高水ふくちょ🦎
- いいね数 31,953/28,159
- フォロー 1,040 フォロワー 742 ツイート 110,172
- 現在地 おいでよサガ地方
- Web https://www.pixiv.net/member.php?id=1669420
- 自己紹介 おえかきたのしい鷹 °Σ° 8割スマホゲーの話 #たかいぬピクチャ #クリスタを起動してサボテンを描く #タガタメジャージ部 絵はpixivかインスタで見るほうがいいです https://instagram.com/fukucho.bless
2013年12月06日(金)

非公開
タグ:
posted at xx:xx:xx

@Selah_Nesia ネイトくんが痛がる→カインツお父さんにちゅーする→カインツ痛がる(振り)→ネイト心配する→イブマリーお母さん現れる→事情の知らぬイブマリーにカインツがちゅーする→お母さんと半分こしたから痛くないよとネイトに言うカインツお父さん……っていう流れなんです?
タグ:
posted at 01:02:18

「……えっ? …なに?」
「ほらネイト。みんなで半分こしたから、痛くないよ」
「…うん!」
「ねえ何、今何したのよ」
「…んーっと……ネイトの痛みを、君に与えた?」
「……?」
タグ:
posted at 01:15:37

枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
「やあ、イブマリー。今日は誕生日だったね」
「あら?そうだったかしら?」
「うん。きみのことに関して僕は忘れないからね。そんなわけでケーキを作ってみたんだ。結構自信作なんだよ」
「…………?」
「僕といえばやっぱり虹色だからね。虹色のケーキを作ってみたよ」
タグ:
posted at 23:01:00

枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
「この努力は他に生かせなかったの……?それに色的にものすごい食欲減退よ?」
「そう……だね。食べ物にはやっぱり向かないか…」
「……でも、捨てるのも勿体無いし、ネイトとクルーエルさんも呼びましょうか」
「!…そうだね。呼んでこようか」
タグ:
posted at 23:01:06

枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
「………父さんも発想は悪くないんだけどなぁ…」
「イブマリーさんの気持ちはなんとなくわかるなぁ……」
「あ、あの炭ケーキのことは忘れてくださいよ!」
「えーだめだよ。あれも私の大切な思い出だもん」
タグ:
posted at 23:01:33

「ネイトー」「?」「いないいなーい……」「…?」「…んばぁー!」「!(キャッキャ)」「いないいなーい…」「……」「……」「……」「……んばぁ!」「!!(キャッキャッ)」
「傍から見てると頭がおかしい人みたいよカインツ」
「君もする? いないいないばぁ」
「する」
「するんだ」
タグ:
posted at 23:16:49

パソコン内から見つかった最古のイラストである(五年近く前?)。うちの子ラティの初期設定ですががががg pic.twitter.com/dKkmGQDYNj
タグ:
posted at 23:38:45
2013年12月07日(土)

〜どこかの世界線〜
カインツ「お、イブマリーも一緒の大学に行くんだね」
イブマリー「あらカインツ奇遇ね。進路が被ってるなんてわたし達の学年はほとんど無かったみたいよ」
タグ:
posted at 02:29:00

「へぇ、そりゃ運がいい」
「え……」
「君との掛け合いが無ければ面白くないからね。ほかの奴らと喋っててもブラックジョークの一つも言えたもんじゃない」
「あ……そう……」
「どうしたの? 具合でも悪いのかい?」
「大丈夫、いつもの貧血。それじゃ私は帰るわね」
タグ:
posted at 02:30:14


しばらく見惚れて呆然としていた。廊下の向こう側に行ってしまっても、見えなくなっていても、つい数分前までそこにいた彼女を見ているかのように、ただ一点だけを見つめている。
──うわぁ。
ふと我に帰って我ながら気持ち悪いとは思うが、これも男の性。好きなものは好きなのだ。
タグ:
posted at 02:35:24

頭を振って思考をリセット。荷物をまとめて自分も帰らなければ。
手提げカバンの中身は弁当箱と筆箱だけ。軽いからこのまま窓の外へ放り投げてしまうのも面白そうだと考えるが、職員室が近いので自重する。
いつも通り、やる気も無ければ覇気もない歩調で数分前にイブマリーが通った廊下を歩く。
タグ:
posted at 02:39:41

ふと、放課後の夕焼けに染まった中庭を見たくなった。コーラス部の部活終わりに見る中庭はいつも好きだった。むしろこの学校の好きなとこなんてそこぐらいだ。
部活はもう引退してる。半年前のイブマリーとのデュオは今でも鮮明に思い出せる。
タグ:
posted at 02:43:27

