oɹɪɥɪʞ∀ ɐɹnɯɐʞɐN
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2013年01月01日(火)
例えば人称のほうがテンスよりも頻度が高い/生産性が高い、といった言い方ができるか。この動詞はもっぱらこのテンスでしか用いられない、といったことはあるので、そういうデータを出してくることは可能かもしれない。
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posted at 08:30:46
実際問題としてそういうことをやろうとすると多義とかに悩まされるのだけど。「-れる/られる」に何種類の意味を認めるのか、といったことで結果が全く変わってしまう。
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posted at 08:31:43
例えば上原・熊代 (2007) が論じるみたいに、「-ません」はBybeeの予測する語順に反する(反するのは、もともと本動詞だった「-ます」がモダリティに意味変化したため)ため、「-ないです」への置き換えが進んでいるとする。
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posted at 08:34:03
ここで「否定よりも丁寧のほうが生産性が高いからだ」というような説明をもってくる必要があるだろうか。何らかの尺度で測ればそういうことは言えるかもしれないが、問題は実際に変化がどういうメカニズムで駆動されているのか
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posted at 08:36:13
これは 2008 年の Cognitive Linguistics 誌であった 類像性 (Haiman) vs. 頻度 (Haspelmath) に追加できる問題かもしれない。
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posted at 08:39:43
頻度は測れるから、細かい予測ができるんだよね。だけど、因果関係としてはむしろ頻度はあんま直接関わってなくて、どっか関係ない末節にあるという可能性も否定できない。
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posted at 08:42:33
頻度の問題難しいよね。統計的に測定する方法も色々とあるんだけど、言語学の理論系の人たちの間ではあんまり評判良くない気がする。海外でも Goldberg は Collostruction Strength とかあまり好んでないっぽい感じだったし…。
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posted at 09:41:12