ひなた_sk
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2016年07月28日(木)
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かつてのネオサイタマは失われた。既にわかっていた筈の事だ。しかしこの瞬間、不意に彼は、あらためて、ニューロンの深奥で、すとんとそれを理解した。彼の視線の真っ直ぐ先に、それを為した者が背を向け、佇んでいた。赤黒い血の涙は瞬時に火と化して煮え、蒸発し、彼が背に負う赤黒い炎に同化した。
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posted at 23:07:12
「ドーモ。ニンジャスレイヤー=サン」鷲の王はアイサツを行った。「アガメムノンです」「ドーモ。アガメムノン=サン」死神はアイサツを返した。「ニンジャスレイヤーです」互いにオジギした二者は静かに頭を戻した。スリケンの投擲もアンブッシュも為されなかった。彼らはただお互いを見据えていた。
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posted at 23:19:07
「オヌシを殺しに来た」死神は蹂躙者を瞬き一つせずに凝視し、言い放った。蹂躙者の眉が不快そうに微かに動いた。「遺憾だ。ここはもっとも真実に近い地。君に侵犯の権利は無い」彼の肩越し、最奥では、今も複合UNIXが再定義プロセスの途上。身体を不可逆にうずめたキルナインの身体も確認できる。
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posted at 23:27:56
キルナインは幸福である。彼はいよいよもって神聖にして単一の存在に抱かれようとしている。彼に……複合デッキに手をかざす無機物のニンジャも幸福である。シーカーはアルゴスの指に……物理肉体の礎になることができたのだから。だがニンジャスレイヤーはアガメムノンを凝視する。蹂躙者を。
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posted at 23:34:41
「復讐者の残滓よ。今の君はこの世界に必要とされない存在だ」アガメムノンは嘆いた。「私は、復讐に狂い、地べたを這いずって苦悩する君をこそ応援し、楽しんですらいたが。ラオモト・カンを殺し、ロード・オブ・ザイバツを滅ぼし、なおのさばる君は、私のささやかで無害な娯楽としては不完全だ」
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posted at 23:42:23
ニンジャスレイヤーはアガメムノンを凝視した。アガメムノンを凝視した。アガメムノンを凝視した。アガメムノンは両手に青白い雷光を走らせた。「狂人らしく、ただニンジャを殺し、狂い、嘆いてのたうっておれば、私に討たれる事も無かったであろうにな」ニンジャスレイヤーはアガメムノンを凝視した!
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posted at 23:49:36
「もはや君は生きているべきではないのだ、フジキド・ケンジ君。死にたまえ。我が世界は君という存在を許容しない。実際、私はこれまで君という不純物に幾度も煮え湯を飲まされてきた。君の筋違いのイクサによって」「……ここへ至っても己自身はどこまでも傍観者の体か」ニンジャスレイヤーは言った。
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posted at 23:54:53
2016年07月29日(金)
アガメムノンの言葉が止まった。彼は死神の言葉を理解しようと努めているようだった。だが苦笑めいてアルカイックな笑みの口角が微かに上がった。「つまり?」「私はオヌシをこそ殺す為に、ここまで来た」死神の拳がミシミシと音を立て、その目は怒りと憎悪に赤かった。「これは当事者同士のイクサだ」
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posted at 00:00:19
「当事者。なるほど。確かに君はこうして月まで私を追ってきた。その執念には実際敬服もしよう」アガメムノンの答えはそれだけだった。地べたを這いずる虫の思考を、イーグルが理解する事はできない。ニンジャスレイヤーは蹂躙者を見据えたまま、微かに腰を落とした。最後のイクサの火蓋は切られた。
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posted at 00:07:15
一方、アガメムノンにとって、このデン・スリケンは、命を賭して彼とニンジャスレイヤーのカラテ接触を阻もうとした二人のハタモトがもたらした最後の情報の裏付けを取るための行動だった。残念ながら彼らは死神に敗れ、カラテの接触が不可避のものとなったが、そのイクサは無駄ではなかった。
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posted at 00:22:05
放電する光の塊は計八つ。じわじわと緩慢な速度でニンジャスレイヤーを封殺にかかる。それらは、おお、ナムサン……それぞれが稲妻でできたアガメムノンの似姿だ。恐らく彼が対ニンジャにこのデン・ブンシンを仕掛けた事はかつて無かった。ニンジャスレイヤーは側転を繰り返す。ブンシンは追い詰める。
