ひなた_sk
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2016年06月22日(水)
死んだはずの親父がいきなり現れて、執拗にカルトに勧誘してくる。 #好きな映画をつまらなさそうに紹介する pic.twitter.com/Z91tXkqJse
posted at 09:06:27
しつこく怒っていますがこの記事も同じ。www.j-cast.com/2015/09/082447... 「企画された性的プレイだと思っていた可能性」で終わらせず、「企画された性的プレイ」なら参加者全員に明確に合意が存在するはず、セーフワードも周知されているはず、という点をきちんと書くべきでしょ。
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posted at 11:45:28
合意形成の有無、セーフワードの有無を問わずに「企画されたプレイ」だけを取り上げるのは、性的暴行を「誤解していましたごめんね」で終わらせるのと一緒。「誤解」じゃないのよ。そこの確認を怠って行為に及んだ時点で、性的暴行なの。「企画プレイ」だろうとそうでない性行為だろうとそれは同じ。
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posted at 11:48:51
吐く息すらも凍りつく絶対凍土が、ネオサイタマの政治の中枢のなお内奥に隠されている。「嗚呼」重い足取りを進めながら、チリングブレードはかすかに震え、呻いた。それは寒さのためではない。ヤモト・コキとの戦闘は不本意な結果に終わり、彼の名そのものである氷のツルギは打ち砕かれた。
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posted at 13:09:54
市民社会において単なるはみ出し者のクズに過ぎなかった彼は、あの日の凍てつく夢によって全てを変えた。剣を捧げるべき乙女を得、戦う意味を得た。ほかに価値あるものなど、何があろう?それゆえ彼は何より恐れる。乙女の寵愛を失い、顧みられることもなく、虚無に置き去りにされることを。
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posted at 13:15:59
「お許し下さい!」チリングブレードは素早くドゲザした。コリ・ニンジャ・クランの者でなくば、メンポをつけていようと額が氷に張り付き、顔面を不可逆損傷したであろう。「我がイクサ芳しくなく……」「許しを与えるのは女王だ」ブリザードは厳かに言った。「アタマを上げ、コリ・ケンを見せよ」
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posted at 13:25:13
チャンバーの氷壁の中には苦悶の表情で心停止したニンジャ達がもがきながら埋め込まれ、永遠に封じられている。現在のコリ・クランが神聖契約を結んだアマクダリ・セクトのシステムにたてつき、冷凍禁錮刑に処された堕落ニンジャ達。そして、より太古の。それらは平安時代のニンジャまで遡る。
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posted at 13:38:15
成田宇宙港。旧世紀の国際空港は再び旧世紀を開始する出発点として生まれ変わった。等間隔で配置された黒いトリイは四方八方へサーチライトを投げかけ、武装マグロツェッペリンとUAVが飛び、守護ニンジャとハイデッカーが定時巡回を続けている。
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posted at 14:36:00
発射5分前。当然ながら、既に乗組員の搭乗は完了している。アガメムノン。そしてドラゴンベインとスワッシュバックラー。彼ら二人のハタモトは鷲の一族であるアガメムノンを地上において再び見出し、潰えかけた未来を繋いだ英雄であり、遺伝子レベルの忠誠を誓った戦士である。
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posted at 14:40:21
