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2011年10月24日(月)
同じように託生さんも感じたのか、
「そうですよね。早く治ってもらわないと、仕事に響きますよね。じゃ、お借りします」
と素直に受け取った。
「では、お先に」
「お疲れ様でした」
託生さんと連れ立って事務所をあとにして、気付きました。
なぜ、看護師の服が置いてあったのでしょうか……。
posted at 09:18:00
「あ、それ、わかります。お医者さんだとちょっと怖いけど、看護師さんだったらホッとしますよね」
「ですから、格好だけでも変えたら副社長も早く元気になると思うんです」
なるほど。病は気からと言いますから、それはそれでいいアイデアかもしれません。
posted at 09:17:43
「日ごろ健康な方は、体調を崩されると気弱になることがありますよね?」
「そうですね。たしかに」
大野さんの言葉に、託生さんは頷き、でもそれとこれのどこが繋がるのかわからないという風に困惑の表情を浮かべた。
「そんなとき、看護師さんの姿を見たら、なぜか安心しませんか?」
posted at 09:17:21
はてなマークを頭に飛ばした託生さんに、
「看護師の服です」
「「………はい?」」
大野さんは仏のような慈悲深い微笑を浮かべた。なぜか、背後の女性スタッフも同じような表情で頷いています。
というか、なぜ、看護師の服がここに?
posted at 09:17:01
その託生さんの背後で、なにやら女性スタッフが集まりだし、ぼそぼそと話し合いをしていたと思ったら、大野さんがロッカールームに向かいなにやら紙袋を持って戻ってきた。
「託生さん、よかったらこれを」
「あの、これはなんですか?」
posted at 09:16:40
「では、急ぎましょうか。車をすぐに回します」
と、ヘッドセットでマイケルに指示を出すと、託生さんがホッとしたように溜息を吐いた。
posted at 09:16:20
「託生さん、どうなさいました?」
執事さんに帰宅時間を連絡してくると出ていった託生さんが、顔を曇らせて戻ってきた。
「あ、ギイが体調を崩して、マンションに帰ってるんだそうです」
「副社長が?」
いつも元気な副社長でも、そういうときがあるんですね。……と言ったら失礼ですね。
posted at 09:15:52