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posted at 00:33:56
デン・スリケンは巨大な白壁の任意の地点を貫通し、正確無比にニンジャスレイヤーを狙ってくる。決して近寄らせず、同じドヒョー・リングに立つ事を許さず、奥では粛々と再定義プロセスを進行し、ただこの異物を封じて葬り去る、冷酷な処刑手段であった。「イヤーッ!」KABOOM!「ヌウウーッ!」
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posted at 01:00:52
鋭敏化を極めた彼のニューロンに、エシオの言葉が去来する。既にプロセスの第3段階が完了している。これはアポフィスの門が開かれた状態。メガトリイ・ネットがオヒガン全体に喰らいついた状態。ピーク。最も「近い」状態だ。切断が始まる。切断が始まる前に。始まる前にどうする。彼は耳を澄ませた。
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posted at 01:14:39
アイエエエ……アイエエエ……怨嗟と嘆きの声は鼓膜にぴったりと張り付いている。声は列なり、螺旋の渦を巻いて、ギンカク・テンプルの輝きに至る。無限の色彩を跳ね返し、銀一色に光るマルノウチ・スゴイタカイビルの大地下に。この地点に今、一人のニンジャが、いかようにしてか存在を繋いだ。
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posted at 01:18:07
000010101やれるだけやってみるけどよォ0101001011やれよッ0101001001ギンカク・テンプル付近で銀色の波しぶきが生じ、放射状に拡散した。それはギンカクに似た幾つかの怨嗟の溜まりを照らした。たとえばセキバハラ。たとえばデス・ヴァレイ・オブ・センジンの黒い沼を。
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posted at 01:25:24
銀色の飛沫の枝葉は、死と悲嘆に汚れきった黒い沼に繋がった。ナラクは引き寄せた。いや、ナラクが飛翔したのか。同じ事だ。オヒガンの相対距離を縮めると、黒い沼に幾つかの命の粒が見える。無益な供養の石を積む片腕のボンズ、或いは主の復活を信じ彷徨う不可視の狂者。だがそれらではない。
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posted at 01:32:44
黒い沼の底の底、死の渦を遡って、三本足のカラスが羽ばたいた。それはギンカク・テンプルに繋がり、ニンジャスレイヤーに至った。目の前の白い壁に、カラスが足跡を刻む。蛇行するように、順を追って、白い壁の表面を、余すところなく。ニンジャスレイヤーは網膜に焼き付くカラスの歩みを追った。
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posted at 01:40:33
KRA-TOOOM!閃光が世界をモノトーンに切り取った。ギンカクへの接続の過負荷によって、ニンジャスレイヤーの両目から血涙が溢れ出た。それらはただちに蒸発し、「忍」「殺」のメンポと混じり合った。既にニンジャスレイヤーは次の行動に出ていた。アガメムノンは己の周囲にバリアを張った。
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posted at 01:54:38
「イヤーッ!」だが!この時のニンジャスレイヤーの狙いはアガメムノンではなかった!ほんの一瞬開かれた活路に彼がねじ込んだもの、それは!懐から滑らせ、それこそ稲妻めいた疾さで掴み取った一枚のディスク……フロッピー・ディスクであった!ヌンチャクと並ぶ切り札、アルゴスを殺す致命の矢だ!
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posted at 01:59:30
「貴様ッ!」アガメムノンはニンジャスレイヤーの狙いを雷撃的速度で完全に理解した。だが、己の周囲に張り巡らせた雷のバリアを解いたうえでそれを阻止する事は不可能だった。フロッピー・ディスク・スリケンは決断的カーブを描き、最奥の複合UNIXめがけて飛んだ!
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posted at 02:01:57
「何!?」シーカー=アルゴスが反応しようとした時にはもはや遅く、フロッピー・ディスク・スリケンは投擲速度の空気摩擦熱で自ら耐衝撃ケースを焼き捨て、剥き出しの一枚となって、かつてキルナインの顔面部であったメインフレームUNIXデッキのディスク・スロットに突き刺さった。「グワーッ!」
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posted at 02:06:49
ナムアミダブツ!途端に複合UNIXデッキのキルナインであった部位は小刻みに痙攣!「アバババーッ!ビゴゴゴゴガゴゴアバッ!サヨナラ!」KBAM!……煙を吐き、機能停止した。KBAM!KBAM!KBAM!微細な爆発が複合UNIXを伝う。致命毒プログラムがメインフレームを焼きにかかる!
