大本薫 Kaoru Ohmoto
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- 自己紹介 natural-born Jazz Flutist。ジャズフルート奏者。フルートらしさ(フルーティズム)よりジャズが本体の破壊者。幼少より渡米。ジュリアード音楽院、コロンビア大学文学部院卒。全米ジャズ教育協会会員。英米で流行りのハイデガー論者。てげてげでアドリブする現存在。17年鹿児島移住。コロナ禍で休眠中。
2015年09月04日(金)
よいですね。まだ序文しか目を通せてないですが、今後話題にします。全集公刊以後、ハイデガーへの先入観が払拭されつつあり、とくに現代思想という動揺が、初期ハイデガーからの読みで根拠付けられるのは、いま始まったばかりだ、という抱負を語っており、実にスリリングです。@eksistenz
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posted at 11:39:30
ハイデガーのようにカントをテクスト的に解体するというよりは、そのもの(つまりプラトニズムに対するアリストテレス的な霊魂という規定の時間性)についてカントから引き出しているので、読みやすいはずだよ。twitter.com/sunamajiri/sta... @LitoSnowfield
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posted at 11:51:56
簡単にいえば、カントは霊魂というアリストテレスの規定性を、実体化させた近代形而上学(霊魂は身体という実体だという命題、つまりモナドロジー)を、デカルト的な自我規定から斥けようとしてるのだが、ハイデガーはそれをテクスチュアルに確定したに過ぎない。(続く)@LitoSnowfield
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posted at 12:02:24
(承前)それに対して、菊池健三はハイデガー(のカントのテクストクリティーク)に一切触れずに、超越論的時間規定というアリストテレスの霊魂の規定そのものを言い当てており、それが言い当てられない動揺が現代思想の混沌であったにすぎないので、すべて問題解決! @LitoSnowfield
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posted at 12:02:45
これによって何が可能になったかというと、デカルト以後、物理学の遠隔作用(磁力と重力)と魔術の背反の関係が確定的になり、デカルトの自我規定が一般的自我ではなく、霊魂として非実体化し完成したということなのだ。twitter.com/sunamajiri/sta... @LitoSnowfield
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posted at 12:04:56
菊池はハイデガーとはテクストクリティークが対照的だ。ハイデガーは三批判書の中の純理の中のA版の中の図式論をアルキメデスの点のようにテクストクリティークしていくが、菊池はカントの生涯の講義から、図式論=霊魂論の可能性を言い当てている。@LitoSnowfield
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posted at 12:25:34
こうした自我の非一般化、つまり霊魂の非実体化、もっというと霊魂の非身体化という規定性によって、カント以後の動揺がすべて片付けられている。たとえば疎外論(神は人間の模造だ)とか物象化論といった、現代思想を動揺させ続けている無神論が確定的に斥けられている。@LitoSnowfield
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posted at 12:29:04
ハイデガー的な厳密さがないが、かといってその厳密さを批判するだけしか能がない柄谷行人のヤマカンが、単なる無神論を徘徊するだけなのに対して、菊池健三はカントに忠実な、何であるかを言い当てている。それは神を模造することでも霊魂を実体化させることでもない。@LitoSnowfield
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posted at 12:49:16
菊池健三『カントと動力学の問題』の初期書評。ハイデガーとは対照的なアプローチで、図式論=霊魂論という近代以後の規定性の問題に挑む。
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posted at 13:27:02