柑橘/跡地
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2015年01月29日(木)

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@R18_tweet 進め、アバッキオの長髪を撫で、後頭部に手を置いた。「っ…」少し手に力を籠め、自分の方に寄せ、ブチャラティは彼の長髪に埋もれるように耳に唇を這わせた。「…すまない」とても小さな声だったが、ブチャラティは確かにそう言った。驚きで身を引こうとするアバッキオを後頭部
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posted at 11:56:29

@R18_tweet っていた。その声に構うことなくブチャラティは最初に触れた部分から指を滑らせ、アバッキオの胸元に手を置いた。素肌に触れられたブチャラティの手は、普段では考えられないほどに熱い。それから鎖骨、首と指が進み猿轡に触れた。「あなたは口か…」と呟いた。そしてそらに手を
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posted at 11:51:41

@R18_tweet うになっても、アバッキオはそのまま動けずにいた。こうなると、アバッキオにもこれがどういう状況なのか、これから何が行われるのか、これまでブチャラティが何をされてきたのか察しがついた。「お、おい…」猿轡越しに出された声は、アバッキオが思っていた以上に小さくくぐも
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posted at 11:43:36

@R18_tweet 「どうかしたかね?」男の声は笑いを押し殺しているようだ。「…いえ、人だとおもっていなかったので」ブチャラティの答えに、ついに男は笑い始めた。ひとしきり笑ったところで「それで楽しめ」と唐突に言い放った。それと同時にアバッキオを掴んでいた手も離される。体は動くよ
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posted at 11:38:23

@R18_tweet き、床に座った。「今日は君にプレゼントを用意したと言ったろう」「はい」その口から発せられた声はだいぶ掠れていた。「手を伸ばして」そう命ぜられたブチャラティは真っ直ぐと手を伸ばし、アバッキオに触れた。「…ぁ」瞬間、ブチャラティは小さく息を呑み片眉を跳ね上げた。
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posted at 11:30:19

@R18_tweet 髪は何かがこびりつき所々房で固まっているようだが、アバッキオがその男を見間違えるはずがなかった。そして羽織らされたスーツの特徴的な柄。「…さあブチャラティ、起きるんだ」アバッキオの頭上からした声が決定打だった。(まじかよ…)男の声にブチャラティは気怠そうに動
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posted at 11:23:52

@R18_tweet あまりの眩しさに目を閉じたアバッキオだったが、足下で何かが蠢いたために薄く目を開いた。「っ!?」それを見た彼は、目を見開く。「な…」彼の足元で蠢いたのは人間だった。目隠しをされ、スーツの上着を一枚羽織らされた状態で転がされていた。身体中に爪痕や鬱血痕が見え、
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posted at 11:18:43

@R18_tweet できず、ただ痛みの少ないようにその手の動きに逆らわないように動くしかなかった。アバッキオが膝立ちになったところで、今度は彼の体が動かないようにと捕まれた。何が始まるのかと、暗闇の中で目を凝らしていると”ガチャン“とブレーカーの音がして全ての照明が点灯した。
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posted at 11:09:04

@R18_tweet 室内ならば壁を探そうとアバッキオが体を動かすと、背後からいきなり髪を捕まれ引き上げられた。「うっ…!」威勢よく文句でも言ってやりたかったが、猿轡のせいで言葉にならないからと、ぐっと呑み込む。手も縛られているために、ぐいぐいと彼の髪を引っ張る手を制止することも
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posted at 11:03:40