大本薫 Kaoru Ohmoto
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- 自己紹介 natural-born Jazz Flutist。ジャズフルート奏者。フルートらしさ(フルーティズム)よりジャズが本体の破壊者。幼少より渡米。ジュリアード音楽院、コロンビア大学文学部院卒。全米ジャズ教育協会会員。英米で流行りのハイデガー論者。てげてげでアドリブする現存在。17年鹿児島移住。コロナ禍で休眠中。
2015年06月02日(火)
現象学が晦渋化するのは自己触発論だからだ、と摂津くんと会話してたね。twitter.com/femmelets/stat... ハイデガーのカント書では、一者の時間が自己である、という話です。bit.ly/1F9DUkD @LitoSnowfield
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posted at 16:42:58
摂津くんが難しい話ではないというように、別に、時間=自己(非現前的時間)という話が難しいわけではない。逆に、時間=他者(現前的時間)という方が遥かに晦渋だろう。現象学は非現前的時間を問題にしている、という単純な話だ。@LitoSnowfield
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posted at 16:45:52
昨日、音楽のロマン派は現前的時間だと語ってしまったのだが、ハイデガーが、カントには非現前的時間がない、構想力から退却したということは、音楽で考えるとなぜか直感的に理解できるように思えたからです。twitter.com/sunamajiri/sta... @LitoSnowfield
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posted at 16:59:13
一者はデカルト~カントの神ではなく、自己時間だという程度の話だが、問題は話題が尽きないことの方。色々余計なことまで語らされてしまう。当時、摂津くんとも性感論の話だったようだが、時間の一者性が神ならば、不感症になりそうだ。(爆笑) @LitoSnowfield
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posted at 17:15:10
まとめ(^-^)/ 音楽は「現前的時間」なのか、いや違うだろうと語らされてしまった、ではないか。www.facebook.com/kaoru.ohmoto/p... カント以来、哲学的に語られることがタブーになった音楽(聴覚)。一者=時間の在処が、音楽において混乱するからだ、という話になってるはず。
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posted at 17:24:14
音楽は、いわゆる外的な時間と接触して、継起連続のようになりかねないから、継起というそうした多様を一者にまとめあげる内的時間論の概念が大混乱してしまう、だから音楽は哲学の話ではない、という程度の話なのだが、尾ひれをつけると、たしかに個人的に音楽では不感症になる。
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posted at 17:54:33
しかし、直ちに逆説すると、外的な時間では多様だが、内的時間なら多様をまとめる時間の一者性だ、という時間の現前非現前という話は、しかし本来、直感的に音楽の話であるべきなのだ。そうさせないロマン派的な音楽の有り様に内的な時間が乏しい、というだけの話だろう。
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posted at 18:11:14
昨日の音楽の話に引き寄せると、アンチロマン(ロマン派の解体)としてのジャズでは、音楽は継起連続という感覚がない。つまり、ロマン派にとって音楽は単なる音価や継起の連続であり、時間の外部化=現前化でしかない。それは内的時間=非現前的時間の希薄化なのだろう。
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posted at 18:31:10
要は、多様に対する一者の時間性で、継起連続のような外的な多様を、時間の一者性が瞬間化する、というのが音楽のとくに即興性だが、時間は外的な連続=メロディーラインとしてあるのではなく、つねに内時間連続的に即応的にあるから、どんなメロディーも即時的に解体できる、という程度のことだろう。
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posted at 18:37:47
このように、アンチロマン派的なジャズの即興にとっては、時間の内外、現前非現前の関係が、全て飽和している。それに対してロマン派音楽では、あくまで時間は現前性であり、そのことで脱自態というハイデガー的な主体性が希薄化してしまう。ロマン派はメロディーで聴者の脱自態を希薄化させるものだ。
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posted at 18:47:05
哲学ジャーゴンは単に体系的というだけだが、敢えて音楽的に言い直すと、それはジャズのアンチロマンに至るまでメロディーに聴こえてしまうオーディエンスの聴力と、ジャズの演者にはすべてがメロディーに聴こえていないというズレ、おそらく時間的なズレなので、差延のようなことなのだろう。
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posted at 19:00:12
さて、こうした音楽という現象を、敢えて哲学の体系的なジャーゴンに翻案しなおすと、メロディーという即自的なものが、アンチメロディーという脱自態となるためには、即時間的な何かが不可欠だ、ということだろう。その不可欠なものが欠損していることが、話題として唯一残存している。
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posted at 19:03:53
ジャズがメロディーのようにロマン派的に聴こえるのは、日本人の聴覚の問題らしいね。日本にはロマン主義しかないのを示しているのだが、そうした内時間的なものからの退却というのは、ロマン派的に幽霊でもみえてくることだよ。ジャズを幽霊を見るように聴くものね。@LitoSnowfield
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posted at 19:15:23
一昨日、柄谷がアンチハイデガー的なのは、ド・マンが体系哲学と文学を脱構築したからだという話があったのだが、しかし具体的には、メロディー的な即自態と脱自態の関係を提示する、時間性があるというだけの話だろう。twitter.com/sunamajiri/sta...
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posted at 19:22:46
聖書は文学で、文学が神を名指す、つまり文学=契約だから、哲学は一者性を神ではなく、時間に置き換えるという話だが、文学がそもそも契約的ではない土壌で、そうした無神論的な文学と哲学の一性を解体的に脱構築したところで、一性の問題が片付くわけがない。柄谷の言う単独というのは単独ではない。
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posted at 19:23:13
@sunamajiri ちょっとズレてしまうかもしれませんが、パーカーさんがバップを始めたときに倍テンポになったというのもアンチロマンから見るととても実感的納得なのですよね(*^o^)>
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posted at 19:25:15
ズレてないですよ、パーカーがダブリングアップしたことで、バルトークチェンジ(ジャズで言うオルタードドミナント)を素早く発見したというのが、ジャズのモダン化なのだが、それはメロディーのようなロマン派的継起を、速度的に追い越したからですよ。@LitoSnowfield
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posted at 19:27:41
そうそう、モダンジャズは加速度的だったんだけれど、速度がメロディーを追い越すと、外時間的な継起のようになってしまったロマン派的なメロディーを追い越すから、ロマン派が発見できなかったバルトーク的オルタードという、いわば内時間性を即座に発見したんですよ。@LitoSnowfield
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posted at 19:31:20
そうそう、ハイデガーほど単純なものはないのであって、時間は今連続や継起のような多様を纏める外的な一者性(神)ではなく、瞬間的に内的に多様を一化させる時間性だといっただけだからね。たとえばGA25-344.@LitoSnowfield pic.twitter.com/XKz31v13gt
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posted at 19:43:51
普通、批判的でなければ言及というのは起こらないと思われている。私はハイデガーにあまり批判的ではなくなった、それでも言及できるのは、アンチハイデガーなことばかり言う人達を批判するためだけなのだろう。twitter.com/sunamajiri/sta...
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posted at 20:20:41