ひなた_sk
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2018年04月01日(日)
TARHS Entertainment @neversista
「ハッピー・バースデー」
友人たちに無邪気な笑顔を広げていた瞠が、瞳の端で俺を見上げる。
ひそやかな笑みを浮かべて、指の裏で、俺の手首に触れた。
口封じのチップを渡すように。
照れ隠しのように。
【END】
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posted at 22:17:26
TARHS Entertainment @neversista
扉が開く。
今日の主役の大げさな声と、いくつもの祝福の言葉が重なる。
瞳を細めて、俺は告げた。
【ending用選択肢】
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posted at 22:08:12
TARHS Entertainment @neversista
空とぼけた声に、俺は苦笑いを浮かべて、新しい煙草に火をつけた。
きっと、瞠はうまくやる。今までで一番上手に嘘をつくだろう。
瞳を輝かせて、彼を騙そうとする友人たちが、彼の驚嘆を待っていることを知っているから。
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posted at 22:08:12
TARHS Entertainment @neversista
準備に忙しい煉慈と春人を見やって、ふいに俺はぎくりとした。
彼らが何故、槙原に計画を秘密にしていたのか。
嘘が吐けない槙原に話せば、瞠に隠し事が筒抜けになってしまうからだ。
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posted at 22:08:11
TARHS Entertainment @neversista
「今夜のエイプリルフールに、僕が一番上手な嘘を吐いた」
得意げな咲に、俺も口元を綻ばせる。
「最低な奴だ」
「どういう意味?」
「エイプリルフールさ」
咲は機嫌よく、俺の背中にのしかかった。その衝動で包丁の刃が根本まで床に沈み込む。
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posted at 22:08:11
TARHS Entertainment @neversista
「怒りました。それで和泉をなだめるためにサプライズは決行されたんです。本当は食堂で殺人事件が起きるはずだったんですが、妥協してもらって辻村の部屋で辻村に殺されました」
「だから辻村くんの誤魔化しが雑だったんだ……」
「僕もがっかりしましたが、白峰は僕の企画は合同誕生日会にやろうと」
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posted at 21:39:02
TARHS Entertainment @neversista
「何も知らない先生と、槙原先生にエイプリルフールのサプライズをすると思っている和泉と、僕と久保谷の合同誕生日の催し物を計画する僕です。つい先ほど聞かされました」
つまり、サプライズパーティー以外は偽企画だったということだ。
「自分の計画をダシにされたら、咲は怒るだろ」
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posted at 21:39:01
TARHS Entertainment @neversista
聞いてないのか、尋ねかけた瞬間、槙原の後ろから現れた晃弘に口を塞がれた。
「津久居さん、それはまだ秘密なんです」
晃弘は何故か私服の上にネクタイをぶら下げている。手を振り払って、俺は尋ねた。
「槙原にも?」
「サプライズ・パーティーするの!? 聞いてな……」
晃弘は槙原の口も塞いだ。
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posted at 21:39:01
TARHS Entertainment @neversista
生クリームまみれの煉慈だった。
「随分楽しそうだな。他に浴びたいものはあるか。ナッツ? チョコ?」
頬についたクリームを拭って、煉慈は低い声で唸った。
「シャワーだ」
「ケーキなら買ってきたぞ」
「おまえと連絡がつかないから即席でデザートを作ってたんだろ」
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posted at 20:32:38
TARHS Entertainment @neversista
俺は津久居賢太郎。少年犯罪専門の記者だ。
どんなに用心深く狡猾な子供の嘘にも俺は騙されない。
だが、今日はあいつの誕生日だ。 pic.twitter.com/TKexvpel7H
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posted at 20:14:31
「友情は対等の関係において生じる……ルソー」ニンジャスレイヤリーは言った。「えっ?ルソー?」「高慢ちきなお嬢さんなんて、願い下げよ。遅刻しちゃう。行こうシャイニーテイル!」「う、うん」わなわなと震えるピンキーキャンドルとどうしたらいいかわからない取り巻きを置いて去っちゃった! 9
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posted at 12:40:05
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終盤、協調路線も望めるかもしれないという段階で完全にルパレンの誰かになりすまし非道を働くことでルパレンとパトレンに明確な対立構造を作り出す展開が望めるようになってしまった……
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posted at 10:00:23
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この空気感がさ~~~みーたんがふざけてそんな空気じゃねえだろって言うのじゃないのを表せるの本当に凄いっていうか演者と演出と話のベストマッチすごいっていうかほんと考えて作られてるの本当にうれしいわ…ここ数年時々シリアスの時に今じゃねえだろ!みたいな感じにされる事多かったから…
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posted at 09:18:58
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茅上枢@徐々にマストドンへ移動予定 @waterblue_twit
あー、自己評価が低い→役に立とうと頑張って空回り→微妙な空気に……という悪循環が発生してたのかもね #precure
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posted at 08:47:47
銀月マダオくん@土曜日西さ-06b @silver_moon_M
LE見ると「ああ、らっきょを書いた頃のきのこはまだ生きていたんだ」と安心するのでとても精神的に優しい(*作中のキャラの運命についてまで優しいとは言っていない)
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posted at 03:42:13
TARHS Entertainment @neversista
【和泉咲】
特徴:淡白で無機質な小柄な生徒。
特技:癇癪
和泉くんの怒った顔を見て、茅くんは少し慌てた。茅くんの慌てた様子に久保谷くんが不思議そうにしている。
僕は妙な気配を感じた。また、この子たちの思惑は、ひとつにまとまっていないのか?
