あやめ@捻れた世界と時間遡行軍と戦う世界と猫世話係
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- 自己紹介 刀剣乱舞とtwstの深い沼底在住戦国畑産成人済(30↑)審神者兼監督生兼お猫様の下僕。ミュもステもアニメも好き。not腐。刀の推しは月と鶴と源氏と🐉他、twstは🦁🍩🐉⚔️🌹♥️🐺 RTのみや迷惑垢は報告→ブロック。無言フォロー失礼します(舞台チケットの応募券は交流のない方にはお譲りしません)
2022年10月28日(金)
限界だったのか、そのまま眠ってしまった。彼は彼女を見つめ、やがて大きな溜め息を吐き、
「……この酔っ払いが」
やはり、絶対に連中のいる前では酒を禁止しなければ。けれど、
「……二人だけの時なら、許してやるよ」
彼女の髪を撫でながら、ライオンはそう、優しく言ったのだった。
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posted at 22:40:18
この船には彼女に手を出すようなバカはいないが、陸に降りたら分からない。ダメなものはダメと教えておかなければ。
「……じゃあ、あなたがいる所ならいいのね」
「は?」
眠そうに瞬きをする彼女を思わず凝視すると、
「……だって私、あなたといるもの……」
ふわふわとした口調で呟き、
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下ろしたままの髪を撫でる。いつものように振り払われることも避けられることもなく、大人しく手を受け入れている彼女は、やはり酔っているのだろう。
「金輪際、俺のいない所で酒飲むなよ」
「どうして?」
「どうしてもだ」
こんな無防備な状態、うさぎがパイ生地背負って座ってるようなものだ。
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ハイエナが腕を組んで、それはそれは良い笑顔で彼らを見下ろしていたのだった。
部屋に着いた時には、もう腕の中のうさぎは船を漕ぎ始めていた。ベッドに寝かせると、ふっとその目が開く。
「寝てろよ、酔っ払いうさぎ」
「……酔ってなんかないもの」
心外だと唇を尖らせる彼女に苦笑して、
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「どこぞのハイエナにミンチにされるから気を付けな」
「……は?」
ニヤリと笑うライオンは、機嫌良く尻尾を揺らしながら食堂から出て行った。それを呆然と見送っていたが、赤髪の新人はハッと気付いた。
「ヤベっ……!」
慌てて逃げようとするが、時既に遅し。彼らの後ろには、フライパン持った
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「お前ら」
「は、はい」
突然話し掛けられ、もう視界から消えていたものだとばかり思っていた正座待機達は背筋を伸ばした。
「今回はこれで許してやる……が、次に俺のいない所でコイツに酒飲ませたら……」
鮫の餌にされるか、はたまた海の藻屑となるか。続きの言葉をつばを飲んで待っていると、
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向こうで酒を飲んでいた船員が思い切り吹き出した。派手に噎せていて、ものすごく苦しそうだ。
正座待機でなく酒を飲んでいたら、きっと自分達もあぁなっていただろうと新人達は思った。
「仕方ねぇな」
口調とは裏腹に、その声はやはりなんだか満足気で。彼女を抱き上げる仕草は丁寧だった。
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posted at 22:40:14
ふわふわした声は不思議そうで、敬語ではない口調がなんだか物珍しい。
「ここには部屋が山ほどあるからな。お前が行きたい部屋がどこか、俺には分からねぇよ」
嘘つけ。それを聞いていた船員全ての心が、同じことを思った。すると、
「そう……。あなたのお部屋に戻りたいの。ベッド行きたい」
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きっと気の所為ではない。
自然に背中と腰に回された彼の手は、いつものように振り払われることはなかった。
「……お部屋戻りたいの」
「部屋?どこの?」
完全に酔っているらしい彼女に言わせようとして、わざと聞き返すライオンは絶対に悪い顔をしているに違いない。
「……分からないの?」
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突かれている方は堪ったものではないだろう、嫌です止めて触らないでといつも怒っている。そんな彼女が、我らが船長――彼女にとっては超A級の危険人物――に抱き着いた。全員、目を疑った。
「……どうした?」
ざわり。聞いているこちらが鳥肌が立つような、低い艶声。どこか優しげに聞こえたのは、
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posted at 22:40:12
驚いたのは本人ではなく、起きていた船員達だ。
誰にも懐かない小兎のような彼女が一番警戒しているのが、何を隠そう船長である彼なわけで。
彼は彼女を何かといったら、からかって遊んでいる。わざと突いて怒らせているようにも見え、船員達はアレを“好きな娘に意地悪するガキ”と思って見ている。
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posted at 22:40:12
が、しかし。彼女がおもむろに顔を上げ、彼を見上げた。
「……」
寝ぼけ眼の彼女を同じように見返していると、彼女はよろよろと立ち上がって、彼に向かって歩いて来た。
「っ、おい……」
