内藤みか（作家）
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2013年02月15日(金)
稚内商工高校二年生、今野匠くんの判決。指導内容に違法性がないのだから、教員の行為は問題ないとの判断。善意の衣をまとえば、何をやってもいいのか。結果として命を失った子どもに対して、法はこれほどまでに無頓着でいいのか。
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posted at 23:46:27
稚内商工高校二年生、今野匠くん判決。六人の教師による約三時間の事情聴取が、匠くんを精神的に追い詰めたことを認めながら、それを指導上「止むを得ない」と。指導による「結果としての殺人」に「合法」との判断をしてしまった。愚かな判決だ。
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posted at 23:41:35
(承前)このような閉鎖空間で外部の市民社会とは別の、生徒たち独自の仲間うちの秩序が生じる。それは「仲間うちの勢いづいた力が絶対」「その場の空気に合わせて盛り上がる『ノリ』は神聖にして侵すべからず」というタイプの秩序だ。このノリの秩序の中でいじめがまん延し、エスカレートする。（→）
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posted at 23:11:26
(承前)すると、個として生きる余地がぎりぎりまで削られ、一人一人の運命が群れの勢いによって左右される状態になる。さらに、実質的に、学校は法が入らない無法状態になっている。無法状態では、暴力によって他人を脅かす能力が有利に働く。（続く→）
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posted at 23:09:20
(承前)学校は、これまで縁のなかった同年齢の子どもをクラスに集めるが、見方によると「軟禁」にも思える。場合によっては、さらに部活動に閉じこめる。そして、集団学習、一斉給食、班活動、雑用割り当て、学校行事、各種連帯責任などを強制して、学校生活をすべて集団化しようとする。（続く→）
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posted at 23:07:20
(承前)第三者委は男子生徒の状況を「いいなり人形（従属的奴隷化状態）」と鋭く指摘する。しかし、この囲い込み状況を構造的に生み出す、閉鎖的な生活空間をやめようとは言わない。この学校の治外法権の廃止と閉鎖空間の開放という二つの改革を実行しなければ、‥いじめを激減させることはできない
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posted at 23:05:05
(承前)結果、暴力的な教員と暴力的な生徒による、なめたりなめられたり怖がらせたり怖がったりする綱引きの中で、他人を畏怖させる勢いによる秩序が広がり、それがいじめを蔓延させる。二つ目は、第三者委が子供らを学級という閉鎖的な生活空間に閉じこめない、という重要なことを提言していないこと
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posted at 23:01:26
(承前)一つは暴力の温床である学校の「治外法権」を廃すること。生徒も保護者も教員も、暴力に対して警察に通報し司直に訴える選択肢をあたりまえに取ることができるようにする、という改革が不可欠だ。だが報告書はそれを提言していない。暴力に対して警察が介入しないのであれば暴力の抑止は難しい
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posted at 22:56:33
「「今回のような精度の高い超音波検査で大勢の子どもを対象にした調査は前例がなく、比較はできない」と説明」なら今からでも対照群として西日本のどこかで同じような調査を行って福島と比較すればいいのではと思う / “朝日新聞デジタル：甲状…” htn.to/njj8GQ
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posted at 13:50:36
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