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posted at 02:06:25
TARHS Entertainment @neversista
「あいたっ」
枕の当たった頭を撫でて、僕は二段ベッドを振り返った。
「全然ダメ」
そこにいたのは和泉くんだった。ベッドの中でくしゃくしゃになった髪のまま、不機嫌に猫のような瞳を細めている。
「瞠も、晃弘も、したいことしてばっか。全然僕の思う通りじゃない」
「和泉くん」
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posted at 02:06:25
TARHS Entertainment @neversista
「ネクタイ取ろうか?平気?」
僕が首元に指を添えると茅くんは嬉しそうに瞳を細めた。
「死んだふりをするのは楽しかったです。死ぬことを考えるのは怖いけれど、死んだふりだとわかっていれば、僕を思って狼狽える人たちのことばかり頭に浮かんでくるから」
その時、二段ベッドから枕が飛んできた。
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posted at 01:52:58
TARHS Entertainment @neversista
僕は茅くんの様子を見に行った。
ネクタイを巻かれて、瞼を閉じたままの茅くんの肩をそっと揺する。
「茅くん、大丈夫? 何してるの?」
茅くんはうっすら目を開けて、久保谷くんを見やると、考え事をするように黙り込んだ。
僕の耳元に小声で囁く。
「少し事情があって」
「そうみたいだね」
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posted at 01:52:57
TARHS Entertainment @neversista
雑な台詞を言い捨てるなり、辻村くんは倒れた茅くんを残して去っていってしまった。
辻村くんは普段ならもっと語彙に富んでるのに、今夜は投げやりすぎる。
僕は茫然としながら……。
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posted at 01:34:55
TARHS Entertainment @neversista
僕はとっさに驚いたふりをした。
「なにやってるんだ、二人とも!」
多少演技がかった声で驚いてみせる。だけど、僕よりもひどい演技をしてみせたのは辻村くんだった。
「ちっ、まずいところを見られた。ずらかるぜ!」
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posted at 01:34:55
TARHS Entertainment @neversista
同意を求めて、久保谷くんを振り返る。
「もちろん。こっちだよ、急いでマッキー!」
久保谷くんは僕の目を見ずに、僕の腕を引いて部屋を出た。
久保谷くんが向かった先は……。
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posted at 00:56:47
TARHS Entertainment @neversista
僕は久保谷くんを信じることにした。
「二人の様子を見に行くよ」
「先生……」
白峰くんがかすかに眉を寄せる。彼の言葉を遮るように、僕は微笑んだ。
「ケンカしてなかったらそれでいいんだし、ケンカしてるんだったら止めなきゃ。久保谷くんがこんな嘘つくはずないしさ」
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posted at 00:56:46
TARHS Entertainment @neversista
僕は白峰くんを信じた。
「そうだね。白峰くんの言う通りかも……」
久保谷くんは傷心に目を瞠った。白峰くんを信じるということは、久保谷くんを信じないということだ。
もし、久保谷くんが正しかったらどうしよう? 久保谷くんは今日誕生日なのに……。
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posted at 00:47:07
TARHS Entertainment @neversista
「原因はなんなの?」
久保谷くんは弱り果てたように眉を下げた。
「俺もよくわかんないけど……。もしかしたら、俺の誕生日のことが原因かも。だから、あんま、俺からどっちが悪いとか突っ込んで聞けなくて……」
なるほど。道理で日頃てきぱきしている久保谷くんが、僕に助けを求めに来たわけだ。
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posted at 00:39:26