柑橘/跡地
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2013年05月31日(金)
@R18_tweet 御得意先におくる訳にはいかないからなぁ」「…くそ…」「野郎との経験がなくてもやることは大体わかるだろう?いいか、これはテストだ」アバッキオはこれから行われることを想像し、背筋に悪寒を走らせたがテストに合格しなければ話をしに来た意味がない。「始めろ」それが本当
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posted at 03:03:30
@R18_tweet ない。アバッキオは自ら服へと手をかけた。「全部だ」ポルポは脱衣を始めた彼に追い打ちをかけるように言った。裸になったアバッキオを頭から足先まで何度か見て、ポルポは「まぁいいだろう」と独り言を呟いた。「とりあえずこれからテストを行う」「え?」今しがた行われたこと
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posted at 02:39:13
@R18_tweet らか携帯電話を取りだし、どこかへと連絡を入れる。二,三言の言葉を交わし、アバッキオへと向き直った彼は唐突に「脱げ」と命令した。「あ?」あまりにも突然な命令に困惑を隠せないアバッキオに、ポルポは再度「脱げ」と繰り返した。ここまで来てはもう後戻りすることなどでき
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posted at 02:27:44
@R18_tweet などせず、ポルポは一方的に話を進めていく。「てめぇが代わりになるってことは決まったが。経験はあるのか?」「…っ…ありません」あまりに不躾な問いと鼻で笑う声にに込み上げていた感情が爆発しそうになるのをアバッキオはどうにか堪えた。「だろうな」そこでポルポはどこか
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posted at 02:21:22
@R18_tweet 回さないんですよね」「おまえの頑張り次第だ。気に入られるように媚びるんだな」「…」「元、国の犬だったんだから媚びるのは得意だろう?…くっ、はは」アバッキオはバカにされた態度に内心舌打ちをするも、言い返すことすらできず拳を握り締めるしかない。そんな彼に構うこと
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posted at 02:12:45
@R18_tweet たアバッキオは、眉間の皺をさらに深くして一度彼から視線を反らした。ブチャラティにあの仕事をやめさせるためなら何だってやる覚悟をしてきた。その意志に迷いは、ない。ゆっくりと息を吐き、アバッキオはポルポを見据えた。「俺を差し出せばブチャラティにはもう、あの仕事は
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posted at 01:53:55
@R18_tweet 唇を歪めてポルポが答えを投げた。「おまえを差し出せ」「は…?」「それくらいの覚悟がないなら、この話は終わりだ」「…」差し出せ、とはつまりブチャラティにあの仕事をやめさせる代わりにアバッキオがその仕事を継ぐということだ。まさかこんな話になるとは考えてもいなかっ
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posted at 01:40:17
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@R18_tweet ”お得意様“はなかなか大物ばかりでな。てめぇからの金なんぞ求めてないんだよ」「…」アバッキオはそこで再び押し黙った。ならばどうすればいい?金でももちろん暴力でも解決できない問題をどう解決すればいい?他に自分が差し出せるモノは何だ?自然と唇を噛むアバッキオに、
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posted at 01:26:15
@R18_tweet 向けたままに、アバッキオは臆することなく続けた。「俺は本気です」その言葉に笑いを止め、彼は興味深げに目を細める。「…ほぉ?”本気“?」「金ならいくらでも払います」「…まったくわかってないようだな。金じゃあどうにもならないんだよ」「は?」「あいつを気に入ってる
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posted at 01:16:25