そば/皆月蒼葉
- いいね数 47,391/44,276
- フォロー 269 フォロワー 2,669 ツイート 28,399
- 現在地 もっと見る
- Web https://blog.bi3.jp/
- 自己紹介 @m_sobaに引っ越しました。
2019年03月01日(金)

非公開
タグ:
posted at xx:xx:xx


当たり前の話なんですけど、今作、観客が知ってるけどキャラクターが知らない情報をキャラクターが勝手に知ってるみたいなことがないんですよ。あたりまえですけど。まるでいままでの作品ではできなかったかのようなことを言いますけど。
タグ:
posted at 14:20:48

今作の感情の話してしまいますけどね、スネ夫の話。物語の転換点パターン敵によるゲストキャラとの別離と異世界への接続方法を失ったときのスネ夫が「しょうがないよ」というんですよ。タケシが「おまえ、くやしくないのか」って責める。
タグ:
posted at 14:32:41

そのあとスネ夫は言うんですよ悔しいんだって。そのあとみんなで集まってリベンジに、友達を助けに行くぞってなるんだけど、スネ夫は迷うんですよ。それがポスターのシーンなんです。スネ夫を形作り捉えている枷が、軋み、彼自身がそこから逃れるシーンなんですよ
タグ:
posted at 14:37:11

スネ夫は誰よりも大人になりたいのだ。クラスの他の誰よりも小さいから。しかし、そのために大人になろうとして、自分に嘘をついたり妥協をするのは違うのだと。それは"大人のフリ"だったのだと、この時、ではなく大人になった未来にスネ夫が思うんじゃないかなというのが一気に来る。
タグ:
posted at 14:42:01

この「友達を助けるという目的を達するために、準備をして再度集まる」一連のシーンが各キャラ全て美しいんですよ。それぞれがそれぞれのバッグを持っていく、持っていくものはそれぞれ違うのがいいという話は見る前にしましたけど
タグ:
posted at 14:44:36

のび太はうすいトートバッグのほかに枕も持っていくんですよ。帰れないかもしれない戦いに挑むとき、のび太が大事だと思ったものは、持っていきたいものは枕なんですよ。座布団丸めて0.93秒で眠れる彼も枕を持っていこうとするんですよ、月に。
タグ:
posted at 14:47:54

情報の取捨選択ができねえ可哀想な子だというのもまあいいんですけどね。でまあ、月に特製の気球で行くときに、のび太は枕を投げ入れようとしてこぼすんですよね。でものび太はその枕を拾おうとして諦めるんですよ。未練がその一瞬で断ち切れるのがみえるんですよ……!
タグ:
posted at 14:49:54

Reflectionでなのはさんの身体と行く末を心配するアリサさん。
Detonationで案の定大怪我負ったなのはさんをアリサさんが見舞うけど、隠し事が見つかったように肩を縮めるなのはさんなんだよ。
タグ:
posted at 15:12:56


現代ドラになってからのび太の性格というか芯に通っているものが違いすぎて同じものとは捉えきれないし、今作ののび太くんに似ているのび太くんすら存在しないんですよね。でもまたこれものび太くんであることに変わりはない
タグ:
posted at 15:24:00

今作ののび太がのび太くんであるゆえんというか、彼が魅力的な人間であることは、ゲストキャラクターに友達のなんたるかを語るシーンであるのですが、そこでどんないいことを言っているかは、彼が吐いておかしくない言葉であるか、彼が誰のことを思い浮かべていたかは実際に映画館でみてもらうとして
タグ:
posted at 15:25:36

友達として成立したゲストキャラクターとの別れのシーン。別れがあるのはまあいつものことなんですけど、そこでいままで情緒不安定になっていたのび太くんなんですけど今回はホントに器が違うんですよ。お別れになっちゃうよってドラえもんが言うのに、えーってなるんだけど
タグ:
posted at 15:27:37

そのあと穏やかに、別れる相手にむかって「でも、楽しかったね」って言うんですよ。こののび太は、今まで他ののび太が経験してきたような数多の、それが永遠なのか、永遠でないものか、もしかしたらそれは消失なのかもしれない別離を知っているのかは俺には想像しきれないけれども
タグ:
posted at 15:29:49

その悲しみを乗り越えてきて不感症になっているのかもしれないけれど。ともかく、その言葉が響くんですよ。それが、ゲストキャラたる少年の姿をした、孤独だった、孤独ではないけどずっと孤独だった少年のままずっと長兄を演じてこなければならなかったゲストキャラの心を本当の意味でひらくんですよ
タグ:
posted at 15:33:03

のび太はきっと彼らの提案の意味が為す葛藤ともたらすものの意味を良く把握はしていないけれど、それがおそらく別れであることは、二度と会うことは叶わないんだと言うことは理解していて、それでも、友達がきめたことなんだからいいじゃないか、今日は楽しかったじゃないかといってやれる。
タグ:
posted at 15:40:31

この成熟した精神性はなんだ。前作の他人の親への態度に自分と違うとくってかかっていた共感性かんしゃく持ちの少年はどこへいったのだ。だがしかしどちらものび太くんという成長途中の少年の話なのだ。
タグ:
posted at 15:42:34

ただそれはそれとして、その直後に「別れても、会えなくてもぼくらには想像力があるんだから、月と地球で離れていても会うことができるじゃないか」と言ってのけてしまうのはさすがにアラフォーおじさんも卒倒です。お前人生何回目なんだ。
タグ:
posted at 15:43:59

にわかSF読みなのでSFマガジンみたいなコアな雑誌に関しては従来からすっごい卑屈な態度で接していたんですけど、今日書店に寄ったら100分de名著とかと同じコーナーに並んでいたので、は?お前そういうカテゴリかよ…みたいな気分になっています
タグ:
posted at 23:26:36