危なげな足取りに近付いて止めようとすると、ぽすんと彼女は彼の胸に抱き着いた。
「っっ!?」
それを見て
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posted at 22:40:11
酒瓶を抱いて眠っている。酒盛りが好きな癖に大多数が酒に弱いという、何とも間抜けな連中だ。
今回のことも酔払いの所業だから、そう目くじらを立てることでもない。ないのだが。
振り返って彼女を見る。大人しく眠っているうちに部屋に運んでしまおうか、その方が“色んな被害”を防げるだろう。
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posted at 22:40:10
しかし新人の叫びも虚しく、彼女は注がれたサングリアをジュースだと勘違いして飲んだ。きっと早く部屋に戻ろうと思ったのだろう、それはそれは良い飲みっぷりだった。
そして、今に至る。
「…………すんません、船長」
項垂れる新人に溜め息を吐いて、ぐるりと食堂を見渡す。
船員達は皆、
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posted at 22:40:10
彼女のグラスに酔った船員が飲み物を注いでいる。それは問題無いが、注いでいる飲み物が大問題だ。
あれはサングリアだ。酒だ。飲みやすいからとつい杯を重ねてしまうが、紛うことなき酒だ。
「ちょっ……まっ……!!」
船長と参謀から、“彼女を飲酒させることを禁ずる”と厳命されていたのに。
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posted at 22:40:09
気持ちの方が強いのだろう。そんな彼女に船員達が話し掛ける様子が、懐かない小兎を構う大人達のように見えて、彼女とは親しいと言えるだろう新人達は苦笑した。
時間が経ち、そろそろ彼女は部屋に戻るだろうとそちらを向くと、
「……。…………んんっっ!!??」
思わず2度見してしまった。
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posted at 22:40:08
恐る恐る、彼は口を開いた。
「いや……あの、普通に飯食ってたんスよ、最初は……」
そう、最初はいつも通りの酒盛りだった。
彼女は腹ペコの相棒に連れられて食堂にやって来た。船員達に話し掛けられるも、やはりどこか居心地悪そうに座っていた。随分ここに慣れてきたとはいえ、まだまだ警戒する
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posted at 22:40:07
警戒心の塊のような彼女が、男共に囲まれて無防備にくうくう眠るなんて有り得ない。その近くのテーブルで幸せそうに、
「……もう食べられないんだゾ……」
寝言を言っている彼女の相棒が眠りこけていた。ボディガードはどうしたと呆れてしまう。
もう一度溜め息を吐いて、船員達を見下ろした。
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posted at 22:40:07
名指しされた赤髪の新人は飛び上がって返事をし、心の中でオレかよと絶望する。その他の船員達は尋問から逃れられたことに心の中でガッツポーズした。
「……はい、船長」
「俺のうさぎは何がどうしてあぁなってる」
親指で示した先には、テーブルに突っ伏して眠る彼女――異世界からの客人が居た。
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posted at 22:40:06
監督生に、『今年のハロウィンはどんな仮装をしようかな!』と相談された時の反応↓↓↓
(♥♠🌹♣️♦、🐺🦁🐆、🐙🐬🦈、🐍、💀、🎭)
#twstプラス
※溺愛+甘々注意
♥「皆、監督生に着て欲しい服を提案してるだけじゃんw」
(4/4) pic.twitter.com/zFgcwUVZqN
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posted at 22:19:37
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監督生の身体のどこかを撫でないと出られない部屋に閉じ込められたらどうする?(再掲)
【🌹(🥀)❤♠️♣️♦️🦁🐆🐺🐙🐬🦈🦦(🦂)🐍👑🏹🍎💀🤖🐉(🐲)🦇⚔️⚡️】
⚠︎誤字脱字
⚠︎キャラ似非&崩壊
#twstプラス
#twst夢
#ツイステプラス
#ゆっぴのtwstプラス pic.twitter.com/4SrhoGH460
タグ: twstプラス twst夢 ゆっぴのtwstプラス ツイステプラス
posted at 21:57:22
「君たちは派手に動きすぎた。そのせいで審神者が刀剣男士と共に活動を始めた2015年にその存在を消すべく遡行軍が動き始めた。狙いは審神者諸君」
「審神者を守れ」
的な
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posted at 21:52:26
つばめ25号【ツイステ垢】 @5vyqMf2ItTU936W
【お題箱より】
「ジャックと監督生がグリムを追いかけてるところお願いします!」
#ツイステファンアート pic.twitter.com/mnLVyLlS05
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posted at 21:33:28
いつもの女監督生以外の監督生たちもある程度になったのでまとめてきました~
創作監督生まとめ | 雪緒/砂糖菓子 #pixiv www.pixiv.net/artworks/10230...
