りか @greenhouse_rika

11年10月10日

「落ち着け、オレ」
自己暗示をかけつつ、今夜はどうしてやろうなんて余計な事を考えたおかげで、座席にたどり着けたのが1分前。
今夜は、覚悟しろよ。抱き潰してやる。

タグ： Reset

posted at 19:38:57

りか @greenhouse_rika

11年10月10日

そうか、落ち着いたのか。緊張が解れたのなら、それはよかった。
……と言いたいところだが、この素直な下半身を抱えたオレをどうしろってんだ？！
「そろそろ行かなきゃ」
「そ……そうか」
「じゃ、ギイ、あとでね」
機嫌よく手を振って託生は出ていったが、オレはそのままその場に座り込んだ。

タグ： Reset

posted at 19:38:18

りか @greenhouse_rika

11年10月10日

言うなり、託生の腕がオレの首に巻きつき……。
おまっ、ちょ……。
熱く口唇を重ねる託生の背中に腕を回そうとするも、ビシッと託生に払い落とされ、思う存分キスを堪能して託生が口唇を離す。
「ふぅ、落ち着いた」

タグ： Reset

posted at 19:37:58

りか @greenhouse_rika

11年10月10日

「んー、ギイ、呆れない？」
「呆れる？オレが？」
「元々、ギイがここに来るからいけないんだけどね」
「オレ？」
「うん、じゃ、責任とってもらおうっと」
「はい？」

タグ： Reset

posted at 19:37:34

りか @greenhouse_rika

11年10月10日

コンサート直前のこのときに、何か問題でも発生したのか？
眉を顰めたオレに、
「別になにもないんだけどね」
と言いつつ、やはり何故か託生は困り顔。
「オレにできることなら、言ってくれ」
こんな状態でコンサートなんて、まずいだろ。

タグ： Reset

posted at 19:37:17

りか @greenhouse_rika

11年10月10日

「ギイ？」
「精神統一とかしてて邪魔になるんだったら、すぐ出ていくけど」
予定の時間より早く着く事ができたオレは、託生の控え室に顔を出した。
「んー、それはいいんだけどね」
ほんの少し小首を傾げて、困ったように笑う。
「どうかしたのか？」

タグ： Reset

posted at 19:37:00