unimog
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2016年10月17日(月)
【10/21 新★ハヤカワ・SF・シリーズとSF文庫で同時発売!】
『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン』(ピーター・トライアス/中原尚哉訳)
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きんちゃん@我儘なままDay2 @Morning_KiNYa
別に私自身はアンチではないけど「アイマスがこねてラブライブがついた餅を秋元康が食べに来た」っていう表現クソワロタ
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posted at 13:04:25
非公開
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2016年10月18日(火)
しんきん次期システム構想とは、信金の基幹系システムを全国統一システムに統合する構想で、信金中金と各地の信金の出資で設立された信金情報システムセンター(SSC)が中核となって90年代半ばから開始したプロジェクトだ。03年に次期システムの見直しによってプロジェクトは頓挫し現在に至る
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posted at 00:02:29
信金は、協同系組織で全国におよそ260あまりの信金が、130兆円の預金と60兆円を超える貸出金を抱える組織で、全国組織として全信金、中央系統金融機関として信金中金(SCB)が下部組織として存在する。
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posted at 00:08:56
SSCはこのSCBの子会社の位置づけで、SCBの基幹系と信金の共同システム運用を行うシステム子会社なのだが、しんきん次期システム構想というのは、ちょうど同時期に進められていたJASTEM(農漁協統一システム)やUnity(労金統一システム)の構想によく似ている。
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posted at 00:10:31
信金の場合異なるのは、(次期シス構想が頓挫した今もだが)三つの運用形態に分かれている。一つは自営金庫で、単位信金が自前のシステムを単独で運用しているケース。規模の大きい信金に多く、富士通、日立、Unisysなどのメインフレームを使っている場合が多い。
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posted at 00:16:32
二つ目が、地域共同センターで、東京、大阪、北海道、東北、東海、中国、九州の7つの地区ごとに協同組合方式で結成されたセンターで協同運用する方式で、大半の信金がこれに参加していた。最後に、SSCによる共同システムで直接参加する方式で提供されていた。
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posted at 00:39:43
このような三つの形態のシステムが存在してはいたのだが、言い換えるとSSC直営方式はデ通サ、共同センターは組合方式、自営はベンダーと直接契約してシステムを作るという方式になる。自営は、自前の使用で好きにシステムを維持できるが、コストがかかる。
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posted at 00:42:40
共同方式は、基幹系のほとんどが共同化されているので自由度がないうえに、ベンダー丸投げなのでこちらも協同化している割には結構コストがかかっている。これが信金の長年の悩みだった。
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posted at 00:43:28
そこで、次期シスではコスト削減が大きな目標となり、マルチベンダー方式をとることで30%のコスト削減を目指した。また、システムにオープン系システムを多用することで、調達コストの低減を目指す。
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posted at 00:51:24
ここに、コンサルタントとしてフューチャーが入ってきて次期システムは信金業界だけでなく情報システム業界全体の注目を集めた。特に情報系で採用されるオープンシステム部分には、マイクロソフトがビル・ゲイツが直々に信金業界を挨拶回りして話題になった。
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posted at 00:52:28
勘定系は日立、基盤系をIBMが受注することになり、要件定義が始まった02年ころになってプロジェクトは停滞をしはじめ、結局03年には中金や全信協の介入もあってプロジェクトは完全に暗礁に乗り上げる。原因としては、現在もさまざまなことが言われているが三つあると思う。
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posted at 00:54:58
一つは、プロジェクトの採算が合わないことだ。規模が大きい(一説には2000億円弱の大規模プロジェクト)ので、統一システムを採用する信金の数が少ないと採算が合わなくなる。JASTEMも、予算超過で運営組織が経営破綻して農林中金が引き取ることになったが、そのような事態は避けたい。
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posted at 00:56:54
しかし、大半の信金が加盟する共同システムは、デ通サ契約を結んでいるので新システムを採用すると途中脱退という形になるので、残債をデータに支払う必要がある。金のない信金にはかなり問題で、せめて次期システムが安定稼働した後、現行の契約が切れたタイミングで参加したいところが多かった。
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posted at 00:58:24
次期シスに参加意向は出しているものの、実際の稼働時期には参加しないという信金が多くを占めて、開発資金の回収がままならないという状態になった。これが大きな問題になる。
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posted at 00:59:13
二つ目が、地域共同システムとSSCの深刻な対立。地域共同システムは、それなりに安価にシステムを抵抗していた自負があり、次期システムに対して批判的なところもあった。また、統一システムに地域システムの独自の機能を盛り込むという仕様定義の段階でも対立が生じた。
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posted at 01:00:45
三つめはプロジェクトマネジメントの破綻。フューチャーはあくまでコンサルとして参加しているので、SIではなく、分割発注されたシステムのコントロールをとるベンダーがいなかった。
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posted at 01:02:26
従来の共同システムは、データのデ通サで行われていたが、この高コストシステムを避けるためデータを排除したので、コントロールする者がいない状態でプロジェクトが走り始めた。特に、これは勘定系を受注した日立でコスト超過という問題となって噴出し、最終的にプロジェクトにとどめを刺す形になる
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posted at 01:03:30
ここに至っても、まだフューチャーがプロジェクトマネジメントを行う形で立て直す方向性もあっただろうし(実際そのつもりだったらしい)、勘定系を担当する日立がその任務を請け負う形での巻き返しも考えられたのだが、SSCと7センターの対立問題もあって結局空中分解することになる。
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posted at 01:10:02
プロジェクトのその後だが、SSCと7センターはデータとの契約を更新して現行システムを維持しながら統合方向に進み、7センター派の中核だった東京共同センターがSSCと統合したのを皮切りにSSCと統合化され、全国共同システムは東西二センターに集約された。
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posted at 01:11:28
プライマリベンダーは、結局継続してNTTデータが担当して、メインフレームは各センターのシステムを富士通製GS21超大型メインフレームに集約する方向で進みつつある。
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posted at 01:13:15
一方で、自営信金は共同化に参加するなど独自を放棄するところも増えたが、自主性にこだわって自営を継続するところも多い。現在でもおよそ30金庫弱が自営で、Unisysと富士通が大きなシェアを占めている(IBMと日立もあるが少数)
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posted at 01:16:25
この中でも圧倒的なシェアを誇るのがUnisys。Unisysは、信金向けにOS2200超並列メインフレームで動作する信金向け勘定系パッケージSBI21を提供している。SBI21を中核に、自営金庫の共同センターを全国三拠点で運用していて、20金庫が参加している。
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posted at 01:19:51
Unisysは地銀向けではWindows Serverと、金融トランザクション向けオープンミドルウェアのMIDMOSTを採用したBankVisionを展開していて、オープン系勘定系システムでは最大のシェアを占めている。実はこのシステムは、信金次期システムの反省から生まれたもの
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posted at 01:22:15
【特設サイトできました!】前野ひろみち×森見登美彦、特別対談&『ランボー怒りの改新』の試し読みができますよ〜! sai-zen-sen.jp/sa/rambo/ pic.twitter.com/tNv1EgaKSc
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posted at 15:57:53