ススミハジメ
- いいね数 221,389/313,833
- フォロー 5 フォロワー 583 ツイート 242,313
- 現在地 どこでもいいよ。
- 自己紹介 どこかでなにかをしてる人、あるいは老害おじさん。趣味は読書と音楽です。私的な持続的興味は「人間の身体的限界性=創造性と観測の限界」「モナドと波の思想」「不可知の存立」の三事です。 http://note.mu/susumihajime
2013年10月24日(木)
愛してる! / 妻が小説を終わりから読む理由 - GAME NEVER SLEEPS (id:IDA-10 / @IDA_10) d.hatena.ne.jp/IDA-10/2013102...
タグ:
posted at 00:36:53
『天になき星々の群れ フリーダの世界』は、2002年12月1日刊行。ずいぶん長くかかっています。これは『楽園』のときは書きたいように書いたのですが、さすがにずっとこの路線は無理だろうというのはあったわけで、娯楽小説をどう書いたものか模索しながらの小説だったため。
タグ:
posted at 00:41:43
後から気づいたのですが、本来娯楽小説だからこそ前作から1年もかけてはいけなかったのですね。当時はまったく刊行間隔になんて気を払っていなかったので、この機に娯楽小説を書く技術なり土台を自分なりに構築しようとしたのでした。
タグ:
posted at 00:43:39
なので、『フリーダの世界』は、シリーズ化をある程度考えた仕掛けが組み込まれていたり、わりととっちらかり気味なくらいいろんな要素を放り込んだ小説として完成します。盛り込んだわりに穴も多いのですが、単純にこれは作家としての基礎体力がまだついてなかったのですね。
タグ:
posted at 00:46:00
なので刊行から10年以上経った自己評価は、いいところも悪いところも多い小説です。デビュー作には後の作品の要素がだいたい詰まっていると言いますが、長谷にとってそういう小説は『楽園』と『フリーダの世界』の2つある感じです。
タグ:
posted at 00:47:54
『あなたのための物語』『allo, toi,toi』あたりが『楽園』のライン、『円環少女』『BEATLESS』なんかは『フリーダの世界』のほうです。この二つのラインの間をふらふらしている感じがあります。
タグ:
posted at 00:49:14
当時すでにライトノベルは結構な数が刊行されていて、その中で何か違ったことをしなければならないのではないかと選んだのが「主役を少女2人にして、友情からちょっとはみ出しそうな危うい関係を軸にドラマを回す」こと。つまり百合ですね。これはイケるんじゃないかと喜んで書いていたのでした。
タグ:
posted at 00:54:48
ちょうどマリみてを熱心に読んでいて、こういうキラキラした話にアクションがついた話を自分で読みたかったのですね。なので、つけた仮タイトルが初心を忘れないために「女子校スナイパー」。それに『楽園』からの読者さんが楽しんでもらえるようにSFにする。SFだから大仕掛けを作ろう……
タグ:
posted at 00:58:52
そして、刊行してわかったのですが、先人がここを掘っていなかったのは理由があったのですね。今にしてわりと真剣に思うのですが、SFか百合かせめてどちらかにしておくべきでした。油田がここに埋まっていると信じて荒れ野を掘る傾向は、サド小学生ヒロインの『円環少女』にも引き続いています。
タグ:
posted at 01:13:08
いかん、宣伝をして気持ちよく『フリーダの世界』をカートに入れていただくつもりが、変な方向に話が進んでいる。でもまあ、自分でも今でも悪いできではないと思っています。反省点もあるのですが、続編が書けるものならそうしたい気持ちもあった小説なので。一冊でもまとまっているのでよろしければ!
タグ:
posted at 01:21:28
「闘神都市」。最近98版をみたらちゃんと音楽が鳴ってた。意味が分かんない人もいると思うが、MSX版はなんと音楽全カット、効果音もなし。全くの無音だったのだ!当時としてもこれは相当にヒドい移植であった。もちろんお値段そのまま。turboRの高速モードに対応していたが…。ねえ…。
タグ:
posted at 01:31:19