地に足をつけたい
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- 自己紹介 女の園の星 / 劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト / Slay the Spire
2011年03月31日(木)
なので、「物語→精神世界の置き換え」がたやすいような世界が構築されているのが、ひとつの優れた幻想文学の在り方だと考えています。反面、そうしたファンタジーを「リアリズムの物語」のように受け取るのは注意の喚起が必要で、以前も書きましたが「そんなの奇跡だよ」と言い始めたらいかんのですね
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posted at 23:26:07
ちなみに「世界の体験を精神世界のように置き換える」というマクロコスモス→ミクロコスモスの流れがありうるなら、その逆もありうる。つまり「博愛や友情のドラマを借りて精神世界における心の発達を描いている」という側面から、「精神世界のドラマから博愛や友情を学び取る」という側面も発掘できる
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posted at 23:19:00
例えば地震が起こったときに「ちょうど自分が絶望していたから、その精神的危機を象徴するように地震が起きたのではないか」っていうシンクロニシティを感じる人もいると思う。このシンクロニシティを利用するのがユング派の物語療法というものですね(スピリチュアルが絡むと悪用もできますが…)
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posted at 23:04:11
ちなみに「物語を精神世界に置き換えて読める」というのは「精神世界として読むことにのみ意味がある」ということではないし、そもそも人間は「世界での体験(マクロ)を精神的体験(ミクロ)に置き換えて認識する」という機能を持っていて、どんな種類の物語でも夢分析治療のような効果はある
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posted at 23:00:38
「内面を無視して語ったりせずに」、その上で「相手の内面がまるで理解可能であるかのように語りもしない」というバランスが大事なのは、キャラクターにとどまらずなんでもそうかな。と
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posted at 20:52:59
「内面不要派の誠実さ」というのもあるのでは? という話もしていて、つまり彼らは「キャラの勝手な代弁者」に陥ることを畏れるからこそ「内面は無い」と言い切るのかもしれない。人格を無視している反面、誤読の責を負いたくないというのは誠実さの発露とも取れるが、人格無視には変わらないというw
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posted at 20:48:40
ちなみにその『電波男』的な議論が盛んだったころにぼくがウェブに投下した長文論考がこちら 萌えの入口論 www1.kcn.ne.jp/~iz-/man/enter... 『メカビ』の創刊号に抄版が掲載されたりしました
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posted at 20:41:04
……特にこれ以上ロジックが展開する話題じゃないなw 逆にいうと、 ぼくやぼくの周囲はわりと偏狭に?といっていいくらい「そのキャラが何を考えているのか」を慮った上でキャライメージを自分の中に作り上げる、というスタンスが支配的である……と思い込んでいたらこそ「意外」になるわけですね
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posted at 20:36:37
ちなみになんで「意外と生き延びている」という表現になったかというと、内面不要/想像で充分、という言説は『電波男』が出版される前後の、「萌えないリアル女/萌える二次元」が対立的に喧しく語られていた頃の価値観を連想させるから
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posted at 20:30:41
内面不要派が「このアニメのキャラには内面がない」という批評的に言うときは、「内面が無い方が私にとって都合がいい」という願望の裏返しであって、分析的な検証がそこにあるわけではない(ことが多い)、というのは記憶すべき事柄のように思う
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posted at 20:26:27
昨日は@italiajinさんとのオフ会で、「意外と今のオタクには、『ヒロインに内面なんて必要ないんだよ』派が生き延びている」という話をしていました。確かにこれ、腹を割って話を聞かないと、相手が「萌えに内面必要ない派」なのか「内面があるからこそ萌える派」なのか区別つきにくいと思う
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posted at 20:23:47
ほしおさなえ『オレンジの陽の向こうに』(東京創元社)読了。いやまさかこんな話になるとは。ファンタジーなのかホラーなのかミステリーなのか伝奇なのかSFなのかラブストーリーなのか、最後まで行き着く先が見えない。変わった小説好きはぜひ。amzn.to/h3a0mb
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posted at 01:16:15
ホラー映画によく見られる、いわば決定的瞬間を登場人物は見ているのに、カメラだけがきれいに見落としている、という慣習的作法とあるいは類比的に考えられるかも知れない。映画におけるカメラの欲望。AVGにおける主人公というインターフェイスの欲望。
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posted at 00:22:23
AVGにおけるテキストと音声のレイヤー問題。たとえばヒロインがぼそりと呟いた言葉は明瞭にテキストとして表示され、音声化もされてユーザーに届けられるのに、主人公だけが聞き落としている。これは語り手と視点人物の不一致をシステマティックに炙り出しているわけだが。
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posted at 00:15:04