高水ふくちょ🦎
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2014年09月29日(月)
非公開
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カインツはおばさまに人気がありそう。イブマリーは何故か小さい子に好かれそう。カインツが抱っこするとグズるい子も、イブマリーが抱っこすればほらおとなしく！！！
「これでも私、ネイト育てたもの」(ドヤ顔)
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posted at 13:45:09
むかしむかし、あるところに、とても可愛らしい男の子がいました。
ある時、その男の子の義母さんが赤いビロードの布で、男の子の被るずきんを作ってくれました。
そのずきんが男の子にとても似合っていたので、みんなは男の子の事を、『赤ずきん』と呼ぶ様になりました。
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posted at 13:54:03
ある日の事、お義父さんは赤ずきんを呼んで言いました。
『ネイ……赤ずきんよ、お前の義母がご病気になって寝込んでしまっている。あれはお前をとっても可愛がってくれたのだから、お見舞いに行きなさい。きっと、喜んでくれるだろう』
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posted at 13:54:36
『ならば、このケーキと、上等なブドウ酒を一本持って行け』
赤ずきんがお義母さんの所へ一人で行くのは始めての事だったので、お義父さんは心配でたまりません。
でもお義父さんには用事があって、一緒に行けないのです。
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posted at 13:55:26
『よいか、途中で道草をするなよ。それから、オオカミに用心しろ。オオカミはどんな悪い事をするかわからん、話しかけられても無視をするのだぞ』
「うん。大丈夫だよアーマ」
『お義父さんと呼べ』
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posted at 13:55:46
お義母さんの家は、ここから歩いて三十分ぐらいかかる森の中にありました。
その日はとても天気のよい日で、赤ずきんがスキップしながら歩いていると、そこへオオカミが現れたのです。
「こんにちは。赤いずきんの可愛らしい、赤ずきん」
オオカミはニコニコしながら、赤ずきんに話しかけました。
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posted at 13:56:38
赤ずきんはお義父さんに言われた事を思い出しましたが、動物好きの赤ずきんには、
（うわっ、シャオだ……）
ニコニコしているオオカミが悪い動物には見えません。
「……こんにちは、オオカミさん」
赤ずきんが返事をしてくれたので、オオカミは不気味に微笑むと尋ねました。
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posted at 13:57:12
「赤ずきん、今からどこへ行くの？ たった一人で」
「あのね。母さんのお家だよ。母さんが病気だから、お見舞いに行くの」
「そうかい。それは偉いね。…おや？ そのバスケットの中には、何が入っているのかな？」
「ケーキとブドウ酒だよ。母さんのご病気が早く良くなる様に持って来たの」
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posted at 13:59:06
「なるほど、それでどこだい？ お義母さんのお家は」
「森のずっと奥の方なんだ。ここからなら、歩いて十五分くらいかかるかな」
「十五分か……」
オオカミは、ちょっと考えました。
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posted at 13:59:38
「ねえ赤ずきん。お義母さんの家に行く前に、周りを見てごらんよ。
こんなにきれいに花が咲いているし、小鳥は歌っている。
せっかくだから、楽しく遊びながら行ったらどうかな。たとえば、花をつむとか」
赤ずきんは、オオカミの言う通りだと思いました。
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posted at 14:00:51
花をつんで持って行けば、おばあさんはきっと喜んでくれるに違いありません。
「そうだね、シャオ、あなたの言う通りだ。僕、お花をつみながら行くよ」
「オオカミだよ」
赤ずきんはさっそく、色々な花を探し始めました。
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posted at 14:01:38
さて、赤ずきんと別れたオオカミは、そのまま真っ直ぐ、お義母さんの家へ行きました。
トントンと、戸を叩くと、
「はいはい。どなたかしら？」
と、非常に棒読みな、お義母さんの声がしました。
オオカミは、幼い男の子のような声を出しました。
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posted at 14:02:32
「赤ずきんだよ。ケーキとブドウ酒を持って来たの。開けてちょうだい」
それを聞いたお義母さんは、うれしそうな棒読みで、
「あら、赤ずきんなの。カギはかかってないわ。入ってちょうだい。私はベッドから起き上がれないの」
「そうかい、それじゃあ遠慮なく」
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posted at 14:03:14
「きゃー」
オオカミは、怖さのあまり非常に棒読みな悲鳴をあげ、気を失ってしまったお義母さんの着物とずきんを取ると、婚約許可書に拇印を押させ、あとはパクリと、お義母さんを丸飲みにしてしまいました。
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posted at 14:04:16
