Twitter APIの仕様変更のため、「いいね」の新規取得を終了いたしました

大槻泉実

@Izumi_Otsuki

  • いいね数 274,054/361,668
  • フォロー 4,961 フォロワー 862 ツイート 26,558
  • 現在地 Tachikawa, Tokyo
  • Web https://about.i-otsuki.com/
  • 自己紹介 ふぁぼがうるさいと思ったらブロックするのが吉。 Amazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。
Favolog ホーム » @Izumi_Otsuki » 2022年04月20日
並び順 : 新→古 | 古→新

2022年04月20日(水)

ちぇけら 〜紅魔族随一の親父ぃ〜 @xArCdFRR9L4mUfC

22年4月20日

@sakemilin ヤエノムテキの酔拳の修行(クライマックスのアイテムを使用) pic.twitter.com/jieYF1dDYu

タグ:

posted at 09:39:39

フォールガイズ @FallGuysJP

22年4月20日

バブルバスのパターンがストアに登場!🛀

しっかりゴシゴシ🧽 pic.twitter.com/GGuSfV1mb4

タグ:

posted at 11:02:56

カ ワ モ チ @KAWAUTI919

22年4月20日

セイちゃんちょっと縦になりますね #ウマ娘 pic.twitter.com/MebGiBmIbw

タグ: ウマ娘

posted at 15:50:17

非公開

タグ:

posted at xx:xx:xx

ユエ @yue_niconico

22年4月20日

【skeb】ロザミアの蒸れ足コキ pic.twitter.com/XfX0BpNPuH

タグ:

posted at 19:26:15

@deadpool_yuchan

22年4月20日

Astel Naturalborn of the void drawn with a brush pen 🌌✨

筆ペンで暗黒の落とし子アステール描きました‼︎

#ELDENRING #エルデンリング #アステール #art #drawing #illustration pic.twitter.com/rdsdMzf0OK

タグ: art drawing ELDENRING illustration アステール エルデンリング

posted at 21:01:05

まるこにー @malcony999

22年4月20日

お毛毛なしver. のマンズリいろはちゃん動画の服をアンケートで決めます
リプ欄にアンケート置いてるので、一番えちえちだと思うやつに投票してくれると嬉しいです!

最も投票数が多かった服をいろはちゃんに着せてフィニッシュシーンまで撮影します🎥
※無蓚正&高画質版のリンクもリプ欄に貼ってます pic.twitter.com/tplFA4tZVZ

タグ:

posted at 22:09:21

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

曰く付きの土地に建ってしまった居酒屋、22時を回ると必ず人間ではないなにかが来店してしまう。客は怯えて入りが悪くなるしスタッフも怖がって辞めちゃうので店主は営業時間の短縮せざるをえなくなってたんだけど、ある日ラストまで希望でバイトの男の子が入ってくる。

タグ:

posted at 22:35:13

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

訴えられても嫌なので店主はしっかりと、この店が曰く付きであること、夜遅くに人間ではないものが来店すること、しかしいまのところ誰かが怪我をしたり死んだりはしてないということを伝えた。男の子は怯えることもなく平然と「構いませんよ」と快諾。

タグ:

posted at 22:35:13

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

男の子のバイト初日。店主と男の子しかいない店に人間ではないものが来店する。それは黒くて、不定形で、くぐもったおぞましい声を発する。店主が店の奥から様子をみてると、男の子は怖がるどころか声ひとつ震わさずに人間ではないそれに向かって「いらっしゃいませ、お一人ですか?」と尋ねた。

タグ:

posted at 22:35:13

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

返ってくるのは、やはり聞き取るのも恐ろしいざわざわとした不協和音のような声。しかし男の子はそれに対して、穏やかに微笑んだ。
「カウンター席とテーブル席はどちらになさいますか?テーブル席ですね。ご案内いたします」
他の客とまったく変わらない完璧な対応に店主は開いた口が塞がらない。

