にょんギツネ(@nyol2novel)/2018年09月28日

「母君をでございますか」
「若君のお母さまは黄泉の国にいて、会うことはできないのですよ。それが面白くなくて暴れたものでしたが。地上の暮らしがずいぶん合ったようですね」
「そうでしたか」
「おかげで大神のお怒りも鎮まってなによりです。あなたのおかげかもしれませんね」
「とんでもない」

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「ひさしいな」
「天に戻られたのでは」
「あそこはつまらん。お前がおらぬ」

幼い主がさばさば言うのに、巫女は赤くなる。

「何をおっしゃいますやら」
「姉上が、機織りの女神とめおとになれなどと言うのだ。以前脅かした償いに。腹が立ったので織機を」
「いけません！」
「落書きしてやった」

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「壊してやろうと思ったが、お前の顔が浮かんだのでやめた」
「どうかお許しを…機織りはたいへんうるわしく思えて…」
「我はどうでもよい。それより、これをやる」

瓢箪。中に何か入っている。

「天の祭りの祝いの酒だ。お前に飲ませてやる」
「おそれおおい…」
「はよう飲め」

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おされつつどうにか飲み干す。

「飲んだか？」
「はい…」
「飲んだな？」
「は…い…」

体が燃えるよう。

「よしよし。これでお前は女神だからな」
「え？」
「もう人ではないぞ。だから交わってもよいな」

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少年神は巫女の手をつかんで引き寄せる。

「楽しみだ」
「え、え…？お許しを…ひっ…んっ」
「やわらかいな」

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祠を守っていた巫女がとうとう神隠しにあってしまったので、村のものは気の毒がったが、しかしおおむね雨は降るべきときに振り、日は照るべきときに照って、穏やかな気候が多いので、まず贄になった娘に供物をささげ、女神として祀り、木彫りの像を収めて形代とした。

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posted at 00:24:28

以来、神様の代替わりは、少なくともこの村ではなくなって、夫婦の神がずっととどまっているそうな。ときどき夜には鬼火が燃え、笛の音が響き、澄んだ歌が聞こえるというが、人が近づくと雷が落ちて死ぬという噂なので、皆敬して遠ざかっている。

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posted at 00:27:01

おしまい。

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posted at 00:27:24

「ふん、余はスマートウォッチが文鎮化して治す為にファイルのDLやらアプデやらアプデ失敗の原因追求やら更新に次ぐ更新でスマホの一つが延々その為に専有されているせいで機嫌が悪い。よって大水を起こす」とか言う神になります。

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posted at 00:58:56

ちょっと抜けた巫女さんがおどおどしながら裸踊りしてくれる（事態は解決しない）

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posted at 01:00:54

巫女さんのスマホにアプリ入れてそこで更新させよ‥‥。

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posted at 01:02:46

巫女が実はiPhone教徒であったことが判明とか、過激なAndroid派の神様ならその時点でTweetしたらBANされそうな事態になってしまうところだった‥‥。iPhone村で育ちみんながそうだからとiPhoneにしたのなら仕方ない。許そう。ゲーマーで無い限りiPhoneSEで困ることは何もないのだから。

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posted at 01:08:24

やっとスマートウォッチがただの液晶付きシリコンバンドから復旧して日本語表示も出来るようになった‥‥。こいつら簡単にアプデ失敗してのブリックしすぎだろ常識的に考えて。

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posted at 01:26:44