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2012年09月14日(金)
「笛」「大きい」「呼ぶ」を使って爽やかな短文を作りなさい。 #voitekatyan t.co/sMwEpf1j
またもや祠堂署設定で。ごめん、真行寺。いつも謝っているような気がするけど、こういう印象なんだもん;
posted at 15:21:37
真行寺が肩で息をしながら涙目で問いかけてきた。
「三洲なら署に向かったぞ」
「待っててくれなかったんスね」
「真行寺君………」
「アラタさーん!」
半泣きの真行寺を連れ署に戻ったときには、これまた三洲と擦れ違いになり、その夜、署では報告書を書きながら吠える真行寺の姿があった。
posted at 15:20:34
「オレだったら、託生があんな風に呼んでくれたら、無茶苦茶嬉しいぞ」
「ちょっと、ギイ。恥ずかしいこと言うなよ」
「いいじゃん。章三もいないし」
「ギイってば、くすぐったい」
「あの………」
背後からかけられた声にビクリとして振り向くと、
「アラタさんは………?」
posted at 15:20:23
「………3分かかんないだろうな」
「うん……あ、三洲くん、待たないの?」
「あんな恥ずかしいヤツ、待ってられるか」
言い捨てて、三洲は章三の車に乗り込み、その場をあとにする。
「あれだけ自分の名前を連呼されてたら、三洲くんも気まずいだろうけど」
posted at 15:20:08
ギイは指を口にくわえて、ピーッと指笛を鳴らした。
あぁ、名前を呼ぶより、この方が遠くまで聞こえるな。
すると、ひょこっと真行寺が窓から顔を出し、ぼく達を視線に捕らえ……いや、ぼく達ではなく三洲を認識したとたん、忍者のように窓から消えた。
posted at 15:19:49
邪魔者を殴り倒しながら三洲を探している内に、上まで行っちゃったんだろうけど、エレベーターも止まっているし、あそこまで呼びに行くのもなぁ。
「アーラーターさーーん!」
「どうする、ギイ?」
「仕方ないな」
posted at 15:19:32
「あんな上まで行ったら、聞こえなさそうだね」
「まったく、あいつは。なんとかと煙は高い所に登ると言うが登りすぎだろ」
「慌てて出て行っちゃったから、携帯もトランシーバーも持ってないし」
「三洲はさっさと脱出したっていうのに」
posted at 15:19:22
三洲がいるビルが襲撃されていると連絡が入ったとたん真行寺が飛び出し、慌ててあとを追ったものの着いた時にはすでに真行寺の手によって片がついていた。
あちらこちらに伸びているヤツらを捕獲し、さて当の真行寺はどこにいるんだと首を傾げたとき、三洲がビルの上階を指差した。
posted at 15:19:07
ぼく達が着いたときには、すでに真行寺の姿は見えず、高層ビルのどこかから大きい声が漏れ聞こえるだけだった。
「三洲、大丈夫か?」
「あぁ」
言いながら、三洲がビルに視線を向ける。
「アーラーターさーーん!」
「あの、バカ………」
「擦れ違いになっちゃったんだね」
posted at 15:18:56