tkimura6502
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2018年11月24日(土)

Hironobu SUZUKI @HironobuSUZUKI
万博って実は通産省・経産省の関連外郭団体作りのために20年周期でやってる事業。 twitter.com/segawashin/sta...
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posted at 11:33:20

1950年代の「悪書追放運動」における漫画の”焚書”は確かにあったことだが、規制を求める側にも様々な論理の分かれ方があり、漫画家の側も「東京児童漫画会」と言う団体と作って出版社と”漫画の質的改善”を協議する、と言う事もしていた。ことの経緯は単純ではない。
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posted at 21:09:51

2010年ごろまでの漫画規制の経緯を一通り網羅し、すぐ読める基礎的な本はやはりこれ。
マンガはなぜ規制されるのか - 「有害」をめぐる半世紀の攻防 (平凡社新書) 長岡 義幸
www.amazon.co.jp/dp/4582855563/
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posted at 21:15:13

対立する相手を単純化、ステレオタイプ化し”悪魔化”するのは自分の方が「カルト」と言う独善に入る道であり、そうなるのは相手を「恐れる」感情が強まっているからで、批判される事への耐性が低い、と言う事もある。近年の”日本の悪く言われること”への耐性の低さを連想させる。
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posted at 21:18:43

「東京児童漫画会」のことは「マンガはなぜ規制されるのか」の中で触れられているが、ネット検索してもほとんど情報は無い。
漫画家の田中正雄氏が平成元年に書いた、悪書追放運動の回顧を含む文章がこのページに転載されているが、問題への見方は当事者の中でもこうもなる。www.xn--fiqz52e9wgq48a.com/mangaron.htm
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posted at 21:26:44

このとき漫画の”焚書”をした「母の会」は警察の関連団体で、保守系政治との関係があった。一方同時に漫画を批判していた「子どもを守る会」は進歩主義的で、母の会の”焚書”はナチスの再現だと当時から批判していた。当時の赤本漫画の内容は戦前の封建主義や軍国主義を再現していると言うのが批判理由。
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posted at 21:41:12


当時”焚書”されたりした赤本漫画、貸本漫画とは総体的にどう言うものだったのかと言うのは、残された資料に乏しく系統的な保存・公開がされていないので、今からは掴みにくい。ただ断片的に見られるものから類推するに、今目の前に並べられて読もうとしたらかなり”うんざり”しそうな気はしますね。
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posted at 23:41:04


「まんが道」などの”トキワ荘物語”史観でも、それは悪書追放運動の最中と言っていいタイミングの物語だが、漫画への”弾圧”やそれへの”抵抗”と言った話はほぼ出てこない。なぜ描かれないのか、は留意すべきだろう。
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posted at 23:49:52

まんが道、トキワ荘物語の中では寺田ヒロオを頂く「新漫画党」は、今の漫画は人気狙いでくだらない、良い漫画を描こうというスタンスで産まれているし、”良心的”な「漫画少年」はそう言う漫画の氾濫の中で敗れた悲劇の雑誌、と言う扱い。それがつまり悪書追放運動で批判された漫画の事でもある。
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posted at 23:53:18

戦後の漫画には、東京の出版社と、赤本=露天の玩具類の一種として漫画を売るところから始まり、「貸本」と言う形態も取る大阪中心の業者との「二重構造」がある。ざっくり言えば後者の方が自由闊達だが質が低くて”エログロ”に傾く。
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posted at 23:59:01