タグ: pixiv
posted at 21:18:33
【ツイステ】公式ビジュアルブック3、これ今までで最も身長差分かりやすい一覧では!? #ツイステ #ヴィランズ twstsoku.com/archives/xlu9s...
posted at 21:00:46
みんな大好きリドルくん✨
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#ツイステファンアート pic.twitter.com/xE5ms1VskU
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posted at 20:50:41
【今後の予定公開】
11月の今後の予定を公開いたします。詳細および11月以降の予定は改めてお知らせしてまいります。引き続き『刀剣乱舞ONLINE』をよろしくお願いいたします。
#刀剣乱舞 #とうらぶ pic.twitter.com/Gj5cp4GwL0
posted at 20:50:33
【それじゃ意味がないだろう…】
※再掲です!
キョンマレのホーム画面の台詞を一部お借りして勝手に捏造した🐉🌸😌😌😌
ハロイベ最&高だった……
⚠️マレ監♀
⚠️監督生顔あるし喋ります
⚠️一部ホーム台詞ネタバレあり
#ツイステプラス
#twstプラス
#twst_NL pic.twitter.com/lUZ2SwyvwP
posted at 20:50:17
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ー さぁ、踊りましょう?
グロリアスマスカレードアズール🐙
#twstファンアート #ツイステファンアート pic.twitter.com/z6MMFxWM7v
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posted at 20:01:24
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マスカレードシルバーくん
#ツイステファンアート
#グロリアスマスカレード pic.twitter.com/piRx9rnmGo
posted at 19:04:00
一番くじ(BANDAI SPIRITS) @ichibanKUJI
⋱ 店舗検索ページ公開しました ⋰
一番くじ 『ディズニー ツイステッドワンダーランド』 第七弾
お近くの店舗を事前にチェック👀
bpnavi.jp/s/kuji/pc/ssc/...
人気イラストレーター「煮たか」氏が手掛けた一番くじオリジナルイラストで、寮生22人の寮服姿をラインナップ!
11/5(土)より順次発売予定! pic.twitter.com/1ODr3mNnS4
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posted at 18:45:28
ジャミル「かわいそうに」
グロマスオクタで4コマ
※アズールホームボイスネタバレ
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posted at 18:05:22
【告知】
10月31日16:00より、グロリアス・マスカレード2章を配信いたします。
また、ハロウィーン スタンプミッション第2弾も下記日程にて開催いたします。
■開催日時:10月31日16:00~11月7日14:59
詳細はゲーム内お知らせをご覧ください。
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posted at 18:01:51
レオ監 🦁🌸
呼んだだけなのに、不意打ち食らってしまった🦁
※男装監督生顔あり
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遊音@社畜月間のため低浮上 @6GByDTeuCWB16y5
🐉「招待…っ!!」
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【色校公開】
11月25日(金)発売の『小説版 刀剣乱舞無双』のカバー&表紙の色校を公開!
山田章博氏が手掛けたカバーイラスト下には美しい線画が…!
紺色の紙に銀インクで印刷された表紙も、ぜひ手に取ってご覧ください。
⬇️予約受付中
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#刀剣乱舞 #刀剣乱舞無双 #とうらぶ pic.twitter.com/P48myuC3r5
posted at 17:01:28
アズールとジャミルが小さくなる話③
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アズールとジャミルが小さくなる話②
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アズールとジャミルが小さくなる話①
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DELISH KITCHEN - デリッ @DelishKitchentv
【休日ランチにおすすめ!】絶品パスタ6選まとめ
休日のランチにオススメ♪
絶品パスタのまとめです😊
作ってみたいレシピがあれば是非リプライで教えて下さい!
