りか @greenhouse_rika

11年6月19日

ギイの声に頷き、格納庫へのドアを開き、床を蹴ってぼくの機体へと乗り込んだ。カタパルトへ進むと、すぐさま発進シークエンスが流れた。体に襲い掛かるGを振り払い宇宙へと飛び出す。
遠ざかる母艦に「帰ってくるよ」と呟き、一気に加速した。
絶対に帰る。ギイと約束したのだから。

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posted at 09:13:20

りか @greenhouse_rika

11年6月19日

「ギイ、行かなきゃ」
「託生……」
ぼくの前髪をかきあげコツンと額を合わせ、
「帰ってこいよ」
「ギイこそ」
そのまま口唇を重ねた。
こんな切羽詰った状態なのに、穏やかに甘いキス。
湿った音と共に口唇が離れ、ぼくの口からふぅっと溜息が零れ落ちた。
「行くぞ！」
「うん」

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posted at 09:13:02

りか @greenhouse_rika

11年6月19日

心配げに覗き込むギイこそ、疲れが滲んでいる。
それもそのはず、最終決戦はすぐそこまで来ているのだから。
「無茶はするなよ。変調を起こしたら、離脱しろ」
「うん、わかってる」
そうする事はできないとお互いわかってはいるけれど、心配性のギイの言葉に、いつものように微笑んで頷いた。

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posted at 09:12:32

りか @greenhouse_rika

11年6月19日

「おい、無理するな」
鳴り響いたアラートに、仮眠を取っていたぼくは、ロッカールームに飛び込みパイロットスーツに着替えた。
同じく飛び込んできたギイがすばやく着替え、ヘルメットを被ろうとしたぼくの手を壁に押し付け顔色を探る。
「大丈夫。休んだから」

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posted at 09:12:05

りか @greenhouse_rika

11年6月19日

パイロットスーツ姿で前髪を上げられている託生を妄想してみよう。 bit.ly/lfAgaj 　んーとね。思わずガン○ムが浮かんじゃったのよ（爆）ということで、ちょいとパラレル。

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posted at 09:11:39