そんな憧憬も色褪せることなく、いつまでも閉まっておける。大切で、掛け替えのない幸せの1ページなのだ。
階段を昇って2階から3階へ。コーラス部は今日は休みのはずだから部室から、学校の唯一の魅力を独り占めしようと考えたのだ。
タグ:
posted at 02:45:43

コーラス部の部室は音楽室と兼用してる。警備員が来るまでは施錠されることもない。ドアを開けて室内へ踏み入れて、一目散へ窓際へ。
そして、椅子に腰掛けて中庭全体を俯瞰するのだ。黄昏色に染まる中庭を───。
───あれ?
見覚えのある夜色の長髪。その隣にいる男子生徒。
タグ:
posted at 02:49:28

──ミラー……?
シルエットで分かる旧友。
ドクン、と心臓が警鐘を鳴らす。
ザザッ、とデュオの憧憬が色褪せる。
──止め、ろ。
──何を?
自問自答。
ああ、感情に理性が追いついてないんだ、と冷酷に客観してる自分がどこかにいる。
タグ:
posted at 02:53:47

しばらく食い入るようにその光景を凝視して。
夜色の少女が一人で校門へと向かっていった。
それを確認してホッと胸を撫で下ろすも動悸はまだ早いままだ。
見てはいけないものを見てしまったと、一刻も早く忘れるべきだと言い聞かせて部室を立ち去った。
タグ:
posted at 02:57:45

自室のベッドで、考える。
──イブマリーと話してるのは楽しい。一緒にいるのも楽しい。……好きだ。大学に行ってからも一緒なんだ。今のままでいいじゃないか。
脳裏に奔る黄昏色の中庭。
──もし、もしも、イブマリーと僕が今の距離を保てていられなくなったら……。
タグ:
posted at 03:03:33

───そんなもの、自分から気持ちを伝えたところで「あなたとは友達よ」って言われてしまえば、今の距離は保てないさ。
───でも、万が一、イブマリーにとって僕がその他ではない「カインツ」として認識されているなら。
───今の心地いい距離に浸かって、ズルズル引きずって手遅れになる?
タグ:
posted at 03:08:22

放課後。昨日と同じで近くにはイブマリーがいて、この教室の面々は既に帰ってしまっている。
「顔色悪くない?」
「そうか? いつもどおりだよ」
「絶対なんかあったわ。分かるもの。隠し事は嫌よ」
「何も隠してない」
「嘘。目の下の隈が真っ黒」
「えっ」
「ほら。心当たりあるんでしょ」
タグ:
posted at 03:15:04

「ぐっ……」
「ほら、さっさと教えなさい。ブラックジョークの言えないカインツなんて気の抜けたサイダー以下よ」
「君のせいだよ!!!」
「え……」
目の色が変わるイブマリー。突然の怒号に完全に萎縮してしまったのだろう。
タグ:
posted at 03:23:00

罪悪感を感じつつも、教室の窓からカバンを放り投げるかのように、職員室(あいてのきもち)なんて知ったことか。
「君が、僕を悩ませている」
「え……あっ……ご、ごめんなさ」
「君が魅力的で、綺麗な夜色の髪で、透き通るような素敵な声で、僕の名前を呼ぶから、僕はいつもドキドキするんだ」
タグ:
posted at 03:28:01

「え……え……?」
「君のことが好きなんだ、イブマリー」
ああ、言ってしまった。
でも、あんなに悩んでたことが馬鹿馬鹿しくなってくるほどに口に出してしまえば呆気ない。
「」
タグ:
posted at 03:31:56

「カインツ……」
「えっと、いきなりでかい声出してごめん……悩みってそういうことだから、気にしないでほしい。それじゃ、また明日」
そそくさと荷物をまとめて教室の出口へ───。
「待ちなさい」
グイッと襟を後ろから引っ張られて彼女の目の前へ引き戻される。その細腕のどこにそんな力が。
タグ:
posted at 03:34:48

「なんで逃げるの。そんなことならミラーの方がよっぽど素敵よ」
「…………」
「まあ、いいわ。三年間も待たされたけどやうやくね」
「へ?」
「なにその間抜け面……」
「えっと……つまり……」
「私も好きよ、カインツのこと」
「……!!」
タグ:
posted at 03:39:41

「とりあえず、ミラーは断ったんだからその分は幸せにしてね?」
「うん…」
「え、たったそれだけしか幸せにしてくれないの?」
「……笑わせるねイブマリー。今でこれだけ幸せなんだからもっと幸せになるに決まってるじゃないか」
「そう、なら安心ね」
「それじゃ一緒に帰ろうか」
「ええ」
タグ:
posted at 03:54:46

非公開
タグ:
posted at xx:xx:xx

非公開
タグ:
posted at xx:xx:xx
