どりドリ@ピコリーノ(@d_doridori)/2013年05月18日

国民国家というのは領域内の人間を贔屓する性質を基盤にしている。同族企業みたいなもんである。ここに経済合理性を持ち込んで能力主義人事などをやると一族の絆が危機に瀕する。そこで他のクランに噛み付いて結束を図る。だいたいこれが21世紀型国家の基本路線である。

posted at 05:13:48

経営者が賃金を国際水準に合わせて切り下げる事と、暴徒が外国人を殴りに行く事はセットの事象である。「内の人間」の待遇が下がった分だけ「外の人間」の境遇を悪くする。内外格差がないと「贔屓」が消滅して結束を失う。同族企業の中で虐められている末弟が非一族の雇い人に当たり散らす構図である。

posted at 05:26:54

安定と秩序を供給する機能に関して国民国家に匹敵するシステムは中々無いので、身内贔屓の非合理性・非倫理性は呑まざるを得ない。しかし「もっと合理的にしろ」という要請も「もっと倫理的にしろ」という要請も常に存在する。どちらも贔屓貯金からの取り崩しになるので両方に最大に応える事はできぬ。

posted at 05:36:15

とりあえず「国家の倫理性・合理性・結束の総和は一定である」という仮説を出して終わりにする。

posted at 05:41:58

小生としては祖国にもう少し合理性を落としてもよいからもう少し倫理的に振る舞って欲しい。共同体への忠誠と倫理観がコンフリクトを起こすのは困る。

posted at 05:45:16

倫理・合理・結束にどれだけ点を割り振るかで政治マトリクスが作れそうである。倫理に全部振れば墨家思想、合理に全部振ればグローバル経済、結束に振ればファシズムである。倫理と合理に振るのはリベラルで、合理と結束なら新右派、倫理と結束なら旧来保守、全部にちょっとずつ振ると中道である。

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posted at 06:00:24

リベラリズムとアナキズムが近い関係にあるのも上手く表せる。結束に点を振らないので最終的に国民国家の解体を志向するのである。

posted at 06:29:52

中国は毛沢東の遺産である結束を取り崩して鄧小平の合理主義路線を進んでいる。種々な政策は要素から要素への移し替えとして表現できる。結束が低いと分裂する。倫理が低いと世界の敵になる。合理性が低いと生活が不便である。

posted at 06:45:35

もし党派のうち一群が救いの無い阿呆に見えたら、3つの要素のうちどれかを見落としている。殆どの党派が阿呆に見えたら2つ見落としている。

posted at 07:00:59

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秋ゑびす @yamashita99

「忘れない」という行動を、「教訓を生かす」という目的で実行する人と、「恨みを残す」という目的で実行する人とが居ると、結果が変わってくる。

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posted at 11:17:53

柵犬作太@本拠地 @cakynHy