▼詳しいレシピは #デリッシュキッチン アプリで検索!
bit.ly/34bg6PZ pic.twitter.com/D24XaZM7Jh
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posted at 15:00:00
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数年経った監と一年も経ってないラで心境に差が出て欲しいし、ラ先輩可愛い〜!ってされてぶすくれてほしいし、歳が離れたって時間が経ったってやっぱり好きだなぁってなってほしい。まあ監が成人してるのでハードル高いんですけど。ラが成人前だからね。
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posted at 12:57:44
元の世界に帰った監(成人済み)の元にラ(監が帰ってちょっと経った頃)が転がり込んできて、「うわ懐かしい!」ってなる監と「監…くんだ…」ってなる逆トリ読みたい
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posted at 12:55:18
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❤️「告白いつするんすかあの人」
🐆「噛み付くぐらいできんならキスしちゃえば良かったのに」
※監督生顔あり
#レオ監♀
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posted at 07:13:25
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振り返ると完全に眠りに落ちた🦁の綺麗な寝顔が見える。そのくせに絶対離そうとしない🦁の腕がぎゅっと🌸を抱きしめていて、🌸は愛おしいその手にそっと自身の指を絡めて静かに目を閉じる。🦁さんがすぐ寝ちゃうからって大きめのソファーを選んだけどやっぱり正解だったなぁと、頬が緩む🌸なのだった。
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posted at 01:13:17
🦁に腕を引っ張られて引き止められる。うっすら片目を開けた🦁が「…行くな」と眠りに落ちる寸前の小さな声でぼそりと呟く。仕方ないので🌸がソファーに腰を下ろすと、今度は肩を掴まれ🦁の隣に倒れ込む。そのまま後ろから抱き抱えられ「🦁さん…?」と呼びかけても返事はなくて、
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posted at 01:13:17
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「今何してるかも分からねぇような奴みてえだしな」なんて興味無さそうに余裕気に返すが、
「あはは、そうで「何も無かったんだろ?」
「えっ?」「何も無かったんだろ」
と、結局超気にしてる🦁さん
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posted at 01:05:22
「...心まで凍えさせるつもりか...」信じられない、というような表情で近付いてきて「朝飯食ったらもう一眠りしようぜ」と抱き着いて甘える🦁さん
「お前、肩冷えてんじゃねえか」「🦁さんが暖かすぎるんですよ、もこもこ...」
「良い上着にも毛布にもなってやるよ」「...それは魅力的ですね」「だろ」
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posted at 00:59:19
先に起きて朝食を作っている中
「...いつ起きたんだ。何故俺を起こさない」と仏頂面でモコモコフル装備な🦁さんが寝室から出てくるから思わず笑ってしまう。
「何がおかしい」「だって、すごい暖かそう...」
「当たり前だ。お前がいつのまにか隣にいねぇから冷えちまってな」「コーヒー淹れましたよ」
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posted at 00:54:48
🌸親に会う日はきちんと服装とかも気を遣っていた🦁さん
ある日、「...本当に良いんだな」「はい!完璧なドレスコードです!」と、🌸母が2人に贈った可愛いキャラクターの靴下をお揃いで履いて🌸家に遊びに行き
「あらー!履いてくれたの!」「🦁さんそんなのも履くのか!?」といつも以上に歓迎される
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posted at 00:42:51
🌸母帰宅後、「...来るなら言え。」と🦁さんが不機嫌そうに言うので「すみません、あんな早く着くとは...」と怒られるかと思いきや「...お前が選んだものではあるが、あの格好で会うのは無礼に思われてねぇか...?」と気にしている様子なので「え!?今まで以上に好印象ですよ!?」と励ます
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posted at 00:37:44
「あれ!もう着いたんだ!」と🌸が来て「🌸!🦁さんにこんな子供みたいな靴下履かせるなんて...!」と言う🌸母と、その言葉により気まずそうな表情になる大人しい🦁さん
「こど...!?可愛いと思ったんだけど...🦁さんに似てるし...」「えぇ?そうなの...?(🌸にはこうなのかしら」
🦁(もうやめてくれ)