クロノスはオナタカミの粋を集めたニンジャだ。モダンエイジとプロボットは宇宙作業の訓練を積んだニンジャ。不測の事態に備える。更に二名、ペケロッパ・カルトのシーカーとキルナイン。アルゴスを神として崇める彼らがアルゴスの月基地メインフレームのエンジニアとなる。この八名が乗組員である。
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posted at 14:48:00
4秒前。クロフネが震動し、煌くパーティクルが立ち込める。宇宙港配備ニンジャのジャガンナートが交戦信号を伝えてきた。成る程、ニンジャスレイヤーは宇宙港を選んだか。UAVカメラが映像データを提供する。ずんぐりした宇宙服を着込んだニンジャが地上でジャガンナートにカラテを叩き込む瞬間を。
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posted at 15:01:53
宇宙服は赤黒にペイントされ、頭部に「忍」「殺」とショドーされている。ニンジャスレイヤーだ。彼の出現経路のレポートがアルゴスに後追いで提供されてくる。出現自体は想定内。ゆえに遡って吟味する行為は無意味である。ジャガンナートは爆発四散し、彼の着込んだ重UNIX装甲が爆裂した。3秒前。
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posted at 15:04:49
アルゴスは垂直上昇するクロフネとニンジャスレイヤーの跳躍軌道を計算する。目的は撃墜ではないのだ。「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは飛行方向にフックロープを投擲し、アンタイ・ニンジャ装甲の継ぎ目に鉤爪を引っ掛け、巻上げ機構を働かせ……しがみついた。スペースシャトルのブースターに。
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posted at 15:19:25
……「イヤーッ!」ポルダリングめいて、ニンジャスレイヤーは装甲の継ぎ目から継ぎ目へ指先をかけ、ニンジャ握力で己の身体を移動させていく。「イヤーッ!」少しずつ。少しずつ!(((でかしたぞフジキド!たかが打ち上げ花火、何ほどのものか!)))ナラクの声がニューロンに木霊した。
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posted at 15:35:33
(((だがこの速度はちと骨だ。モタモタしておれば、オヌシは消し炭となろう)))(ならば黙っておれ、ナラク)ニンジャスレイヤーは集中力を高めた。一挙一投足の誤りが犬死にに直結する。大気圏突入が近い。「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはシャトル本体にしがみつき、身体を引き上げた。
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posted at 15:39:30
全てのものが熱を帯びて赤く輝き始めた。ニンジャスレイヤーの目も燃えていた。決断的な憎悪と殺意にだ!庇めいて歪んだ装甲の陰で、彼は一心に耐えた……宇宙服の中の彼自身が宇宙速度を克服せねば、目的達成は無い!「ヌウウウウウーッ!」(((フジキド!)))ナラクの叫びがニューロンに響いた。
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posted at 15:48:44
クロフネは大気圏を突破!本来はメインエンジンをここで切り離すが、極短時間で月へ到達するクロフネは通常のシャトルとシーケンスを異にする。安心はまだまだ先だ。チャドー。フーリンカザン。そしてチャドー。「スウーッ!ハアーッ!」ニンジャスレイヤーは呼吸を深める。宇宙をフーリンカザンせよ!
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posted at 15:51:31
「スウーッ!ハアーッ!スウーッ!ハアーッ!」宇宙服が赤熱してゆく。アンタイ・ニンジャ装甲を庇としたが、まだ足りぬか?崩壊は間近なのか!だがその時、宇宙服の継ぎ目にマグマめいた赤黒の火が脈打ち、輝き始めた。(((フジキド!)))「ナラク!」おお……ゴウランガ……ゴウランガ!
