hhasegawa
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- 自己紹介 長谷川晴生(Haruo Hasegawa)。自宅研究員(ドイツ文学・思想)。経歴、著作、ほかに使用中のSNSにつきましては下記ウェブサイトをご覧ください。DMは相互フォロー間のみと設定しておりますので、御用の方はtokan@nifty.comまで。
2017年01月21日(土)
自称リアリスト、自称軍事通がなぜかありがたがってるこの画像。あまりに薄っぺらいけど、誰の作品にて、どんな流れで出てきたのだろうか気になり調べてみた。吉田創という漫画家のブンダバー!という単行本に収録されてる漫画に出てくるらしい。 twitter.com/nazomekun/stat...
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posted at 15:36:40
漫画のテーマに関わるキメ台詞なのかと思ったが、実際は非常に小さなコマ。メガネのキチガイ軍人が大学上がりの青年を突き放すシーン。しかし、この単行本、実は全編通じてほとんど低俗なギャグである。こんなのをありがたがってる人はきっとこれが何なのかも知らないのだと思う。 pic.twitter.com/h1DkBDblLo
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posted at 15:39:24
概ねいわゆる説明と描写なんだけれど、ディエゲーシスは決して小説から排除されるべきものでもなく、この両者をうまいことバランスさせることで近代の小説は成立しています。
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posted at 20:15:00
ここは見せ場だから粘ってミメっとくか、ここはまあディエゲって流しといていいとこだろ、この重要な情報をディエゲるだけですます大胆さがかっけえだろドヤァなどの判断を重ねるのがまあ、小説を構想するとゆうことです。
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posted at 20:19:17
で、三人称神視点はディエゲーシスと相性がいいわけです。で、基本的にはミメーシスのほうが書くのがめんどいわけです。「説明ではなく描写を」とか「三人称神視点はルール違反」とかは、概ね「めんどくさがらずちゃんとミメれ」という戒めの端的な表現と思っていい。
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posted at 20:22:15
こちらの指摘になるほどと思い、敷衍するに、そもそも「オタク」的なコンテンツ消費は、物語の有機性を断片化するものなのではないかと思います。有機性を破壊する悪趣味さを自覚しての振舞ならいいのですが、無自覚にそれを行うのは危険です。
twitter.com/hhasegawa/stat...
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posted at 23:15:43
(承前)小生は以前、「オタク」がコンテンツ享受の趣味でありながら、「オタク」の読解がえてして皮相的であることを疑問視しましたが、それは小生の見方こそナイーヴだったのでしょう。テクストを読み解くよりむしろ、積極的に断片化することこそ、「オタク」のコンテンツ消費法だったのであって。
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posted at 23:20:42
(承前)もちろん、テクストを自在に断片化して編みなおすこと自体がダメなんじゃないと思います。いやむしろ、それこそ進んだ読み方というべきです。ですがそれは、まず有機的にテクストを読むという基礎を行った上での挑戦であって、それなしではただの破壊に過ぎないのでしょう。
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posted at 23:24:42