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posted at 02:12:59
「ペケロッパ!」シーカー=アルゴスは自我の残滓を呼び集め、殉教的な叫び声をあげると、複合UNIXの誘爆部位に右腕を突き刺した。「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは赤黒に燃えるスリケンをシーカー=アルゴスめがけ投擲!「イヤーッ!」アガメムノンが割って入り、スリケンを焼き切る!
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posted at 02:16:04
「ペケロッパ!」シーカーの全身が錆び水を漏らし機能停止!「これほどまでに!」アガメムノンは白熱する双眸を見開き、怒りに吠えた。「これほどまでに執拗に貴様は!黄金の鷲の道に!汚濁と血反吐と死肉を撒き散らさんとするかーッ!」身体を包む雷光のバリアがいよいよ強まり、その姿を覆い隠す!
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posted at 02:21:26
「鷲?黄金だと?笑止!所詮思い上がった腐れニンジャよ!」ニンジャスレイヤーの目は赤黒の炎と化して空気を焼き焦がし、「忍」「殺」のメンポは憤怒によって禍々しく歪み、一時それはジゴクの狂獣めいて牙を剥いた!「儂のイクサに桟敷席なぞ無いわ!そッ首叩き落とし、恥辱の底に晒してくれよう!」
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posted at 02:28:08
対峙する二者の身体は等しくメキメキと音をたてて軋んだ。彼らの後ろではシーカーの殉教行為によって致命毒の侵食を中途で留めたメインフレーム複合UNIXが再定義プロセスの強行にかかった。シーカーはデッキに刺さった腕だけを残して腐食し果て、床に堆積する残骸と化した。ナムアミダブツ!
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posted at 02:32:13
だがその雷光を受けてなお染まらず、黒く赤い姿があった。憤怒に任せ、ひととき怪物めいて2倍にも膨れ上がった姿は、極限のイクサを前に、刃めいて引き締まった戦士の姿を再び取った。「忍」「殺」のメンポ文字が赤く脈打ち、人の鍛えた手甲で守られた拳を固めた。それがニンジャスレイヤーだった。
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posted at 02:44:48
Ricardo Berenguer @entry_yahhoo
てかもしかしてミエザル=サン、生き延びていてデスドレインを探してる? #njslyr
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posted at 06:04:09
「イヤーッ!」メイアルーア・ジ・コンパッソの回転の中から偃月刀めいたデン・スリケンが生じ、ニンジャスレイヤーの胴体を水平切断しようとした。ニンジャスレイヤーはブリッジからのバック転で回避し、ヌンチャクのイアイで二発目のデン・スリケンを弾き逸らした。KABOOM!背後の壁が抉れた。
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posted at 13:49:11
超ビッグサイズもっちりぬいぐるみ メタモン発売決定 pk-mn.com/n/big-size-mot... pic.twitter.com/2Py0KxnvBf
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posted at 14:18:38
ZZOOOM……ヘッドオフィスが揺れた。破壊を免れたモニタが、ジグラットの最重要区域、空中庭園の状況を映す。今まさに戦闘の最中か。トランスペアレントクィリンの極めて禍々しいスペクトル光は、ただ映るだけでモニタに不可逆の焼けつきを作る。サブジュゲイターは目を細めた。「これはこれは」
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posted at 14:23:15
チリングブレードは獰猛に目を見開く。「いや、三対一!」「ドーモ。アンブレラです」桜吹雪の舞い散る夜空から、カラカサを開いたニンジャがゆっくりと降り来たった。今やこの地点の周囲にはヤモトのオリガミが乱れ狂い、キンカク・テンプルの色彩と相まって、アノヨじみた乱気流を作り出していた。
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posted at 15:07:25
「役者は揃った。もはやフーリンカザン我にあり」チリングブレードは苛立たしげにオリガミの風を一瞥する。「チィー、何だ?貴様のこのジツは……このふざけたジツもすぐに止めてやる……」しかしヤモトは叫び返した。「三人でも!四人でも!五人でも!十人でも連れてこい!来い!ニンジャ!」
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posted at 15:11:49
チリングブレードは刃を受け損ねた。心臓のやや横が縦に割れた。傷を凍らせようとするが、そこに複数のオリガミが襲いかかった。「グワーッ!?」桜色の爆発に呑まれながら、彼は屋上から足を滑らせ、真っ逆さまに転落!「アバーッ!」「「ウオオーッ!」」満身創痍のニンジャは殺到市民に呑まれた!
