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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 現在地 涅槃
  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2013年01月18日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月18日

そして、そんなカオスな状況にも拘わらず「ひどいわ、ひどいわあ!」と叫びながら最後に美味しいところを全て持っていってしまったヴァニスのトップ、リリー様が素敵過ぎる。決して普通の本読みにはお勧めできないが、自分のようなキワモノ好きであればあえて傑作と言いたくなる作品である。

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posted at 19:20:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月18日

「オ・ト・コ・なんてえ!」というどこかで聞いたセリフと共にビームやナイフ、弾丸が飛び交う女たちの激しいバトル、濃硫酸&電動ドリルファック、果ては巨大メカ登場(!)と、ツッコんだら負けと言わんばかりの怒濤のラインナップが素晴らしい。

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posted at 19:20:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月18日

ある夫婦がヴァニスの娼妓たちによって半殺し&去勢されたあたりから話はおかしくなり、夫を娼妓に奪われた女たちがビームサーベルやビームライフルで武装しヴァニスに攻め込んできて以降はもう完全に作者が読者を笑い殺しにきてるとしか思えないくらい、ひどい展開(誉め言葉)が待っている。

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posted at 19:19:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月18日

……というのは作者の弁だが、まあ物は言いようである(爆)。確かに第一部に関してはいつもの友成節であるエロス&スプラッターを交えつつも、一応娼妓たちの暮らしぶりを描いてはいると思う。所々頭のおかしさを感じるものの(!)、まだ書きぶりは大人しい……が、問題は第二部以降である。

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posted at 19:19:20

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月18日

友成純一「宇宙船ヴァニスの歌」読了。銀河連邦の辺境をさまよい、女日照りの開拓移民に春をひさいでいる宇宙娼妓船ヴァニス。第一部では宇宙空間での娼妓たちの暮らしぶりを短編オムニバス風に、第二部では某開拓惑星を例に彼女らの春をひさぐ実態をドキュメント風に描く。

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posted at 19:18:55

2013年01月17日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月17日

確かに本作のトリックは島田荘司作品にも似た趣がある。とはいえ、どちらかというとミステリよりも登場人物の悲哀に主軸が置かれており、トリックは驚きよりもドラマを盛り上げるための演出の一環という印象が強い。本作は事件を通して描かれる人間ドラマが読みたい人には打ってつけの作品である。

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posted at 18:56:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月17日

本作は最初から犯人が分かっている倒叙形式を採用しており、ミステリとしてはアリバイトリックがメインになる。なおトリックに関しては「本件ミステリ・フラッシュバック」で市川尚吾氏が「ロマンがある」と称しており、実際自分も読んでみて同様の感想を抱いた。

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posted at 18:56:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月17日

池田雄一「不帰水道」読了。昭和41年暮れ、九州南端に近い指宿の海岸で代議士秘書の他殺体が発見された。程なくして捜査線上に一人の容疑者が浮かぶが彼には鉄壁のアリバイがあった。やがて事件は迷宮入りとなり捜査本部は解散。だが一人の老刑事だけは時効の壁と戦いながら執拗に犯人を追い続ける。

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posted at 18:55:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月17日

そして終盤に明らかになる、ある事件の犯人を特定するロジックはシンプルながらも説得力がある。派手な仕掛けこそないが、所々に作者の技巧が窺える、プロット型本格の隠れた良作である。

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posted at 14:19:22

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月17日

何もかも失い、長らく夢と幻の世界を彷徨っていた男が、消えた妻の行方を追って一人奔走する物語。その展開は驚きの連続であり、いい意味で先の読めない物語になっている点もさることながら、それをミステリとしても巧く活用しているのは○。

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posted at 14:19:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月17日

司城志朗「存在の果てしなき幻」読了。九歳になる娘が事故に遭ったという知らせを受けて会社社長の麻宮が病院に駆けつけると娘は入院しておらず、首を傾げながら家に戻ると妻はいない、犬もいない、預金通帳も判子も権利書もない。挙げ句の果てには会社すらもなくなり、代わりに妻殺しの容疑が……。

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posted at 14:18:48

2013年01月16日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月16日

個人的に最も感心したのは密室の扱いで、魅力的な謎と手掛かりを両立させてしまった手腕が素晴らしい。タイトルが内容と合ってなかったり、些か丁寧に書きすぎて途中で読めてしまう可能性はあるものの、この一発ネタに全てを賭けた作者の心意気は大いに買いたいと思う。

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posted at 21:24:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月16日

まず本作は社会派推理と銘打たれているが、読み終わってみるとそのレッテルが見事なまでに的はずれであることがよく分かる。全てはある大胆な仕掛けを成立させるために書かれており、それは紛れもない本格ミステリの構成である。

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posted at 21:24:26

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月16日

長井彬「連続殺人マグニチュード8」読了。東海大地震襲来のXデーを水野東工大教授が予測し世間が騒然とする中、水野教授と対立する東大地震研の木村教授が何者かから脅迫を受ける。そして、それを皮切りに木村教授の周辺で起きる奇怪な事件の数々。殺人、放火、人間消失……果たして事件の真相は?

