さかなのかげふみ
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2015年01月30日(金)

計測の部分(測定量の定義等)に取るべき安全マージンー今回の場合は1cm個人線量当量の定義,ならびにその校正方法ーは,測定部分で生じる不確実性に対応する分だけというのが計測の基本的な考え.
<計測>と<測定値の評価部分>はそれぞれ別に検証すべきで,両者を混ぜて考えてはいけない.
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posted at 12:07:37

リスクに関する不確定性があるのは間違いないだろうし,社会の判断がそうでなるなら安全側にかなりの余裕をもって評価するということも必要になる場合もある.しかし,それは計測値をいじるのではなく(現行の計測の体系を壊してしまうのでは無く)それ以後の値の評価の部分でなすべき.
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posted at 12:03:52

実際,定義上の安全マージン分が奏功して,問題なさそうという内容の文献と実測結果がでてきたので今のところシステムの変更には至っていない.
万一これが2')が実効線量を下回っていれば早急に運用方法を変更をするべき(例えば一定の補正係数をかける)だけど,幸いそうなっていない.
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posted at 11:57:54

今回の1cm個人線量当量について言うともう少し複雑で,その大元に<実効線量を評価する>という大目標があるわけで(1cm個人線量当量も1cm周辺線量当量は実効線量を推測するための代用量にすぎない),現実には2)で運用しつつ,実効線量評価として問題が無いか確認するのが重要.
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posted at 11:52:50

では,実際にはどうするの,という話になると,原理的に現実に使える数字は2)しかありえないわけで,2)を1)の定義に従う量と<みなす>として運用するしかないし,実際にそうなっている.
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posted at 11:46:59

1)=1')の場合もあるけれど.
1')と2)は校正場と実際に測定器を使用する場が近似あるいは外挿できる関係にある場合はさほど意識しなくて良いが(できるだけそのように規格や校正条件を決める),場合によってはかなり乖離がでてくる.今回の場合にはそれがかなり違ってしまった典型例.
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posted at 11:43:53

この話に限らず,計測/測定や校正の世界では
1)ある量の定義に従う量
1')ある量を測るための測定器実現のために定義される量
2) 1')の定義に従い校正された測定器の出す値
はそれぞれ別物として扱う.
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posted at 11:40:29

放射線計測の文献を読んでいて,計測の観点からは以下の区別が明確でないか,違いを意識せずに書かれているものが結構あるのはずっと前から気になっている
1)個人線量当量の定義に従う量
1')個人線量当量測定器実現のために定義される量
2) 1')の定義に従い校正された測定機の出す値
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posted at 11:32:35

「測定対象とする場所にγ線が全周囲から入射した場合には「周辺線量当量」は「個人線量当量」に比べて30~40%値が高くなります。」で良かったような気がするな。
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posted at 11:15:25

「γ線が全周囲から照射された場合、その値は実効線量とほぼ一致します。つまり、個人線量計の値は個人の被ばくした実効線量により近い値を示していると言えます。」と
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posted at 11:14:58

過少評価する事は無いと言いたかったのだろうけど、ちょっと事実からはみ出てる様な気がするな。誤解を招く(ってより間違いと言ってもいいかも)くらいなら突っ込んだ事書かなくても良かったような。
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posted at 11:13:46

www.c-technol.co.jp/archives/1038 「人体に着用した個人線量計の計測値はγ線がどの方向から入射しても実効線量より低い値を示すことはありません。」「定義上、常に「周辺線量当量」は「個人線量当量」よりも高くなるという関係があり」
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posted at 11:12:07

千代田テクノル
個人線量当量と周辺線量当量について
2015/1/28
週刊誌などで個人線量当量と周辺線量当量について誤解が見受けられますので、弊社見解について説明致します。
www.c-technol.co.jp/archives/1038
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posted at 10:26:18