大本薫 Kaoru Ohmoto
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- 自己紹介 natural-born Jazz Flutist。ジャズフルート奏者。フルートらしさ(フルーティズム)よりジャズが本体の破壊者。幼少より渡米。ジュリアード音楽院、コロンビア大学文学部院卒。全米ジャズ教育協会会員。英米で流行りのハイデガー論者。てげてげでアドリブする現存在。17年鹿児島移住。コロナ禍で休眠中。
2019年04月06日(土)
このサイト、おすすめメールが来るんでごく稀に覗くが、この回答文は気品があるな(^-^)/ 「宇宙の外は、宇宙なのでしょうか? 」への回答 jp.quora.com/%E5%AE%87%E5%A... 「風船の表面の外」という概念が理解しにくいように、「宇宙の外」というのが何を指しているのかもわかりにくいものです。 pic.twitter.com/gOWW7nmIKW
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posted at 10:58:40
当り前だがこの解説のエレガンス、哲学プロパーだと思弁なのか造語なのかわからないぐらい無骨になって破綻すらするんだよ。だからエレガントな科学に馬鹿にされるようになったのが運の尽きだったわけだが、別に難しい話であるはずがない。
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posted at 11:02:27
宇宙(存在者の全体)の外は、いわば別次元としてしか説明=言葉化できない、それは実証とか観測とかの問題では勿論なく、単に説明の仕方だというエレガンスなのだが、この存在者の全体=宇宙に関して、哲学プロパーはこういう思弁が滞り、運の尽きになってしまった。そういうエレガンスがあるのだ。
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posted at 11:10:49
この説明のエレガンスがないと、古い語彙=形而上学に囚われてしまう。勢い前期ハイデガーの徒労のように、宇宙=存在者の全体の外の造物主とか無限遠点と格闘してしまうのだが、そういう古来からある言語ゲームの呪縛から転回し自由になること、そういう本来の営みから頽落してしまう。
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posted at 11:45:27
要するに古い語彙、古い術語が呪縛しているというわけなのだが、風船の方がまだマシなのだ。ところで「時間」という語彙も古く、かなり形而上学的だ。「時空」も古い。それに対して「次元」はあまり形而上学的な呪縛力がない。実はその程度の単純な問題だ、というのが最新のハイデガー読解のやり口。
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posted at 12:00:35
2019年04月25日(木)
ハイデガーが語り方学だから、語り得ぬものについて沈黙したウィトゲンシュタインまで、その間違いに気づいて後年転回したけど、要するに語ることが出来る=存在を問うことが出来る、という語り方を発見していないと、語り手は頽落して終いには特異点というように、宇宙から退却してしまうからね。
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posted at 12:16:33