大渡 鴉@ミント母の息子
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2017年01月29日(日)
あれな、ラノベやなろうなどのファンタジーものでよく主人公がチートを起こす際に使われる「火薬の開発」なんだけど、平野耕太先生の『ドリフターズ』の影響か、「硝石」が手に入りにくいって思い込みが、創作者にも読み手にもいつのまにか刷り込まれているのってあると思う。(続く
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posted at 09:11:25
そのせいで、ラノベでもなろうでも様々な硝石の作り方魔法を使ったり、硝石塚作ったり、果てはハーバー・ボッシュ法を無理やり魔法でやったりするというのもさえある。でも、実は西洋というか日本以外では、そんなに硝石というものは不足していなかったんだよ、古代から。(続く
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posted at 09:12:45
というのは、肉食文化圏では肉を保存するために塩漬けにすると同時に古代から硝石を使って、殺菌及び肉の色付けを行っていて(塩せき)という、そのために古くから硝石採取人はいたし鉱山もあったんだ火薬の発明以前からね。これは今もハムやソーセージでも使われている。 (続く
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posted at 09:14:10
つまり、西欧や中国などでは最初から火薬を作るための硝石というものはそんなに珍しいものではなく、肉などを塩漬けにする文化があれば自然にあるものなのよ。そこは平野耕太先生は上手くて、「黒色火薬の作り方」を知ってそうな人間は皆、日本出身になっている。(続く
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posted at 09:15:47
ようするにラノベやなろうなどにおいて「硝石」を手に入れようとするならばろ、ハムやソーセージなどの肉食品が「赤い色をしている」のを確かめれば、自然に硝石の生産地や生産方法が判明するわけです。これが異世界であっても同じ科学の制御下にあるならばね。(続く
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posted at 09:17:14
はい、無理して硝石塚を新しく作って何年も待つ必要はなかったし、無理やりハーバー・ボッシュ法を使ったり必要はなかったわけです。食べる肉の色を確かめて保存法を聞けば良いんですよ。むしろ、手に入りにくいのは日本以外では硫黄だったりします。こんな火山国他にないしね。(続く
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posted at 09:18:48
ようするに中国で火薬が発明された、そのために硝石が必要だったのも、別に硝石を新しく作って発明したわけでなく、昔から肉の保存のために使われていた硝石を黒炭と硫黄に混ぜてみたら出来たというわけなのでした。案外、これは盲点で西欧や中国でも当たり前すぎてスルーされてる。(続く
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posted at 09:20:29
ともあれ、今後はファンタジー的な異世界で火薬を出してイノベーションを行おうとした場合、特に硝石の精算について悩む必要などないわけで、肉の色を確かめれば良いわけです。肉屋の設定にして火薬でのし上がるストーリーとかもいいかもね。知らんけど。そんな身も蓋もない話でした。(終)
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posted at 09:21:53
それ作れるなら他にもいろいろ作れるという RT @g255_twoline: @Jiraygyo 「無煙火薬」なら立派にチートなんですけどねぇ。あれが開発できるってことは窒素固定に成功したってことですから
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posted at 09:22:31
硫黄が余って硝石がなくて硝石生産法も普及していなかったのに鉄砲ばかり増えた日本が頭おかしいというか世界で唯一ネガになってる RT @area83ontweet: @Jiraygyo 戦国時代末の日本だと輸入に頼ってた…だけですもんね。あと合戦≒消費量がやたら多い時代だっただけかも
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posted at 09:23:21
最初はいろいろな燻製法で財を成して傭兵団作って、火薬を作れば王になれるぞ RT @jeikeiikoru24: 薫製クラスタまったなし！ twitter.com/Jiraygyo/statu...
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posted at 09:24:21
日本が硫黄余り過ぎのバカみたいな火山国という RT @Oh_Tosi: 南宋では日本じゃザクザク採れる硫黄が不足していて、日本からの輸入品の目玉だったとか twitter.com/Jiraygyo/statu...
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posted at 09:28:32
追記して言うと、日本では豚殺しの何進とか低く見られがちな肉屋ですが、西欧や中国では食の根幹を握っているだけでなく、家畜の生産、屠殺人、塩の入手、硝石の生産(硝石採取人など)など幅広いネットワークが必要とされる職業だったわけです。だから中国や西欧だとマフィアで肉屋が強かったりする。
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posted at 09:31:24
中国だと普通に肉屋はエライからなあ、あとイタリアとかだとマフィアの顔役だったりする RT @hanasakimasanao: @Jiraygyo 村の祭での肉の切り分けが上手いと評判になりそれならばと巡察に来た高官が美人の妹を国王の側室に推挙してry(´・ω・`)
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posted at 09:32:12
腐海だな RT @area83ontweet: @Oh_Tosi ものすげえ酸性土壌で、活火山の麓に平気な顔して町を開いて(下手したら数百年、千年単位で)商売続けてるんですもんね。温泉街とか……ひなびた、じゃなくて錆びるんだよ朽ちるんですよ大抵のものが； ＜あと黒ずむ
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posted at 09:32:32
岩塩だとそういうのもあるやろうねえ RT @nouhuhoumei: @Jiraygyo @tokusen_niwaka 岩塩にそもそも含まれてた話を聞きましたよ。
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posted at 09:43:06
鉄鉱石で言うと中国がチート。というか近代までの中国は、普通にファンタジーでもチート帝国レベルというかファンタジー以上にチート 製鉄と歴史について - Togetterまとめ togetter.com/li/366702 @togetter_jpさんから
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posted at 10:05:43
鉄を精錬するために水力のフイゴ(フイゴというか酸素の供給ものすごく大事)を紀元後まもなく作っている中国マジチート。なんだよ、あの国……世界のGDPの八割持ってた時期はあるし……ファンタジーの『帝国』より『帝国』やろ……
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posted at 10:07:41
「古代中国の製鉄技術の発展における重要なファクターは中国の鉄鉱石がリンを含んだ鉄鉱石で、このおかげで融点が低くスラグを分離しやすいというため古代の技術でも製鉄がしやすかった利点があったのですな。含リン鉄鉱石の位置を調べると面白い結果が出るかもしれないなーと思った。」
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posted at 10:08:20
「日本がチート」というのは確かにいろいろ傑出している部分があるのは事実なんだけど、その大前提として「近代までダントツ世界一を2000年ぐらい驀進していた中国文明」が一衣帯水であった事が大きいよね。陸続きじゃなかったのもラッキーだった！
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posted at 10:09:31
@tera1062480 別に鉄鉱石がなかったわけでもないんですよねえ……。その辺、軽く掘ったことあるんですが、「日本の製鉄スゴイ」は簡単に見つけられるのですが「日本の製鉄ダメ」という視点がなかなか探しづらいんですよ。ね。本当謎なんです。
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posted at 10:15:19
ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87... 宇都宮病院事件を見れば当時の精神障害者の扱いがわかる（看護師に撲殺される）のでみんなぜひ読んでね
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posted at 10:57:22
クリムゾン@漫画家 youtube始めま @crimson_3
私は衣装のデザインのため過去のファッション誌も取っていますが、
男性受けという概念を研究し続けているエロ漫画家として提唱する説はこちら
「女性はガチで男受けを狙ったファッションをしたいのなら
７年くらい前のファッション誌の服を参考にするのがちょうどいい説」
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posted at 15:33:39
非公開
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posted at xx:xx:xx
@idonum 偉い人に歴史を全く勉強していない人間にもわかるようにネタ解説をしろと脅迫されたので作りました。凄くざっくりとしているのでその点はご了承ください。 pic.twitter.com/FILjIjsXOz
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posted at 23:25:23