「…出番、終わったかしら」
「うん。あとはベッドの下にもぐっていて」
「ここ狭いのよね」
それからオオカミは、お義母さんの着物を着て、お義母さんのずきんをかぶり、ベッドの中へ潜り込みました。
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その頃、赤ずきんはまだ花を取っていましたが、やがて手に持ちきれないほどたくさん取ってしまうと、やっとお義母さんの家へ行く事を思い出しました。
「そうだ、急いで行かなくちゃ」
お義母さんの家に行ってみると入り口の戸が開いていたので、赤ずきんは不思議に思いました。
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posted at 14:06:44
「どうしたんだろう？ 母さんは、いつも戸を閉めておくのに」
赤ずきんが家の中へ入ると、いつもと違った、変な匂いがする様な気がしました。でもそれが、オオカミの匂いだとは気がつきません。
部屋の奥のベッドには、お義母さんが寝ています。
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posted at 14:07:18
「こんにちは、母さん」
赤ずきんが大きな声で挨拶しましたが、何の返事もありません。
赤ずきんは、ベッドに近づきました。
(あれ、母さんの様子が変。病気でこんなになってしまったのかな？)
赤ずきんは思い切って、お義母さんに尋ねてみました。
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posted at 14:07:55
「母さん、母さんの耳は、ずいぶんと大きいんだね」
すると、お義母さんに化けたオオカミが言いました。
「そうだよ、貴方の優しい言葉が、よく聞こえる様にね」
「それに目が大きくて、光っている。何だか怖いよ」
「怖がる事はないよ。可愛い貴方を、よく見る為だから」
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「それに、母さんの手の大きいこと。母さんの手は、こんなに大きかったかなあ」
「そうだよ。大きくなくちゃ、貴方を抱きしめてあげる事が出来ないもの」
「それから何と言っても、その大きなお口。母さんのお口があんまり大きいから、びっくりしちゃった」
「そうとも。大きくなくちゃ、貴方へ…」
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「……クルーエル・ソフィネット。まだ貴女の出番ではないはずだよ」
「あなたがいきなり台本にない展開を始めたんでしょ！ ネイトから離れなさい！」
いつもこの森で狩りをしている猟師さんが、憤怒の表情で小屋に飛び行ってきたのです。
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posted at 14:11:40
「く、クルーエ…猟師さん落ち着いて…」
「ネイトどいて。そいつ殺せない」
「クルーエルさん！？」
「構わないよネイト。自分もいつかクルーエルとは決着をつけなくてはと思っていたんだ」
ゆったりと、オオカミの衣装を脱ぎ捨てながら、シャオがベッドから起き上がります。
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posted at 14:12:20
「表に出なさいシャオ！」
「勝った方がこの後でネイトとデート。それで構わないね」
「上等よ！」
「ああ……劇がめちゃくちゃだ……」
赤ずきんは、二人の喧嘩を前に頭を抱えてしゃがみこみます。
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posted at 14:13:15
「ネイト。ケーキが痛む前に冷蔵庫に入れておくのよ」
「母さんもまだ出てこないで！？」
ベッドの下で次の出番を待っていたイブマリーも、飽きてきたのか、当然のごとく姿を現しました。
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posted at 14:13:42
「二度とその減らず口が叩けないようにしてやるわ……！」
「一週間ぐらいネイトを独り占めしたいから、しばらく貴女には寝込んでいてもらおうかな」
「ところでネイト。今日の夕飯の買い出しをアーマに頼んでるんだけど、見なかったかしら？」
「イブマリー、こっち向いてー！（ｶﾒﾗﾊﾟｼｬｯ」
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posted at 14:14:53
登場人物全員が、好き勝手にやりはじめた状況を見て、赤ずきんは自分に言い聞かせるのでした。
（……もう二度とこの顔触れで劇なんてやるもんか……！）
お し ま い
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「ナース服を用意したんだ」
「どこからよ……」
「この時間なら、ネイトはぐっすりと眠りこけているね」
「───行くわよシャオ」
「（クルーエルの背中から歴戦の戦士のような風格を感じる）」
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posted at 14:32:08
非公開
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出来ました！！！！ RT @Selah_Nesia: ナース服ネイト君くれないならスク水クラウスをごめんなさいやっぱりいらないです。 pic.twitter.com/hQ8MoUsndb
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posted at 18:56:40
墓から顔出したボン@太もも即負けTier @hayate874
スク水が一番似合う黄昏キャラはミオだと思う。異論は認めるし何言ってんだこいつって視線も認める
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posted at 19:23:07
