りか(@greenhouse_rika)/2011年08月

11年8月1日

「託生も舐めろよ」
「え…でも………」
「今まで何回か、経験してるだろ？」
「それは、そうだけど……」
「ほら、口開けて」
「うん………」
「託生？」

タグ：日常会話

posted at 14:17:42

11年8月1日

「甘っ！」
「そりゃ、コーティングされてるし。託生、舌見せて」
「べっ」
「あー、真っ赤。オレとお揃い♪」
「だから、イヤだったんだよ。りんごあめ」
ﾀε=ε=ε=~~ε( ・д・)3゛

タグ：日常会話

posted at 14:18:30

Permalink - 2011年08月01日

2011年08月03日(水)

「お帰りなさいませ、義一様」
「あぁ、託生は？」
上着を渡しネクタイを緩めながら問いかけたオレに、
「キッチンにおられます」
複雑な顔をして執事が答えた。
「キッチン？珍しいな。何か、作ってるのか？」
「はぁ、パンです」
「パン？なんで、急に」
「それは存じませんが……」

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posted at 14:59:17

視線をそらして執事が言葉を濁す。
首を傾げつつ、
「ちょっと覗いてくる」
「あ、義一様！おやめになった方が……」
方向を転換しキッチンに向かおうとしたオレに、慌てて執事共々メイド数人が焦った顔をして止めた。
「……なにか、あるのか？」

タグ： Life

posted at 14:59:49

問いかけてもお互い顔を見合わせながら、ふるふると首を振る様子に疑問を浮かべつつ、
「オレが行ってはいけないわけじゃないんだな？」
「はい……」
確認を取り、キッチンに足を向けた。
うん？なにか、音がする？

タグ： Life

posted at 15:00:11

キッチンに近づくにつれ、ドンドンと何かを叩きつけているような、乱暴な音が大きくなってきた。
そして。
「ギイのばかーーーーーーっ！！」
扉を開ける寸前、中から聞こえてきた託生の絶叫。
「ペテン師！我侭男！自己中！それからそれから……エロ魔人！！」
………ゴン。

タグ： Life

posted at 15:01:02

ドアノブを手にしたまま、思わず扉に頭を打ち付けた。執事の不憫そうにオレを見る視線が、背中に突き刺さる。
「………託生は、何を作っていたんだっけ？」
「パンです」
そうだった。パンだった。
中から、ドッタンバッタン、オレへの文句と共に大きな音がするのは、単純に種を捏ねてるだけか。

タグ： Life

posted at 15:01:30

確かに昨晩喧嘩して、託生の文句を聞きもせずバスルームに行ったものだから、託生の怒りが未消化なのはわかるけど。だからって、託生………。
目頭が熱くなっているのは、気のせいではないみたいだ。
そこにどのくらい、いたのだろうか。

タグ： Life

posted at 15:01:50

投げつけるような音が止み、二言三言ボソボソと声が聞こえたあと、唐突に扉が開き、中から託生が出てきた。
「あれ、ギイ？」
さっぱりとした顔をして、頬に白く粉をつけ、キョトンとオレを見上げる。さっきまでの絶叫がまるで夢だったかのような、さわやかさ。
「あ…あぁ、ただいま」

タグ： Life

posted at 15:02:21

「お帰り、今日は早かったんだね」
にっこり。
託生の可愛い笑顔に、「あれは夢だったんだ。夢に違いない」と、オレの願望が見て見ぬふりをしたがった。
「なにしてたんだ？」
託生の汚れた頬を指ではらい、一応聞いてみる。

タグ： Life

posted at 15:02:40

「パン作ってたんだよ。発酵はシェフがやってくれるって言うから、任せてきちゃった」
「ふぅん、そうか」
あっさりと答える託生に、がっくり肩を落としたくなった。やっぱり、パンを作っていたのは現実だったのか。
「あとで、ギイ、食べる？……食べるよね？」
ゾクリ。

タグ： Life

posted at 15:03:00

ほんの少しトーンの下がった託生の声に、恐る恐る託生を見ると、楽しそうな口調とは裏腹に目が笑っていない。
これで食べないと言えば、自分がどうなるのか、簡単に予想できてしまうのが哀しい。
「……はい。食べさせていただきます」

タグ： Life

posted at 15:03:18

辛子が入っていようが、わさびが入っていようが、この際なんでも食べましょう。これで、託生の機嫌が直るなら。

タグ： Life

posted at 15:04:02

夕食と共に出てきた食パンは、驚くほど美味かった。
「美味しい？」
「すっげぇ、美味い」
「どんどん食べてね」
それだけで託生の機嫌は直ったが、心中複雑な気分になったのは言うまでもない。
喧嘩は翌日まで長引かせない。
心に誓った教訓だった。

タグ： Life

posted at 15:04:21

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Permalink - 2011年08月03日

2011年08月04日(木)

