Ken
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- 自己紹介 鈴木大拙と西田幾多郎と小林秀雄、海音寺潮五郎、白隠禅師、アランとカント、史記と十八史略あたりが自分の骨格です。 日本の9条改憲と核武装、株主資本主義の修正と就労世代の所得向上、出生率アップを尊ぶ中道左派を志向します。 愛と家族と個人の課題、交友の課題、そして仕事の課題で、望むゴールが現実に実現できたらありがたいです。
2013年03月23日(土)
Togetter(トゥギャッター) @togetter_jp
.@opinel432さんの「天皇や寺社の権威と都の置き方」がきてる!早くしないと乗りおくれるよ! togetter.com/li/475342?f=tgtn
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posted at 02:24:02
①【伝統的秩序】長い歴史を経て、さまざまな試行錯誤を繰り返しつつ徐々に形成されてきた秩序、いわば日本社会の基層的構造は、当然、それを形成してきた日本人の精神構造と対応し、この対応によって日本の社会は機能している。<『1990年代の日本』
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②これはいずれの社会でも同じだが、今もし、強烈なイデオロギーをもつ独裁国家が日本を占領し、この日本の伝統的文化的秩序そのものを根本から変えねばならぬと信じて革命を行ったら、いわば「日本版文化大革命」を実施して、社会の基層的構造をことごとく破壊したら一体どうなるであろう。
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③まず、一揆的集団主義を解体する。
日本の職場はある意味でみな一揆であり、一揆的積み重ねで大組織となっている。
たとえば末端の班でも、班長と班員との関係は「公方と一揆」のようなもので、班長が何かを指示したら必ず「班員に於て談合を加え」なのである。
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posted at 05:27:48
④官庁のことを聞くと、大臣が指示すれば必ず局長が集まって「談合」を加える。
そして時には次官を通じてそれとなく一部修正を要請してもらう。
これは、しばしば日本の組織は決断が遅いと外国から抗議される理由だが、ものごとはすべてプラスとマイナスがある。
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posted at 05:57:41
⑤いわば全員に意志が徹底するだけでなく、全員が何らかの形で意志決定に参画しているという意識をもつ。
QC(註:品質管理QualityControl)が、それを発明したアメリカより日本の方がうまくいったのはこの伝統のゆえだが、利点はそれだけでない。
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posted at 06:27:48
⑦完全に合理的に構成された組織は、意志決定がアメリカのように上層部に集中してしまうから、一般の従業員は「何ら決定権がない」という意識をもたざるを得ない。
この意識をもつとトインビーのいう「内的プロレタリアート化現象」を生む。
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posted at 06:57:42
⑧いわば「自分はここにいるが、所属しているのではない」という意識、
日本で俗にいう「お客様」意識になってしまう。
そうなると組織は活性を失って硬直化し、内から崩壊していく。
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posted at 07:27:51
⑨…それを全て否定し
「自分は…命令をしているのだ。それに対して異を唱えかつ談合までする者はサボタージュの煽動者である。逮捕して強制収容所に叩き込む」
などといわれ、現にそれが実行され、スパイが一揆的談合をしていないかと常に目を光らせていたら、日本人は途端にやる気をなくす。
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posted at 07:57:40
⑩更に昇進・抜擢は能力順位では行われない。管理者は全て党から派遣された党員で、党員でない者はいかに働いても昇進はない。
問題にされるのは専らイデオロギーヘの忠誠度で、どれだけ筋金入りで革命のドグマにどれだけ精通しているかが唯一の評価になるから、人望などは初めから問題にされない。
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posted at 08:33:42
⑫勤労の絶対的規範化の確立は確かに日本民族の履歴書の重要な一項なので後述するが、それは、日本的社会構造に対応して機能している精神構造によって発揮されているのであって、その社会構造を根底から破壊してしまえば、発揮の方法がないので喪失する。
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posted at 09:27:56
⑬このような不幸は、有難いことに、少なくとも現在までは起らなかった。
将来のことは不明だが、予測は後に触れるとして、確かにそういうことは起らなかったが、似たことが全然なかったわけではない。
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posted at 09:57:44
⑭これは終戦後の一時期、過去はすべて″封建的″と否定され、アメリカを絶対化してすべてその通りに行うべきだと信じられた時代には部分的に起っている。
見方によっては、それは「マッカーサー文化大革命的な一時期」といえよう。
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posted at 10:27:59
⑮企業の中にも、組織を完全にアメリカ型にし、アメリカ式マニュアルを用い、アメリカ式経営学の模範答案のような経営をしたところがあった。
幸い、冗談でなく「幸い」なのだが、企業には倒産という淘汰があるから、ある者は洵汰され、ある者は淘汰される前に方向転換をした。
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posted at 10:57:44
⑯そのとき倒産して、別の企業に移ったある友人は、当時を回顧して
「いや全く、どう対応してよいのか、みな、わからなくなってね……」
と、細々とした実例をあげていたが、そうなって当然なのである。
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posted at 11:27:56
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「福島で暮らしてて、将来子供達が病気になったらどう責任取るんだ!」とかいう発言は、福島で一生懸命子育てしている全ての親御さん達に対して失礼極まりない発言だって事くらい、ちょっと考えれば分かると思うんだけどな。
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posted at 21:53:48
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木矢幸孝”私たちはパターナリズムを前提にせざるを得ない世界に生きているのであり、むしろ問題はそれを取捨選択していくための社会的諸条件とどう向き合っていくのかを考えることにある。” j.mp/PXKSwa 『統治・自律・民主主義 パターナリズムの政治社会学』
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