柑橘/跡地
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2014年08月31日(日)
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@R18_tweet 玄関ドアが大きな音を立てて閉まった。｢…何しに行く？｣｢任務だ｣｢ポルポか｣｢任務だ。言えない｣視線を逸らすブチャラティに舌打ちをしたアバッキオは乱暴に彼の顎を掴み持ち上げ、抵抗される前に唇を合わせた。瞬時にブチャラティがアバッキオを押し退けたために一瞬しか
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@R18_tweet 叶わなかったが、ブチャラティは手の甲で口元を拭う。｢行ってくる｣それだけ言い、足を踏み出したブチャラティを今度は無言で見送った。
コンコンコン、とノックした後に扉の内側から一度だけノックが返された。それに対し扉に顔を近付け｢パッショーネのブチャラティです｣と
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@R18_tweet 返せば鍵の開く音がして扉がゆっくりと開かれる。チェーン越しにブチャラティが部屋番号のみが書かれたカードを示すと、チェーンが外され中へと招き入れられた。｢一通りは済ませて来ましたが、シャワーは…？｣｢そのままでいい｣ベッドルームへと導かれながら、ブチャラティは
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@R18_tweet 小さく深呼吸をする。リビングと変わらず煌々と電気に照らされたベッドルームへと案内されたブチャラティはベッドヘッドに繋がれた物やサイドボードの上に並べられた物に目を細めた。｢さあ｣男の声に促されブチャラティは自らのジャケットのボタンを外しながらベッドで仰向きに
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posted at 00:52:27
@R18_tweet なった。その上に跨がり、彼へと口付けようとした男は直前で動きを止め、彼の唇を指でなぞった。男の行動に薄く目を開けたブチャラティは男の言葉に息を呑んだ。｢珍しいな。キミが口紅を塗っているだなんて｣
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