971-1973』の大量ツイートにおつき合い頂き、ありがとうございました。まとめもして頂いて、助かります……でも、推し変の話まではいいじゃないか(;´Д`)
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