いろは
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2014年05月29日(木)
『南朝の真実 -忠臣という幻想-』www.yoshikawa-k.co.jp/book/b176614.h...読了。結論として非常に面白い本でした。テーマがはっきりしているので、それに沿った史実のエピソードが大変頭に入りやすく、最新の南北朝研究の成果を取り入れながら、非常に読みやすい本になっています。ただ、
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posted at 21:53:18
正直読みながらモヤっとした気持ちが拭えなかったのは、この本における「忠臣」の定義に無理があるように思えた為です。「忠臣」とは君主が間違っていれば命を賭して諫言するというイメージだと思っていたのですが、どうもこの本では、「君主の言うことには一切の反論無く忠実に従う者」のようで(続く
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posted at 21:57:59
続き)これを忠臣の定義としてしまうと、個人としての意識を持っているありとあらゆる人間が「非忠臣」となるわけで、分け方が強引にすぎる、という印象を持ちました。「後醍醐と違う意見を持っていた、だから忠臣ではない」では、単純化が強すぎます。(続く
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posted at 22:01:10
続き)だからといって悪い本ではなく、良い本であるのは確かです。だからこそ「勿体無いなあ」と感じました(この単純化はこれが、一般書籍であることにもよるのかもしれませんが)非常に理解しやすいとともに、ある種の単純化の危険も感じた内容でした。www.yoshikawa-k.co.jp/book/b176614.h...
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posted at 22:06:02