「助けに来るころには心中してそうだ」「やめてくれ!」「手引きしてやれよ。時限爆弾を停止にするにはどうすればいいのか。教えるのは得意だろう?」「たくみ…っ」「ほら、早くしないとまた爆発した」「集中、しろ」「なんだって?」

タグ： Ayaさまの暗号

posted at 10:05:46

「託生、集中しろ！」「聞こえてないよ？」「余所見するな、赤を切ろっ！」
140文字には収まらなかったし、ものすごく無理矢理（笑）

タグ： Ayaさまの暗号

posted at 10:06:16

@torte_2011 「xx」を消しながら、楽しませていただきました♪……が、最後間違ってる；「切ろ」じゃなくて「切れ」ですね；あぁぁぁぁ。

タグ： Ayaさまの暗号

posted at 13:00:53

@torte_2011 「全員にキスし終わったころには見つかりそうだ」「やめてくれ！」「心してしてやれよ。ニューハーフを返り討ちにするにはどうすればいいのか。変装は得意だろう？」「たくみ…っ」「ほら、早くしないとまた……キスされた」「…、しろ」

タグ： Ayaさまの暗号

posted at 15:33:09

@torte_2011 「なんだって？」「託生、女装セット用意しろ！」「聞こえてないよ？」「ボヤボヤするな、かま野郎を振り切るっ！」 ………そろそろ壊れてきましたので、落ち！

タグ： Ayaさまの暗号

posted at 15:33:43

Permalink - 2011年08月04日

2011年08月07日(日)

「経済学部……お前、音大は？！」
「止めた。趣味でバイオリンをやっていくなんて、贅沢すぎるよ」
「なんだよ、その言い訳？！」
「言い訳じゃないよ。現実だ」
「もう、バイオリンは弾かないってことか？」
「そうだね」
「……理由を教えてくれ」

タグ：おふぃすらぶ

posted at 19:34:26

「さっき言ったとおりだよ。現実的じゃない。音楽の道を行くなんて、ぼくには無理だ」
「なら、オレが………」
「ぼくが、そういうのが嫌なのわかってるだろ？それに………」
「託生？」
「ギイこそ、いい加減、ぼくを言い訳に使うの止めてくれよ」
「……？！」

タグ：おふぃすらぶ

posted at 19:34:44

「ギイは無理なんてしていないって言うけど、それこそが迷惑なんだよ。ギイのやるべきことをやってほしいんだよ。ぼくは足を引っ張りたくないんだよ」
「そんなこと……！」
「ある！今までも、そうだった。これからは、もっと無理するだろう？アメリカと日本に離れるのだから」

タグ：おふぃすらぶ

posted at 19:35:06

「託生が気にすることはないんだ！オレが、そうしたいから……」
「だから、それが迷惑なんだってば！」
「託生………！」
「とても幸せな夢を見せてくれて、ありがとう。ギイはギイの道を歩いていってほしい」
「なにを言ってる？！オレは別れる気なんてないぞ？！」

タグ：おふぃすらぶ

posted at 19:35:30

「……夢の時間は終わりなんだよ。これからはＦグループの後継者として……」
「託生！！」
「さよなら」

タグ：おふぃすらぶ

posted at 19:35:45

………卒業間際の不安定な時期。そこにつけこんで、裏から親父が託生に話をしたのを知ったのは、今から一年ほど前のことだ。
今なら……力をつけた今なら、託生を守れる。
今度こそ、託生を離さないために。
あいつが、どれだけ嫌がったって、絶対手に入れてみせる。……絶対に！

タグ：おふぃすらぶ

posted at 19:36:01

Permalink - 2011年08月07日

2011年08月13日(土)

11年8月13日

「人を好きになるのなんて、その人間の自由だろ？」
「それは、そうだけど…」
「だったら、オレが託生を愛してるのはオレの自由だと思うけど？」
「そうだけど！でも、ぼくは…！」
「オレを好きだろ？」
「…っ！」
「でなければ、お前のことだ。さっさと退職してるだろ？」
おふぃすらぶ～♪

タグ：おふぃすらぶ

posted at 20:22:10

Permalink - 2011年08月13日

2011年08月26日(金)

11年8月26日

「葉山、少し痩せたか？」
「う……うん、ちょっとね」
「そんなに無理させてるつもりないんだけどな……（ぼそり）」
「ギイ！！」
「そんなことだろうと思った。崎」
「み…三洲、今、どこから出した？」
「赤池、そんな細かい事は気にするな」
「これなんだ？」

タグ：沈丁花

posted at 11:55:16

11年8月26日

「等身大、葉山の写真プリント済みの抱き枕だ。それで、たまには我慢しろ」
「……どうせなら、裸の写真の方が…てっ！」
「なに言ってんだよ！！三洲君、こんな恥ずかしいもの！」
「それで安眠できるなら楽だぞ。それに、ほら」」

タグ：沈丁花

posted at 11:56:17