タグ:

posted at 22:35:14

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

「店長」
「ひぃ!!」
呆けている間に男の子が戻ってきて、店主に伝票を差し出した。
「オーダーです。枝豆と焼き鳥五点盛り」
人ではないその客からオーダーが来たのは初めてだった。なにせ誰もあの黒いなにかに近付けない。そもそも客だと思ったことすらないし、初めて見たときには阿鼻叫喚だった。

タグ:

posted at 22:41:48

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

「えぇと、冷酒冷酒……」
男の子は冷蔵庫を漁って冷酒の小さな瓶を取り出した。
店主も我に返り、恐る恐る焼き鳥を焼き始める。
オープンキッチンからは、テーブル席に身を落ち着けた人間ではない客の姿がちらりと見えた。
男の子は人間の客にするように綺麗な所作で冷酒とグラスを置いている。

タグ:

posted at 22:41:49

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

テーブルを離れようとした男の子だが、それに呼び止められたようだ。持ち上げかけた腰を再び下げ、うんうんと相槌を打つ。考えるような素振り、なにかを答え、そしてくすくすと肩を揺らして笑う。
店主は驚いた。なんと彼は、あのなんだか分からない化け物と談笑をしているのだ。

タグ:

posted at 22:48:27

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

「きみ、まさかあれが人間にでも見えてるのかい?」
出来上がった料理を男の子に渡しながら尋ねると、彼はきょとんと目を丸くした。
「まさかぁ」
「く、黒くて、へどろみたいな、もやみたいな」
「お客様に向かってへどろとかやばくないですか?」
「お客様、でいいのか?あれは?」

タグ:

posted at 22:48:27

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

そもそも大前提としてそこからなのだ。
すっかり腰の引けた店主に、男の子はあきれた様子で溜め息をついた。
「神様ですよ」
「いや、そりゃお客様は神様だけど、あれは」
「だから、神様なんです。あのお客さん」
「……………………………は?」

タグ:

posted at 22:48:27

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

「料理冷めちゃうんで、あとで話しますね」
男の子はトレーを持ってあの客のもとへ行ってしまう。
迷ったが、店主は男の子に着いていくことにした。自分はこの店の主なのだ。なにが起こっているのかくらいは把握しなくては。
「お待たせいたしました」
男の子が声をかけると、黒いそれは

タグ:

posted at 22:53:50

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

やはり聞き取れない声でなにかを言った。男の子のことをいたく歓迎した様子だ。へどろのようなもやのような体から無数に生えた、触手のような毛のようななにかがわさわさと蠢く。
咄嗟に口を押さえてしまった店主だが、男の子はにこりと口角を上げると客の前に恭しく皿を置いた。

タグ:

posted at 22:53:51

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

「枝豆と、焼き鳥の五点盛りです。串気を付けてくださいね。これは串入れ。枝豆の殻はこっちに入れてくださ……ああ、まるごと食べちゃった。大丈夫ですか?しょっぱくておいしい?あはは、良かったです。お好きなように召し上がってください。ええ、お客様が美味しいと思うように」

タグ:

posted at 22:56:24

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

男の子は優しく告げて離れようとしたが、また引き留められたようだ。
困ったように振り返る男の子が「すみません」と店主へ頭を下げる。
「こちらのお客様、話し相手になってほしいって……そういうお店じゃないし、お断りした方がいいですよね?」
「とんでもない!話し相手になってあげて!」

タグ:

posted at 23:00:31

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

「でも、そろそろ掃除とか始めないと」
「僕がやっておくから!もう他にお客さんも来ないだろうし!ね!」
「いいんですか?……じゃあ、お願いします」
客に向き直った男の子は「店長がいいって言ってくれたので大丈夫みたいです。ここ座っていいですか?」

タグ:

posted at 23:00:32

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

と黒いそれの向かいに腰を下ろした。
串も殻も関係なくなにもかもがそれの中に消えていくのをゾッとしながら横目に見やり、店主は逃げるように店の奥へ戻った。
「あ、お皿はダメです!ダメ!だーめ!!」
皿でもなんでも食わせていいからどうにかしてくれ。店主にとっての神はあのバイトの男の子だ。