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posted at 15:56:37
重量バランスの崩れたシャトルを、墜落を免れるために小型のブースターの細かい駆動によって滞り無く制御するのは、他でもない、アルゴスである。アガメムノンを月へ運ぶために、ここはアルゴスが尽力せねばならないのだ。アルゴスが通常の感情と呼べるものを持たなかったのは幸いであった。
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posted at 16:01:01
結局、何も変わらなかった。ジリー・プアー。彼女にとっては全てがジリー・プアーのままだった。むしろ、遥かに悪かった。それが現実だった。バイト先のマネージャーにはいつも、現実を見ろと叱責される。見ている。これが現実だ。シノブは悪化の一途をたどる365日クソッタレの現実を見ているのだ。
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posted at 17:13:40
「大丈夫、姉ちゃん様が来てやったぞ」シノブは胸の中で小さく独りごちた。自分自身を勇気付けるためにも。それは本来、当然の権利であり、誰にも咎められるはずがない。だがここ数ヶ月、人々の無言の眼差しが、監視が、あるいは自律兵器のカメラアイが、彼女を恐れさせ、何度もその行動を躊躇させた。
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posted at 17:35:33
シノブは数年前、テンプラ屋で働いていた弟を失った。頼りない奴だったが、自分より勉強はできた。そのくせ、好きなものは一緒で、いつもバカ話をしていた。センタ試験に失敗した自分と違い、弟は大学を出た。だが就職には失敗し、結局はテンプラ屋のバイトになった。お互いお前はバカだと笑い合った。
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posted at 17:43:46
冷気が押しよせる。シノブは限界までジャケットのジッパーを上げる。その下には露店で衝動的に買ったアートTシャツ。何か解らないが、エネルギーを感じたからだ。アートで世界が少しはマシになるのではと馬鹿正直に信じていた頃もあった。だが世界は、そんな物をもう必要としていないのかもしれない。
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posted at 18:00:44
近頃、このセンコ行為が煙たがられているのを、シノブは気づいていた。今はまだ、センコを捧げただけでどこかに連れて行かれるほど、この街は狂っていなかった。だがいずれは、センコを供えることすら犯罪行為とされかねない。そう遠くない未来に。クソッタレ。シノブは胸の奥でキツネサインを作った。
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posted at 18:05:45
シノブは耳を塞いでいたイヤホンを引き抜き、コードを丸めて、ポケットに突っ込んだ。皺ひとつないスーツを着てサイバーサングラスをかけるカチグミサラリマンやグレーター・オーエルの間をかき分けて進んだ。そして仰ぎ見た!そこで、シノブの理性は飛んだ。迷いも、打算も、分別も、全て吹き飛んだ!
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posted at 18:15:40
果たしてそれは、夢か幻か。二年近く前にこの広場から撤去されたはずの慰霊碑が、戻ってきていたのだ!「アイエエエエ!」シノブは震える手で、ほとんど無意識のうちに、バッグの中からキュウリを取り出した。それはキュウリを胴体に、ワリバシを脚に見立てたタリスマン、すなわち霊の乗る馬であった。
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posted at 18:23:05
シノブは、あの憎たらしい多脚戦車の残骸に気づいた。ガレキの下に埋まった自律兵器の、拳型にへこんだ装甲板には、未だ発散しきれぬカラテ運動エネルギーが残り、鉄と硫黄の香りとともに、黒い碑の周囲に渦巻いていた。シノブはただそれを熱としてだけ感じ取り、踏みつけ、一段高いガレキ山を登った。
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posted at 18:37:23
「何でだよ」シノブは全身が空に釣り上げられるような恐怖と怒りと惨めさを同時に感じた。「何でだよ、ふざけるな!」奥ゆかしさをかなぐり捨て、両手で全方位に中指を立てた!怒り!激しい怒り!燃え上がるような怒り!「なんで!私が今!お前達なんかに!ドゲザしなきゃいけないんだよ!ふざけ…!」
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posted at 19:01:30
彼女の叫びは、凄まじい怒号にかき消された。「「「ザッケンナコラー、市民!」」」群衆をかき分け、ハイデッカーが現れたのだ。シノブは今にも失禁しそうなほどの戦慄に襲われた。だが、耐えた。そして、いつの間にか、あっという間に、取り返しのつかない線を踏み越えてしまっていたのだと直感した。
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posted at 19:06:11