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posted at 00:32:37
「そういうのも履くのね🦁さん」「いや、まさ...🌸サンにもらいました」
「あの子が!でも🦁さんこういうのでも履いてくれるの!?」「...まぁ、俺の為に選んでくれたようなので」
「へぇ〜!...で、何のキャラなのそれ」「ライオンだそうです」
「へえ...?」「...多分」
ゆるい足元を見ながら話す2人
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posted at 00:27:54
「何かご連絡いただいてました?」「🌸には言ったつもりだったけど、この家に電話でもすれば良かったわね...」なんて話しながら思わず足元を見てると「...あ、これは...」と気まずそうに、同じ靴下を履いてる片方の足で足を隠す意味の無いことをする🦁さん
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posted at 00:19:28
どこにいても、出で立ちが変わっても、必ず見つけられる。それは恐らく、彼女も一緒だろう。
「……間違えるはずねぇよ」
自分の番なのだから。
学園長から話を聞いて方方根回しして招待状を手に入れたたのも、彼女の服飾品を全て選んだのも実は自身の恋人だなんて、彼女はきっと、気が付かない。
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posted at 00:08:54
仮面の下の不安そうに揺れている彼女の目が、誰かを探していることは本人は自覚が無いだろう。自分と同じくらいの身長の男を見ては、落胆の色を宿していることにも。
それを見て庇護欲を掻き立てられた野郎共が、声を掛けた瞬間、そちらに足が向いた。牽制だけで済ませたのだから、感謝して欲しい。
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posted at 00:08:54
頷くと、彼は満足そうに目を細めた。
「私も先輩のこと、すぐ見つけられるようになりますね」
「期待してやるよ」
「はい」
まぁ、それでもと彼は言い、
「俺の方が早いけどな」
そこまで想われているのが嬉しくもあり、気恥ずかしくもあるけれど、やっぱり幸せなことに変わりはなかった。
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posted at 00:08:53
「俺は分かったぜ」
「え?」
彼の空いた手が私が着けていた仮面を外し、
「コレがあろうが無かろうが、どこにいてもお前のことを見失うはずねぇだろ」
「っ」
柔らかな眼差しに、心臓が大きく跳ねる。前に言われた言葉を思い出して、嬉しくて顔の締まりがなくなってしまいそうだ。
「……はい」
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posted at 00:08:52
シンプルな出で立ちで、仮面だけが浮いてしまいそうだけれど、決してそんなことは無い。どれもが絶妙に彼の魅力を引き立たせている。
「……だって、先輩がいるなんて思わなかったから……」
先ほどからすれ違う女性が目で追うっているほと、彼は素敵だ。それがなんとなく、心の中がざわざわさせる。
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posted at 00:08:51
確かに彼も学園の関係者ではあるけれど、それでいいのだろうか。不安になっていると、
「それよりお前」
「は、はい」
「最初俺だって気付かなかっただろ」
言われ、ギクリと肩を揺らす。
彼を見上げると、ダークグレーのスーツに黒のシャツ。胸ポケットのチーフと仮面が同じ、ダークパープル。
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posted at 00:08:51
「あの主催者、顔見知りなんだよ」
「そうなんですか?」
「あぁ」
別口で招待状を受け取っていたのだろうと納得したところで、ハッと気付いた。
「私……!挨拶してません!」
学園長の代わりだったのに、絡まれていたとはいえすっかり忘れてしまっていた。
「俺がしといたからいいだろ」
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posted at 00:08:50
私は言った。すると彼は深い息を吐いて、
「……やっぱりお前を一人にすると、碌なことが起きねぇな」
「……返す言葉もございません」
相棒がいようがいまいが絡まれるのだったら、やはり連れて来た方が良かったかもしれない。
「どうして……先輩が?」
彼も学園長に言われて来たのだろうか。
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posted at 00:08:49
先ほどの私のように、後退った。そこには壁が無いから、いくらでも離れられるだろう。
彼は三人をもう一瞥することもなく、私の腰を抱いたまま、会場を後にした。
「あ、あの……先輩、助けてくださってありがとうございました」
私が歩きやすいペースで歩を進める彼――ライオンの王子様を見上げて
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posted at 00:08:49
食って掛かる男性達に、静かに告げる。