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posted at 15:27:28
DOOOM……離れたブロックで粉塵!今やマルノウチに押し込められた人々は急反発して溢れ、その怒りは各地のシェルターに呼応して、ネオサイタマ全域に相乗効果を拡げようとしていた。交差点に走り込んだ軽トラックの背に立つ胡乱な男達が黒い布の塊をバラ撒くと、人々は勢いでそれらを頭に巻いた。
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posted at 15:56:29
「イヤーッ!」「アバーッ!」レッドハッグの剣がミゼリコルドの頭を刎ね飛ばした。サクリリージはその脊髄を引き抜いて剣を作り、更に臓器を爆発させた。「GRRRR!」加勢者フェイタルは巨軀で爆発衝撃を抱え込み、他者を護った。カイシャクに向かうアンブレラにイグナイトがインターラプトした。
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posted at 16:14:43
「アマクダリとの戦争だろうが!」野球帽のニンジャ、スカラムーシュは帽子のツバをずらして見渡し、カタナと鉤爪を構えた。「俺ァここがイクサの分水嶺と見たぜ!そうだろう、なあ!」「イヤーッ!」サクリリージが脊髄剣で襲いかかる!「イヤーッ!」レッドハッグが遮る!「なら、気ィつけな!」
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posted at 16:24:35
「まだいけるか?」オメガはヘンチマンを見た。「まだいけるぜ」ヘンチマンはオメガに答え、そのあと場違いに吹き出した。「おめェが逆に大丈夫かよ、ブハハハハ!」「うむ」オメガは平然と頷いた。焼失した右手首から先にはダクトテープがきつく巻かれ、両足の応急処置跡も痛々しい。
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posted at 16:46:48
KBAM!「アバーッ!」いの一番で殴りかかったオパビニアが爆発で吹き飛び、無残に焼け焦げて宙を飛んだ。「ただの吸い殻のワケがないだろう。正気か?」ブラックヘイズは天井から逆さにぶら下がり、平然とコメントした。「イヤーッ!」「グワーッ!」ヘンチマンがグロウダガーを殴り飛ばした。
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posted at 17:02:24
デメントは硬い糸が幾重にも絡み付いた己の右手を絶望的に見た。「さきのイクサで最も厄介だったのは貴様だ」顔の横でオメガが呟いた。「ゆえに最初に潰す」「な……」「イヤーッ!」「グワーッ!?」天地反転!アラバマ・オトシ!「アバーッ!」逆さに杭打ちされたデメントの身体中から毒が溢れる!
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posted at 17:27:19
ZZZOOOM!茶室が揺れ、天井材が崩落する。「そしてェ……!」ヴァニティは八重歯を見せて笑い、瞬間移動めいたニンジャ瞬発力で、走り抜けようとしたネヴァーモアに立ちはだかり、出会い頭のサイドキックを見舞った。「イヤーッ!」「グワーッ!」「なァにが目的かしら……!?」
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posted at 17:55:57
「イヤーッ!」インターラプトをかけたオメガの廻し蹴りをガードし、ヴァニティは腿を蹴った。「グワーッ!」毒化の時間を与えない!さらには、おまけとばかり、ネヴァーモアの顔面に軽い裏拳すらも叩き込んでいた。「グワーッ!」「ネヴァーモア!」陰に移動しながらチバが叱責した。「ヌルいぞ!」
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posted at 18:00:19
「スンマセン!」ネヴァーモアは己の顔を拳で何度も殴った。「チャルワレッケオラー!」「雑魚どもにはハナから期待しちゃいない!」ヴァニティはせせら笑った。先手を取られ一気に押されたのはアルゴスの情報同期が切れている事が原因だが、彼女自身のカラテに何の影響があろうものか!
