ライクロフト
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2014年06月28日(土)
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客観的に考えれば当たり前に思える程度の冷静さ、一般論としての正しさは、渦中で直接の被害者（だと当人が感じてる）の場合には、心理的ハードルはそれなりに高いものよ。そして同様に感じる人が多ければ、それは同調圧力となり、感情的に同意しているために、更にそのハードルは高くなるのよ。
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posted at 12:10:23
仮説を乱造して畳み掛けられ、場に居る人達がそれに対抗意識を燃やして否定に掛かってしまうと、それが場に置ける合意、コンセンサスを形成してしまう。この時、従来の目的に立ち返って１から考えました、という意見を顧みる冷静さを持てる人は余り多くないわ。
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posted at 12:07:54
いずれの場合においても有用なのは、頭の回転の早い人に無理に対抗せず着々と事実や情報を積み重ねて強度の高い理論構造で結論を導くスタンスよ。確度が高く有用な結論が出れば撹乱に用いられた仮説は崩れ去るわ。けれど必ずしも状況における最適解とは限らないのもまた人の社会よね。
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posted at 12:04:47
一方で普通の頭の回転速度の人達からすると、結論に対して十分な信頼性を感じられない事が多く、先んじて仮説を立てられた劣等感は疑念を増幅し検証に駆り立て、否定要素が揃う頃には次の仮説が立てられる。真っ当に結論を導こうとした努力は否定され、承認欲求は満たされず、相手を不誠実に感じるわ。
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posted at 11:59:32
ここで重要なのは「社会」や「人間関係の和」ではなく、「誰の主観において」という観点になる。回転の早い人の主観からすると、早い結論付けで相手をやり込めてしまえば「顕示欲が満たされた」状態になる。この人の主観ではここまでが一連の「成功プロセス」として括られ、反省すべき動機が無いのよ。
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posted at 11:48:35
これ承認欲求の話でRTしたPostと繋がるのだけど、人の承認欲求や顕示欲といった物は「特定社会内での比較優位性」によって満たされる場合が多い。仮に稚拙な結論であっても周囲が「その瞬間」に対案を出せなければ「比較優位性」は失われる。「正しさ」よりも「早さ」が有効に機能してしまう。
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posted at 11:45:30
頭の回転が頭ひとつ抜けて早い人がコミュニケーションに問題が生じやすい理由の１つはこれで、周囲と時間レートが違うので情報が出揃う前に尤もらしい結論を出せてしまう。通常は追加情報を得て練っていく所、それらが入ってくる前に仮説が出来てしまう。これは相手を畳み掛けて論破するのに有用だわ。
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posted at 11:39:28
頭の回転の早さは強みだが早過ぎる場合、狭い視野、短いレンジの未来予測、発された言葉の揚げ足取り等、少ない情報で速やかに辻褄を合わせる能力に長けやすい。この習慣は見切りの早さと共に反射的な迂闊さに直結し、注意深く打たれ強い相手に対して性質を読み違えると、たちまち窮地に陥る。
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posted at 11:33:57