「コイツに目を着けたのは褒めてやるよ、良い審美眼だ。が、周りの確認した方が良い。……獰猛な獣がてめぇの雌にちょっかい出されて、牙を剥き出しにしてるかもしれないからな」
ニヤリと笑った仮面の瞳の奥、緑色が鋭く光った。それを見た男性達は息を呑み、
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posted at 00:08:48
男性達が振り向く前に一人の人が彼らの間を縫って入り、私の手を握っていた男性の手をそっと外した。そしてそのまま私をエスコートするように手を取り、腰を抱く。
「お、おい!」
一瞬のことで呆気に取られていた男性達だが、ようやく我に返った時には、私は彼の腕の中。
「……一つ、教えてやる」
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posted at 00:08:47
酔ったように言う彼を止める気配は、他の二人には無さそうだった。嫌な予感がした。
残念ながら、私には彼らに差し上げられるような物は何も無い。とりあえず手を離して欲しいと言おうと口を開いた瞬間、
「失礼」
聞こえた艶のある声に、私だけでなく目の前の男性達の動きもピタリと止まった。
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posted at 00:08:46
そのどちらかだろう。前にこういう場では羽目を外す人もいる、と聞いていたから、もし後者ならば気の毒で仕方ない。
「あの、私……」
そろそろ主催者さんに挨拶して帰りたいと言おうとしたその時、突然一人が私の手を取った。
「っ!?」
「拒まないでください。貴女に出会えた祝福を、私に、是非」
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posted at 00:08:46
のだけれど。
「壁の花となっていた貴女から目が離せなくて」
気を遣ってくれたのだろうこの人に、進んで壁際にいたとはものすごく言いにくかった。
きっとこの人達は、一人でいた私に気を遣って声を掛けてくれたか、それでなければ罰ゲームか何かで私に気のある振りをしなければならなかったか。
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posted at 00:08:45
「仮面を着けていても、貴女の美しさは私を惹き付ける」
初対面の人間にこんなことを言う人、彼の寮の狩人の先輩以外にいるのだと心から驚いた。
「貴女がホールに入って来た時から、貴女を見つめていました」
そんな時から見られていたなんて、思いもしなかった。何か失敗とかしていないと良い
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「…………はい?」
聞き間違いだろうかと首を傾げると、彼の後ろからまたも見知らぬ男性がやって来て、
「おい、抜け駆けはズルいぞ」
「そうだぞ。その人は、僕だっていいなって思っていたんだ」
「早い者勝ちだろ」
気が付いたら私は、知らない男性三人に壁に追い詰められてしまっていた。
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私のすぐ近くに、御伽話の王子様のような格好をした男性が立っていた。
「私……ですか?」
念の為尋ねると、彼はそうですと笑って頷いた。まさかの私だったと慌てて姿勢を正し、彼に向き直る。
「なんでしょう?」
「貴女のような美しい方が一人でいらっしゃるので、つい声を掛けてしまいました」
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posted at 00:08:43
給仕の人に主催者は誰かを聞いて教えて貰ったけれど、色々な人と話していて、なかなかご挨拶に行かれない。
少し待とうかなと壁際に行き、ふぅと息を吐いた。すると、
「そちらの白いドレスの方、お話してもよろしいですか?」
まさか私ではないだろうと壁に寄り掛かると、
「あの」
「え?」
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posted at 00:08:42
『仮面を着けて、普段とは違う自分になってみませんか?』
招待状にはそう書かれていて、この会場にいる人達も全員仮面を着けて、思い思いの衣装を着ている。
ハートの女王のようなドレスを着た女性、道化師のような服を着た男性、騎士のようなかっちりした服の人。
誰もが楽しそうだった。
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posted at 00:08:41
「主催者の友人にペロっと挨拶して、サクッと帰って来て良いので!」
そう言うのなら、自分で行って欲しいと心から思った。
けれど相変わらず私に拒否権なんてなく、頭の天辺から爪先まで全て揃えられて、あれよあれよと迎えの車に乗せられた。
庶民なのだから、こういう席は場違いで仕方ない。
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「申し訳ありませんが、代わりに行ってくれませんかね。私、忙しいので」
その一言で私は学園長の代理として、仮面舞踏会に来ていた。いつも一緒の相棒は、今回ばかりはお留守番。ご馳走が食べたかったらしいけれど、学園長の代理というとんでもない肩書がある今、問題なんて絶対絶対起こせない。
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