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posted at 18:04:26
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びしょっぷ@ジェノサイドの腹のなか @jAHO2qsN8GsVWjI
ソリティアもイリテイションもそろってステルス奇襲によっての決着か……
いやヘンタイ=サンとこミケ=サンを同カテゴリにするのはちょっとやめないか
#njslyr
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posted at 19:05:31
流石のミラーシェード=サンの仕事人ぶり。あとはここから毎度の死にかけになるだけか。 #定番イベントにしてはいけない #njslyr
タグ: njslyr 定番イベントにしてはいけない
posted at 19:09:03
だがアクシスは挑発に乗らず、アルゴスの指令の下、クィリンと冷徹な連携をとって攻め寄せる。「チィーッ!」再び圧倒されかけたその時、自ら血路を切り開きながら、パーガトリー側から彼女が到着した。「師父!」彼女の目には、武器たるオヒガンの狂気と、クィリンとの再会の"喜び"が溢れていた。
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posted at 19:55:32
その声に、彼は反射的に視線を向けた。狂気のヴィジョンを脳に投射されてのたうち回るアクシスらの頭を蹴り渡り、パープルタコが高く跳躍して姿を現した。かつての師父と目を合わせるや否や、彼女は両手をかざし、瞳を妖しく輝かせた。クィリンの視界全域に、無数の青白いクラゲめいたものが漂った。
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posted at 20:04:26
ジツを注がれ、クィリンの精神が軋む。(師ィイイ父ゥ!)(お前のジツか)両者はニューロンの速度で思念を交わす。(私たちがどんな思いをしてきたか、たっぷり思い知らせてあげる。私が、最後の、一人!)(太陽の恵みは等しく降り注ぐ。私は恵みを与えた全てのものを、お前たちの事も愛していた)
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posted at 20:13:19
(でも興味が失せたから放り捨てて、滅ぼす!?フォハハハ!)パープルタコは両手の指をこわばらせジツを強めた。(爆発的豊穣の先には、無慈悲な自然淘汰が待つ。枝を剪定するのは私ではない……)持ちこたえるクィリン。パープルタコは狼狽した。なぜ狂気に落ちぬ。師父はそれほどまでに強大なのか?
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posted at 20:19:12
(狂い、死ね…!)再び押し返された。反動で、彼女の精神を恐怖が塗りつぶした。(お前たちを愛していた。だがお前は、その愛を知らず太陽に自ら飛び込む、哀れなモスキートだ)ジツを脱したクィリンは、手をかざし、のたうつ極彩色の収束光線を照射した。「ンアーッ!?」パープルタコは発火した。
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posted at 20:24:03
「アアアアアーッ!?」パープルタコは燃え盛るジュウニヒトエとともに、狂い踊るように回転した。「土くれに戻り、また生まれよ」カイシャクを行うべく、クィリンは後光を輝かせながら、彼女に向かって手をかざした。その時。
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posted at 20:29:45
(シテンノ!)鋭いトビゲリの一撃が、パープルタコへのカイシャクをインタラプトした。黒い筋肉の塊の如き肉体が、斜め上方へと飛んでゆく。クィリンも、パープルタコも、一瞬、虚を突かれ、あるいは狂気から解かれて我に返り、その黒い物体を見上げた。ブラックドラゴンが。影のブラックドラゴンが。
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posted at 20:33:36
「これは……!」影のシテンノは変異も崩壊も恐れず、クィリンをカラテ拘束する。「イヤーッ!」狂気を脱したパープルタコは、回転しながら燃え盛るジュウニヒトエを脱ぎ、炎を払ってカラテを構えた。そして隣に停車した弟子を見た。「ドーモ、シャドウウィーヴです」「アカチャン。大きくなったわね」
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posted at 20:51:46
「忘滅な/オーボンの夜に/死の影躍る……!」彼は滝のような汗を垂らしながら、暴走しかねぬジツと影の腕をハイクで堪え制御する。アイボリーイーグルが空中から爪で襲いかかり、レッドゴリラが体当たりを繰り出す。シャドウウィーヴは全精神を影のブラックドラゴンに投射し、カラテを叩き込む!
