高水ふくちょ🦎
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2013年09月09日(月)

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枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
少しするとネイトから規則正しい寝息が聞こえてくる。それを見てどこか寂しそうにシャオは笑う。
「ネイト、いつもありがとう」
聞こえないように静かに呟くと、そっとネイトの頬に唇を寄せた。
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posted at 11:50:18

枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
諦めてタオルケットを掛け直す。ちゃんとシャオも覆うように直すあたりネイトらしい。
「ふふ。口ではそう言ってるけどちゃんと相手してくれるネイトのこと好きだよ」
「もう…おやすみ、シャオ」
「おやすみ、ネイト」
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posted at 11:47:33

枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
「はぁ……寝起きで疲れさせないでよ…。しかも夜中だよ?」
壁にかけてある時計の針は午前四時を示している。それでもシャオは寝転んだまま余裕そうに口角を柔らかに吊りあげる。
「とりあえず今日くらいいいじゃない。一緒に寝るのも」
「その言葉毎回言ってるよね…」
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posted at 11:47:25

枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
「ところで、寝汗すごいけど大丈夫?」
「…九分九厘シャオのせいだと思うんだけど?」
「このまま寝たら風邪引いちゃうかもよ。僕と一緒にお風呂入ろうよ」
「入らないよ!?何で当然のように誘ってシャツのボタン外してるの!?」
その言葉にしぶしぶ留め直すシャオ。
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posted at 11:47:16

枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
目を覚まして布団の中にいた不自然な膨らみに視線を落とすと聞き慣れた声が聞こえてきて思わず嘆息する。
「…シャオ……一体いつの間に入り込んだの?」
「ふふ、まあいいじゃない」
定番の返事で返され、ネイトは再び息を吐いた。この暑い時期に添い寝なんて何を考えているのだろうと思う。
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posted at 11:46:29

枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
「……んぅ…?」
夏の暮れ、昼間の名詠の練習の疲れで日付が変わる前にはもう床に就いていた。少し涼しくなってきたので扇風機をかけて寝ていたのだが、ふと寝苦しさに負けてネイトは目を覚ました。
「あれ、ネイト。起きちゃった?」
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posted at 11:46:18

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2013年09月08日(日)

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枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
「待ちなさい、勝ち逃げなんて許さないわよ」
「え」
「私が勝ち越すまでやるわよ」
ムキになってるイブマリーにちょっとだけ飽きれてしまう。
「(僕がクラスで一番強いっていうのは、多分知らないんだろうし、言わない方がいいんだろうなぁ)」
そんなことを頭の片隅で考え、カードを切り始めた
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posted at 12:10:47

枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
「……また負けた……」
ぐったりとテーブルに突っ伏すイブマリー。これで五連敗となったことにショックなようだ。
「意外と顔に出るよね、イブマリーって」
「……こんなにもカインツに負けるのが心の底から悔しいわ」
「…それはそれで僕に失礼じゃないかい?」
苦笑してトランプを片付ける。
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posted at 12:10:34

枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
そう言いながら二枚のカードを後ろに隠して混ぜる。これで負ければ五連敗のイブマリーは普段見ないくらい必死だ。
「じゃあこれ」
「あ」
掴んだ時の感覚で分かったが反応でも分かった。はたしてカインツが選んだのは、当たりだった。
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posted at 12:10:27

枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
カードを裏返してその事実にイブマリーが硬直する。その様子に思わずカインツは苦笑する。
夏も終わりにさしかかった日のこと、研究の息抜きにと始めたトランプが白熱していた(イブマリーが一方的に)。
「ま…まだよ…ここであなたに引かせればまだ勝ちの目が見えてくるわ」
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posted at 12:10:15

枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
「……」
緊張した面持ちでイブマリーがこちらを睨んでくる。その瞳には多くの逡巡と思考が渦巻き、浮かんでは消えていく。
「さて、どうする?」
「…いいわ。これよ」
そう言ってイブマリーが選んだのは、五連続になるジョーカーだった。
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posted at 12:09:59

だけど。
そう前置きして、カインツはそのまま顔を彼女の膝の上に乗せて言葉を続ける。
「もし我慢できなくなったら……その時はごめんね?」
「―――その時は、鍋の具材にしてあげるわ」
「……ボクのご主人様は恐ろしいや」 #そんな感じのイェレミーアス家
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posted at 01:56:23

「それに、『待て』だったらもう随分長く"待ってる"と思うんだけど?」
「……『よし』だなんて言ってあげないわよ」
「……構わないさ。待つことには慣れてるんだ」
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posted at 01:54:12

睨むカインツを、彼女はむしろ楽しそうに見つめ返す。
「でも私の愛犬なら、『待て』ぐらい完璧に出来ないと困るのよね」
「言いたい放題だね」
言い返す気力もないのか溜息一つで返し、ソファの上で上半身だけをうつ伏せに寝そべる。
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posted at 01:53:19



「機嫌が良い時は撫でさせてくれるんだけど」
その言葉を聴いた瞬間、むっとした表情でイブマリーが彼の手を振り払う。
そしてすぐさま微妙に彼から距離をとって、そんな彼女を見てさらにカインツがけらけらと笑う。
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posted at 01:27:58



「ほら猫じゃらしよ」「……(無視)」「……(イラッ)」「まぁまぁイブマリー。ほら、猫は気まぐれっていうし」「……ほらカインツ、猫じゃらしよ(猫じゃらしを揺らしつつ)」「……イブマリーさん、僕に猫じゃらしでどうしろと」 pic.twitter.com/18bmGvGqnr
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posted at 00:34:55