ハイデッカーが粛々とした足取りで迫る。ガレキ山の裏手、シデムシ残骸の横を、シノブはブザマに這い登った。その時、アドレナリンの異常興奮をも超えて、彼女の腕に鋭い痛みが走った。何かが、ジャケットごとシノブの肌を切り裂いた。粒のような鮮血が飛んだ。何らかの刃物が、そこに埋まっていた。
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posted at 19:22:21
武器だ。シノブはヤバレカバレでそれを掴み、引き抜き、構えた。握りしめた鋭利な刃物は、ただそれだけで、彼女の指と手のひらをも、深く切り裂いていた。それこそは、残骸シデムシのアイカメラに突き立てられたまま放置されていた、死神のスリケンであった。
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posted at 19:24:54
「ハァーッ!ハァーッ!ハァーッ!」慰霊碑横へと逃れ、再び立ち上がったシノブは、震える手で、それを見た。掌の上に乗った鋼鉄の星は、恐ろしいほどに重かった。それはスリケン。ニンジャの武器。プラスチックの玩具や紛い物でもない。本物のスリケン。なぜ本物のスリケンが、こんな場所にあるのか。
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posted at 19:27:38
頭がおかしくなってしまったのだろうか。そうかもしれぬ。何の前触れもなく慰霊碑が戻ってくるなど、そもそもがこの世の道理を超えているのだから。ならば、もはや後戻りはきかぬ。そもそも、失うものなどもう無かったのだ。いま、シノブの手にあるのは、この血染めのスリケン、ただ一枚だけであった。
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posted at 19:31:11
センタ試験と同じ。やり直しは効かない。もう自分は死んだも同然。でも、あいつらみたいになるより、遥かに良かった。この際、ニンジャみたいにやってやるとシノブは思った。弟と一緒に、他愛もない旧世紀映画で見た、ニンジャのように。言葉も道理も通じない、いっそすがすがしい殺戮の戦士のように。
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posted at 19:33:22
シノブはガレキの礎の上、弟の名前が刻まれた慰霊碑とともに並び立ち、フィクションの悪影響と思しき不恰好なカラテを構えた。左手はカタナめいてしなやかな曲線を描き、前方へと勇ましく突き出されていた。右手はスリケンを握り、耳の横へ。吹き抜ける風が、スリケンの刃に切り裂かれ、甲高く鳴った。
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posted at 19:36:19
彼女はガレキに横たわり、打ち上げられたマグロめいて口をパクパクと動かし、死ぬのだ。それはあまりに理不尽だ。あるいは自分の投げた言葉の責任に、ようやく恐ろしくなっただけの者もいよう。それでもここにいた多くの者が、今や、他ならぬ己の内から湧き出した良心から祈るように見守っていたのだ。
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posted at 19:48:32
最後の警告が行われた。「スッゾコラー、市民!直ちに武器を捨てドゲザを…!」「イヤーッ!」だがもはや聞く耳など持たぬ!シノブは不恰好に、ただ力任せに、鋼鉄の星を投げ放った!どこから来たのかも解らぬこのスリケンよ、願わくは、このクソッタレの現実をズタズタに切り裂きたまえと祈りながら!
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posted at 19:50:41
だが、シノブは生きていた。狙いは急所を大きく外れていた。「ウウーッ……」シノブは呻いた。右肩が、焦げるように熱い。しかし、まだ生きている。ゴウランガ!まだ生きている!それだけではない。碑の周囲を、凄まじい熱が、叫びが、掲げられた拳が、取り囲んでいる!だが……これは如何にして!?
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posted at 19:55:16
「私がいなければ、あなたは幸せになれたのに」と涙する相手を、「お前がいなければ、どうせいつまでもお前を探していたよ」と笑って全肯定するシチュ、最高ですよね。
色んなカプに当てはめて、色んな二人の救いが見たいです。
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posted at 20:01:16
あと、「私たちは現実にはシノブのような人の側にも(序盤のような)群衆にもなり得るし、どちらかというと群衆の側になることの方がきっと多いのだ、どんなに訳知り顔の人もきっとそうなのだ」(だからそうならないように気をつけねばならない)というのがずっと自分の中にある。
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posted at 21:05:41
全ての作品のメッセージが売るための嘘にしか見えないのは仕方がないとしてそれを真実のように風潮するのはやめたまえという感じだ #結局それは私は人を信用していませんというだけの話だろ
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posted at 21:29:32