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posted at 21:24:03

2013年01月13日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月13日

動機に関してはこの時代ならではというものだが、こちらも一捻りすることにより意外性を齎すことに成功している。加えて真相を知った上で読み返してみると、受ける印象がガラリと変わるプロローグも巧い。派手さはないが、地味に構図の反転が決まった良作である。

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posted at 16:59:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月13日

なんというか地味に良くできた作品。転落死したはずの男が同時刻に別の場所で死んでいたという魅力的な謎は中盤であっさりと明かされてしまうが、そこから更に一捻りさせて終盤のアリバイトリックの解明に繋げている点が実に秀逸。

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posted at 16:58:23

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月13日

長井彬「函館五稜郭の闇」読了。函館立待岬で転落した男が翌日、函館山で服毒死しているのが発見された。しかも男が死んだのは転落するのが目撃されたのとほぼ同時刻だった――。この不可解な謎を追うカメラマン・栗栖の前に土方歳三の研究者だった父を殺した犯人を探しているという女が現れて……。

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posted at 16:57:53

2013年01月10日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月10日

あとがきによると、本筋の物語の方も次回で完結とのことなので、本作の余韻に浸りつつ、最終巻を楽しみに待ちたいと思う。

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posted at 21:16:33

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月10日

5巻から始まった“銀幕”編完結……というか、前回で決着がついたものとばかり思っていたので、まだ続いていることに普通にびっくりした(爆)。とはいえ読み終わってみれば今回はちゃんと相手の心理を巧く利用した奇策が用意されていたので、個人的には非常に満足。

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posted at 21:16:16

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月10日

御影瑛路「空ろの箱と零のマリア6」読了。箱〈罪と罰と罪の影〉を使って人々を傀儡化し世界を支配しようとする醍哉と、箱〈願い潰しの銀幕〉を展開し醍哉の心を折ろうとする一輝。“零のマリア”を巡って衝突する二人のうち、世界を救う/変えるのは果たして――。

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posted at 21:14:51

2013年01月09日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月9日

願わくは作者にはそろそろ小説だけではなくミステリとしても傑作といえる作品を書いてほしいと思う。

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posted at 22:26:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月9日

その一方で本作は若きピアニスト、ヤン・ステファンスの成長物語の側面もあり、音楽小説としては間違いなく傑作と言ってもいいだろう。但しミステリとしてみると、真っ先に読者が疑うであろう可能性をそのまま真相として持ってきているのは正直いただけない。

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posted at 22:25:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月9日

前作「スタート!」を読んだ時も思ったが本作はぶっちゃけミステリ部分がどうでもよくなるくらい小説として面白い(爆)。何と言っても演奏描写が素晴らしく、さながら文字の一つ一つから音が伝わってくるかのような錯覚すら覚える(特に圧巻なのが盲目のピアニスト・榊場の演奏シーン!)。

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posted at 22:24:09

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月9日

中山七里「いつまでもショパン」読了。ポーランドのショパン・コンクール会場で発見された他殺体は手の指を全て切り取られていた。更に会場周辺で多発する世界的テロリスト・通称「ピアニスト」による爆破事件。果たしてコンクールと事件の行方は……?

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posted at 22:23:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月9日

かといってこれを抜くと、いつも通りとしか言いようのない話になってしまうし……。それなりには読ませるが、いい加減このパターンの話は食傷気味なので、そろそろ違うタイプの作品を切に望む。

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posted at 22:23:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月9日

うーん……。本作は昨今の道尾作品の中ではまだミステリしている方ではあるものの、以前のミステリ作品と比べると、非常に中途半端な印象を受ける。伏線はそれなりに張っているのだけど、正直このミステリ要素が物語的にいるのかと言われるとかなり疑問。

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posted at 22:22:34

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月9日

道尾秀介「笑うハーレキン」読了。家具職人・東口は経営していた会社も家族も失い、川辺の空き地で仲間と肩を寄せ合い日銭を稼ぐ日々を送っていた。そこへ東口の弟子になりたいという奈々恵が現れたのを機に東口の生活が徐々に変わり始めていく。だがある時、仲間の一人に異変が……。

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posted at 22:22:06

2013年01月08日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月8日

そして一見奇抜に思える同人誌をまるごと一冊挿入するという本作の構成も、読み終わってみるとコミケという舞台に適した作者のある仕掛けによるものだということが分かる。これに関しては怒る人もいるかと思うが、個人的にはこの設定だからこそできた仕掛けとして大いに評価したい。

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posted at 14:47:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月8日

何から何までコミケ尽くしという作者のデビュー作。本作を読んでまず実感したのはコミケという舞台が意外とミステリと相性がいいという事実であり、その新発見とも言える感覚はプロレスという同じようにミステリとは縁がなさそう題材を扱った伯方雪日「誰もわたしを倒せない」にも通じるものがある。

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posted at 14:47:26

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年1月8日

小森健太朗「コミケ殺人事件」読了。美少女戦士が活躍するSFミステリ「ルナティック・ドリーム」。その結末を予想したサークル「大きなお茶屋さん」の同人誌「月に願いを」の中に殺人予告状が挿入されているのが発覚した矢先に、コミックマーケットの会場でサークルメンバーが次々と殺されていく。

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posted at 14:47:05

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