ユキシン
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- 自己紹介 神海英雄先生のWJ新連載『地球の子』開始に沸き立つアカウント Soul Catcher(s)が好き RTしたい派
2015年08月17日(月)
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あと、咲兄をしてバケモノと言わしめた才能を、(ちゃんとメソッドがあるようだけど)部員が誰でもできるよう教えた金井淵先輩の姿と、それを受けて部員がどう変わっていったのかを。パートリーダー全員に認められた神峰の指揮が、コンクールのために更にどう練られていったのかを。もう少しじっくり…
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posted at 17:44:01
なんかね、性急すぎる気がしたのよ。トロンボーンは無限の音階があるというキョクリス先輩と、正解の音を聞き分け目印もない楽器で瞬時に奏でられる金井淵先輩という、違うようで似ている太極図の如き対決を、もっとじっくり読みたかったの。NEXTの濃厚さと週刊のスピードの両立が読みたかったの。
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posted at 17:38:25
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「一人暮らし?」
「まずはその辺りから…だろうということで折り合いがついたよ。家事が出来るかどうかと一人でやっていけ…」
「?」
「あ、ごめん。音羽からキャッチホンだ」
「いつでもかけて良いって言すったンすか?」
「うん」
神峰のスマホは一旦沈黙し、持ち主は天を仰ぐ。
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posted at 02:18:51
はない。
ただ、父が信念をもってすることに抗えないのが、悟偉の愛情の顕し方なのだ。
「好きな人にはノーとは言えないけれど、自分の意思がないわけでも、弱いわけでも無い」
「つくづくメンドクサイ人ッすね」
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posted at 02:02:57
「良く話を聞いて貰えたッすね」
「それを仕事にしようと思っているんだから、怯んでいられないよ」
電話の向こうの奏馬の声が疲れてはいても明るい青に輝いている。神峰は安心して、続きを促す。
「高校時代に神峰くんがしたことに比べたら楽な方だよ」
音羽院長は決して息子を愛していないわけで
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てやるだけだ。
だが、音羽になら、自分と同じ年齢の、対等の友人になら、してやれることがまだある。
「音羽」
再び固まっている彼に、
「約束しよう」
また会うことを。
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posted at 01:35:33
突如、ものすごい勢いで紅い髪が渦巻く。
「ダメだ」
痛ましい、悲しい叫びを受けて、奏馬が大きな手のひらで音羽の頭をなぜる。
実習のごく短い間にも、幼い子供を可愛がっていれば良いわけでない事例をもういくつかは見てきた。 実習中の身分では、何もできない。ただ…子供に寄り添い話し掛け
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posted at 01:26:32
「音羽」
俯いて固まった彼を、奏馬が呼ぶ。
もう終電も無い。タクシーで帰るしかない。だから、居られるギリギリまで居るつもりだった。ただ…………………………
このまま別れるわけにはいかない。
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聞こえたと、言った。明日も実習があるのに。呼んでいる声が聞こえたから、来てくれた。懐かしい話を。人付き合いの下手な自分には知る機会のない友人の消息。
何より、トランペットの音色。
離れたくない。学ぶことがどれほどあろうが、将来のためだろうが。
……この音楽(こえ)も届かない
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posted at 00:31:33
今日、甲子園で、お前に会えると思っていた。お人好しで面倒見の良い金管楽器。よほどのことがあっても、万難を廃して、後輩を助けに来ると。
誰よりお前に会いたかった。
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posted at 00:18:33
「そういえば、さらに一年後輩に咲良くんが入ってきたと」
「? 三浪もしたのか? あいつが?」
「いや、やっぱり、リハビリに相当時間が要ったらしい」
「そうか…」
目を伏せて、音羽が何か考え込む。きっとあの、もう一つの音楽の奇跡を思っているのだろう。
あの時も、ずいぶん昔になった
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