タグ:

posted at 23:03:06

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日



つまり、夜遅くにやって来る人間ではない黒いなにかは神様なのだと男の子は言う。
「神様にも色々いるけど、町の中にいる神様は基本的に人間が好きです。大好きだから側にいるんです。でも神様って、人間に忘れられちゃうとどんどん自分の姿がわからなくなっちゃうっていうか」

タグ:

posted at 23:15:58

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

翌日、男の子からそんなことを聞かされた店主は、聞いたそばから右から左へ流れていこうとする言葉をなんとか噛み砕いた。どれもこれも現実味がなくて、耳慣れないのだ。
「て、てっきりお化けかなんかだと」
「あそこまでなっちゃったら見分けつかないですよね」

タグ:

posted at 23:15:58

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

「あそこまでなってなくても分からない気がするよ。ていうか、君は分かるんだね……」
「そりゃあ、神様ですし」
「そう……」
店主は察した。彼の言葉を理解するのは無理だ。そもそも話をしている土台が違う。
「それで、あの神様?を、うちに来させなくする方法とかって」

タグ:

posted at 23:15:59

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

店主がそう切り出すと、男の子はぎょっとしたように飛び上がった。
「なんてこと言うんですか」
「え、だ、ダメ?」
「神様を門前払いするつもりですか?」
そう聞くと確かにものすごく無礼で酷いことのように思う。しかし見た目はあれだ。営業に多大な弊害が出ているし。

タグ:

posted at 23:16:00

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

「じゃあまさか君は、このままあの神様とかいう化け物を歓迎し続けるって!?」
「一度招いてしまったのをこちらの都合で一方的にお断りするのはかなりやばいと思いますけど」
「招いたのは君じゃないのかい!?」
「違いますよ」

タグ:

posted at 23:22:09

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

冷静な男の子の言葉に、店主は記憶を振り返った。
初めてあの人間ではないものがやって来た日───。
「バイトの子が、いらっしゃいませ、って」
「はい、招いてますね」
姿も見ずに声をかけ、振り向いたバイトの女子大生は腰を抜かしたのだ。

タグ:

posted at 23:22:10

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

「招かれたのに誰にも歓待してもらえない、食事も酒も出してもらえなかったって落ち込んでたみたいですよ。忙しかったからダメだったんだろうって日を改めたけど、やっぱり誰も側に来てくれないって」
「それ聞くと罪悪感がすごいけどあれだよ!?どうやって歓待したらいいんだい!」

タグ:

posted at 23:24:03

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

しかし彼の話を聞く限りでは、悪いものではないようだ。だからと言って、はい大歓迎です!とはいくらなんでも難しいものがある。
「……あの神様は、もとからああいう姿だったの?」
店主の質問に、男の子は「うーん」と頬を掻いた。
「どうでしょうね」
「どうでしょうねって」

タグ:

posted at 23:31:33

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

「俺も詳しいわけじゃないから」
「いや十分詳しい」
彼にからかわれているわけではないのなら、店主にとっては十分有識者だった。

それからも夜になると、あの神様だという人間ではない黒いなにかはやって来た。
対応するのは男の子だけだ。他の誰にも出来やしないし、そもそも

タグ:

posted at 23:31:34

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

ラスト近くのシフトに入ってくれるバイトは彼以外いない。
しかしそれでは定休日の他六日間をでずっぱりになってしまうし、予定があったときなどは大変なことになる。
そこで男の子は、自分のシフトを神様に伝えることにしたらしい。神様も、自分を快く歓待してくれるスタッフがいた方が嬉しいからか

タグ:

posted at 23:31:34

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

素直に言うことを聞いてくれているようになった。
男の子は相変わらず神様を客として扱う。恭しく、丁寧に。毎度毎度話し相手をするからか、態度は大分軟化して気安いものになっていたが。
そんなある日、急な予定が入り男の子が休むことになった。これに慌てたのは店主だ。神様が来てしまう。

