🌸
- いいね数 132,717/145,413
- フォロー 1,989 フォロワー 380 ツイート 171,752
- 現在地 運命の至る場所
- 自己紹介 もくしくしもしもくくもしもしくしくも!
2012年03月15日(木)
私は名探偵の元で働く助手。でも探偵先生からはいつも無能呼ばわりされている。唯一「他人の見ていた過去の景色をその人の視点で一瞬だけ見ることができる」という不思議な能力を持っている。意識してどこかを切り出して見るということは出来ないので先生からの使えない無能呼ばわりは相変わらずだ。
タグ:
posted at 12:05:24
ある日高名な科学者の夜会にゲストとして招待された先生。科学者はこの時代の先のまた先をゆく大発明を続け様に発表しており、世間では「千里眼」と呼ばれていた。そんな有名人に招待された先生を内心ちょっと見直していたら、先生は科学者のことをあまり快く思ってはいないようだった。
タグ:
posted at 12:05:50
夜会の夜、会場には大物政治家や著名人の匆々たる顔ぶれが並んでいた。中でも今世間をにぎわす国家武装推進派で、近年その力を伸ばし続けている某官僚の周りには人だかりが耐えない。大きな声で持論を演説しちゃってここは後援会の集会所じゃないっていうのに...。先生もあきれ顔だ。
タグ:
posted at 12:06:05
宴の主役、科学者にも会うことが出来た。というか夜会が始まるとすぐあちらから先生に声をかけてきた。新聞や雑誌の荒い写真でしか見たことがなかったが科学者は丸眼鏡の似合う柔和な雰囲気の背の高い細身の男性だった。先生より少し若いのか、年なのか、年齢のつかみ所のない容姿をしている。
タグ:
posted at 12:06:21
夜も更け、宴もたけなわという雰囲気の会場に突然叫び声が響いた。なんと、かの大物官僚が何者かに殺害されていたのだ。殺人犯はこの会場にいる誰か。科学者の名声を失墜させようとする何者かの罠か、それとも政治家の敵対派閥の者か。先生の推理が始まった。
タグ:
posted at 12:06:41
推理はなかなかはかどらない、そんな中、私の能力で誰かの見ていた風景が一瞬だけ閃いた。それはメガネ越しに科学者の見ていた景色、夜会のどうってことない1コマ。いつも通りたわいもない風景だ、先生にも言いだしづらい。でもなんだかその風景に引っかかるものがある。この違和感はなんだろう。
タグ:
posted at 12:07:08
先生の推理に同行しながらふと気付いた、今の時代のメガネはレンズの精製技術が追いつかず、メガネをしていると視界が濁る。視力の助けになるというよりはあまりきれいでない虫眼鏡を目の前につけているようなものだ。なのに科学者の視界は透き通っていた。たしかにメガネ越しの風景だったのに...。
タグ:
posted at 12:07:41
気付いた瞬間背筋が寒くなった。だってあんな透き通ったレンズ、きっとあと50年経ったって作れやしない...あの科学者がおそろしい。先生に言わなくちゃ...。
タグ:
posted at 12:07:55
さっきの夢の話「探偵助手(または探偵)は少年がいい!少年がいい!」っていうショタどものリプライが同時に2件舞い込んで人々の罪深さを思うのです...。そういうのは自分で描きなさいよ笑顔で読むから!
タグ:
posted at 12:55:08
3月28日発売の公式コミックアンソロジー「輪るピングドラム ファビュラス・アンソロジー」収録の漫画を、ちょっとだけ、先にお見せいたします! 今日は、上田信舟先生の漫画から1コマ。 t.co/Hck4sNWj
タグ:
posted at 22:51:34