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posted at 21:02:13
バッ!バッ!バッバッバッ!ブラックドラゴンは、クィリンと腕を押さえ合い、膂力比べに入る。一瞬動けぬクィリン。その額へと、パープルタコの触手投擲した粘液スリケンが、突き刺さった。「グワーッ!」神の如きその体に、ヒビが刻まれた。勝機。だが(師父……!)パープルタコは、躊躇した。
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posted at 21:12:22
(アホウが)「イヤーッ!」パープルタコの後方から一直線に繰り出されたヘビ・ケン水平先端伸ばしの一撃が、クィリンの腹を貫通した。クリスタルボディの砕ける凄まじい音が鳴った。彼方から、ホワイトドラゴンは冷気の波動でインタラプトせんとしたが、対峙するダークニンジャがベッピンで制した。
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posted at 21:17:51
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ゴジラ映画を見に来たはずが怪獣おねショタポルノ子作りムービーを見ることになったという衝撃 #それでいてしっかり面白かったことが一番の衝撃 #NTV
タグ: NTV それでいてしっかり面白かったことが一番の衝撃
posted at 22:00:39
「イヤーッ!」アクシスの一人、クレイモアの振るう大剣が、カラテ馬の首ごと、イサオシに逸るナイトウィンドの胴体を切断した。「グワーッ!」上半身を捩じ切れられように回転しながらも、ナイトウィンドは空中で新たなカラテ馬を生み出し、巨大なレーザー射出口に向かって自ら身を投げた。
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posted at 22:01:24
それがいかほどの戦果をもたらすかはわからぬ。だが、彼は止めなかった。ZZZZZT。わずか十数秒のアルゴス・ジグラット間通信障害を引き起こしながら、ナイトウィンドは真っ白な光に包まれ、爆発四散した。「サヨナラ!」
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posted at 22:03:47
その時、キョウリョクカンケイの舷側部に巨大な水柱が生じた。SPLAAASH!立ち上がったのは、鋼鉄の雷神。ただそう呼ぶしかない人型巨大兵器が忘却から覚め、暗黒のネオサイタマ湾から姿を現したのだ。それこそはオムラ・インダストリ社の最後の遺産。最終決戦兵器、モーターオムラであった。
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posted at 22:21:38
彼女は、ナンシーの解析していたタイサノートの秘密座標へと飛び、海中へとダイヴ。アーマードレスで潜水し、この機体を格納する海底工廠に到達したのだ。そこに残されていたオムラ的狂気の数々、そしてモーター回路と同調して暴走衝動をもたらす制御システムに抗いながら、ここに到達したのである!
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posted at 22:37:28
『何故砲撃が始まらん!?』ハーヴェスターがIRCで叫ぶ!『艦隊が!艦隊が!巨大ロボットに!』カルティストハッカーが狼狽する!『このままではYCNANらのハッキングが、アバッ!アババババーッ!』アマクダリ本営でハッカーのニューロンが焼き払われ始めた!ツキジ勢の決死の電子攻勢である!
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posted at 22:42:07
だが、月面の機械神は未だ動じなかった。アルゴスは地上の混沌を平定すべく、全タイプ速度をインターネット再定義へと注いだのだ。彼方の領域で、第四の門が閉ざされた。ジグラットを中心に、凄まじい精神衝撃波が走った。その風が吹き抜けると、反乱オイランドロイド軍団はその場にバタバタと倒れた。
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posted at 22:52:47
ダークニンジャは身体制動に異変をきたし、本意ならず眼下の空中庭園に着地した。闇のカラテ・ローブの裾がふわりと降りた。彼はたった今まで死闘を繰り広げてきた強大なニンジャ、ホワイトドラゴンを見上げた。然り。ホワイトドラゴンはいかにしてか、いまだ空中にあり、かわらずその力を行使する。
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posted at 22:58:12
ホワイトドラゴンの背後の空には、消えかけの電球めいて弱々しくまたたくキンカク・テンプルの姿があった。ダークニンジャのニンジャ洞察力はごく自然に悟らせた。死が。現世からの切断と消滅が近い。「アアアアア!アアアアアア!」パープルタコの叫び声が聴こえた。「駄目……駄目なの……!」
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posted at 23:05:47
『人の子らよ』ホワイトドラゴンが初めて声を発した。『ただ畏れよ』「イヤーッ!」ダークニンジャは跳んだ。極めて敏捷な反応だったが、ホワイトドラゴンの次の攻撃を妨げるには足りなかった。かざした白い手から放たれた氷の矢は、ボイリングメタルを、ディミヌエンドを貫いた。
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posted at 23:14:29
「イヤーッ!」「イヤーッ!」攻め続けねば、強大なこのニンジャはすぐさま部下を一人ずつ手にかけるだろう。ダークニンジャは力を込める。刃と氷の籠手がせめぎ合う。キンカクの明滅に同調し、ふいにホワイトドラゴンの髪が漆黒に染まり、白かった瞳に人の眼差しが戻った。女がダークニンジャを見た。
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posted at 23:33:55
ダークニンジャは目を見開く。瞬時に昔のあの血と粉塵の記憶がフラッシュバックした。目の前に、彼が殺めた女がいた。否。同じではない……「イヤーッ!」「グワーッ!」逆の手がダークニンジャの鳩尾を捉えた。彼は回転して受け身をとり、宙を蹴って再接近する。ホワイトドラゴンはカラテを構え直す!
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posted at 23:37:53
私の父は姉を幼稚園に送り損ねたことがあるし(エレベーターで降りてる間に階段で降りてくる娘のことを忘れて出社した)、幸運にも不幸なことが起こらなかっただけなのかもしれない。ので、人力ではない何かを考えたい。
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posted at 23:59:10