エリン最後のゴーレム使い
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2016年09月27日(火)
こちらで紹介されていた不思議な逸話があるグラスが面白かったので、少し詳しく紹介したいと思います。
twitter.com/goda_nobuyo/st...
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posted at 23:25:31
これはイギリス、ロンドンのヴィクトリア･アルバート博物館所蔵の品で名を「イーデンホールの幸運」と言います（高18.5cm×幅１１．1cm）。スコットランドとの国境の古い名家マスグレイヴ家でずっと大切にされてきたグラスで先に紹介されたツイートにあるように妖精にまつわる逸話があります pic.twitter.com/sevUzhE3al
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posted at 23:32:43
マスグレイブ家は11世紀のノルマン・コンクェスト以前までルーツを遡れます。またグラスは14世紀のシリア製で十字軍によって持ち帰られたと考えられています。
Musgrave Coat of Arms #flickr flic.kr/p/s3Jnd
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posted at 23:36:39
書面上で分かる限り最初に「イーデンホールの幸運」という名前が出てくるのは、1677年のサー・フィリップ・マスグレイヴの意志によるそうです。
そして妖精に纏わる逸話は1791年ウィリアム・マウンジー牧師によって「紳士のマガジン」誌に掲載されたもののようです。それはこういう話です（続
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posted at 23:39:54
マスグレイヴ家には聖カスバードの泉がありその近くのホールにて妖精達が輪になって踊り酒宴をしてました。ある時好奇心の強い者がいたずらに酒宴を覗き見ます。
気づいた妖精達は驚いて逃げ出し、怒った一人がこう叫びました。
「このグラスが割れる時イーデンホールからも幸運がなくなるぞ！」と pic.twitter.com/2K2JgU9Hdn
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posted at 23:44:56
後年様々なバリエーションの逸話が出たようです。グラスは皮製の容器に入れて大事に使われ滅多な事がない限り使用しなかったようです。大切に扱われたこのグラスは1926年博物館に貸し出され1958年に国に買い取られました。イーデンホールの館は1934年に取り壊され今は存在しません。 pic.twitter.com/2eika2I09N
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posted at 23:52:26
妖精と一族の物語にまつわる「イーデンホールの幸運」。14世紀シリアかエジプト産の工芸品と考えられており青、緑、赤、白色のエナメルと金のメッキでイスラム風のアラベスク模様が描かれています。
この異国情緒が漂う神秘的なグラスは今日でも博物館にやってくる多くの人の目を楽しませています。 pic.twitter.com/bTPaLb3zHq
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posted at 23:56:43
出典
www.vam.ac.uk/content/articl...
en.wikipedia.org/wiki/Luck_of_E...
en.wikipedia.org/wiki/Musgrave_...
画像出典（権利表記）
commons.wikimedia.org/wiki/File:Luck...
by VAwebteam CC BY-SA 3.0
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posted at 23:58:07
イーデンホールのカスバート教会
en.wikipedia.org/wiki/File:St_C...
by Alexander P Kapp CC BY-SA 2.0
commons.wikimedia.org/wiki/File:Luck...
by Marie-Lan Nguyen CC BY 2.5
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posted at 23:59:47