タグ:

posted at 23:31:35

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

いつもの時間、神様はやって来た。
しかし出迎えたのがいつもの男の子ではなく店主だったので、どこか戸惑ったように体を揺らした。
「あ、あの、申し訳ありません!彼は今日休みになってしまいまして…!」
平身低頭謝り倒した。どうか許してほしい。わざとではないし、彼にだって自分の生活がある。

タグ:

posted at 23:36:21

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

どうか怒らずに穏便に帰ってくれと祈りながら謝罪を繰り返していると、残念そうな声がぽつりと聞こえてきた。え、と顔を上げると、もうそこには神様の姿はない。
帰ってくれた。あっさりと。
店主はへなへなと座り込んだ。
「神様ありがとう……」
この場合の神様とは、あの客のことになるのだろうか。

タグ:

posted at 23:36:22

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日


翌日、しっかりと出勤してくれた男の子は店主から昨日のことを聞くと申し訳なさそうに首を竦めた。
「ああ……ほんとにすみません……」
「いやいや、急用は誰にでもあることだから仕方ないしさ……ただ、対応があれでよかったのか僕にもよく分からなくて」
なんとか今日機嫌を取ってくれと

タグ:

posted at 23:49:51

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

言外に頼むと、男の子は苦笑した。
「怒ってはいないと思うんですけどね」
そうして来店時間。
男の子は入り口の前で神様を出迎えた。丁寧に頭を下げて謝る男の子を、店主ははらはらしながら遠くから見守る。
「はい、ちょっと学校の用事で……急な予定の変更を伝えられないのは不便ですね。

タグ:

posted at 23:49:51

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

ご足労いただいたのに……え、あ、はい、体はなんとも。元気ですよ。あなたは?お腹空いてませんか?取り敢えず中へどうぞ」
どうやら危惧するようなことはなにも起こらなかったらしい。
盛大な安堵の溜め息をつく店主のもとへオーダーが届く。刺身八点盛り。肉じゃが。枝豆。

タグ:

posted at 23:49:52

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

厚焼き玉子。釜飯。今日は随分とがっつりだ。店主はすべてを忘れてしまおうと、調理に没頭した。

男の子もこの日は一緒に食事をしている。ぽつぽつと聞こえてくる声は男の子のものしか聞き取れないが、会話は穏やかだ。
そんな会話が、突然妙な展開を迎える。
「え、結婚?」
結婚?

タグ:

posted at 23:49:52

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

どんな会話の流れでそうなった。
まさか神様が結婚するのか。相手はどんな人(そもそも人なのか?)なのだろうか。こんな見た目の神様でも、結婚しようと思う相手がいるものなのか、なんて失礼極まりないことを思う。
続きを待っていると、男の子は俯いて黙り込んでいた。
(え?なにその反応?)

タグ:

posted at 23:53:34

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

「…………でも、俺」
男の子は言いにくそうに口をもごもごさせ、手に持っていた割り箸を置いた。
「急に、そんな、だって俺……」
(え?そんなにショック?)
家で食事を作ってくれる奥さんでも出来れば神様もこの店に来なくなるかもしれないし。店主は両手を上げてお祝いしたい気分なのだが。

タグ:

posted at 23:53:35

くも @mkmk____kmkm

22年4月20日

「お、俺、まだ学生ですよ……?」
(え?)
「結婚なんて考えたことないし、それに、あなたのこと、そんな目で見たこともなくって……」
(まさか?)
「それなのに、そんな、急に結婚してほしいなんて、困ります……」
(君かよ!!!!!!)
店主はひっくり返った。

タグ:

posted at 23:55:16

@Izumi_Otsukiホーム
スポンサーリンク
▲ページの先頭に戻る
ツイート  タグ  ユーザー

User

» More...

Tag

» More...

Recent

Archive

» More...

タグの編集

COM3D2 ウマ娘 FGO ブルアカ アズールレーン 艦これ版深夜の真剣お絵描き60分一本勝負 pixiv 艦これ カスタムオーダーメイド3D2 原神

※タグはスペースで区切ってください

送信中

送信に失敗しました

タグを編集しました