にょんギツネ
- いいね数 93,460/126,415
- フォロー 133 フォロワー 724 ツイート 63,525
- 現在地 妖狐の里
- Web https://h02.fanbox.cc
- 自己紹介 日々読書や執筆、お絵描、文字の観察などを愉しんでおる寶曆６年生まれの仙人見習いな267歳幼狐なのじゃ！18禁要素注意じゃよ？ ヘッダーは @une_back に依頼したのじゃ。褒めて質問お題箱を兼ねた投書箱 → http://marshmallow-qa.com/nyol2novel
2019年12月13日(金)
900いいね達成…!?
ありがとうごさいますm(__)m
[R-18] 踏み抜き陥落行末は | 千里蔡@BL及びR-18垢 #pixiv www.pixiv.net/novel/show.php...
タグ： pixiv
posted at 01:10:38
「我ケモノぞ？ ケモノぞ？」と言っていたTS直後、後に恋を知り「我蝶ぞ？ 我花ぞ？」というふうに振る舞い、意中の相手を捕まえると「我ケモノぞー♡ 我ケモノぞー♡」って振る舞いが戻ってしまう誘い攻めTS娘
タグ：
posted at 01:47:08
レビュー欄には「何が脳を100％フルに使っても超能力ですかあぁぁぁぁか！！そんな古い疑似科学なんかで超能力は得られませえええええええええええん！！！！」みたいな人たちがいっぱいだったけど。
なんだとぉ‥‥アベンジャーズに直訴してお前らDCバース送りにするからな！ と思いました。
タグ：
posted at 03:33:02
ちょっ、持ち運ぶのはおやめなさい！！！！無礼！！！！無礼！！！！！
#欠損お嬢様 #shindanmaker
shindanmaker.com/951300
タグ： shindanmaker 欠損お嬢様
posted at 12:29:05
妄想する力が無くなって来た。TSしなければならない。そうだろう、ボブ……ボブ？お前、TSしたのか！凄いじゃないか！見事な金髪美少女じゃないか！色白で、いや……青白い肌で……ボブ？どうした？ふざけているのか？ちゃんと喋ってくれよ！ハハ、わかったぜ！これはTSゾンビ物だな！
タグ：
posted at 16:46:27
美少女ゾンビしかいない世界で原因を突き止めたら頭のいいバカが「美少女とゾンビの組み合わせはさいつよ！異論はゾンビになってから聞いてやんよ！」という手記を遺してバイオハザードを起こした。
タグ：
posted at 16:55:07
＞人工孵化から4カ月目のチョウザメの稚魚150匹に、女性ホルモンを混ぜた餌を半年間与えた。その後、通常の餌で飼育、無作為に45匹を調べたところ、全てに卵細胞を確認
これ、学校の給食に細工して生徒全員をロリ化させる様なモンだわな。（何故そっちに話を持っていく）
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191209-...
タグ：
posted at 17:00:11
非公開
タグ：
posted at xx:xx:xx
非公開
タグ：
posted at xx:xx:xx
非公開
タグ：
posted at xx:xx:xx
とびらの＠ずたぼろ6巻8月発売！！ @tobiranoizumi
よく考えたら、なにかのプロとか販売をしてるとか有意義なニュースを発信しているわけでもなく、住所や顔や名前や出身校なども明かさずいわゆるリア友とは全くつながっていないのに、何百人もフォロワーがいるって普通にスゲェことよな。
たまに本気で、インターネットて不思議だなと思う。
タグ：
posted at 18:39:56
ナシール
上エルフの言葉で暁星。呪いの家系の第二代。黒の癒し手。死人占い師。魔法の天才。治癒術のほか変身術や死霊術を得意とする。変身術の暴走によりあらゆる怪物の強さを併せ持ち世界を食らいつくす終末の魔獣になりかけたが黒の歌い手に倒される。
タグ：
posted at 19:21:01
ラヴェイン
上エルフの言葉で箒星。呪いの家系の三代目。黒の歌い手。呪歌の匠。災いを呼ぶ吟遊詩人。さすらいの民にとっては英雄であり範。命あるももののみか天地を揺さぶる曲をつむぎ、狂える歌神となって海も陸も空も混沌に変える恐れもあったが、火の山を鎮め息を引き取った。
タグ：
posted at 19:39:35
魔王が世界平和の為に動いてるけど人類が魔族領欲しさに、僧侶さんが戦争が長引いて人の不幸を悦ぶ為に勇者を召喚しては出来損ないばかりでその場で殺してそれをリソースに新しい勇者を召喚繰り返してるヤバい世界観
を勇者は知らないので、自分は選ばれた人だと勘違いするし、先入観で戦う。
タグ：
posted at 19:49:13
イベントクリアしてないとラストで「勇者の命を犠牲にぃ」とか僧侶さんが言って心中みたいに終わらせる癖に僧侶さんは狂人なので死なないし、なんなら魔族側に恨みを遺して火種を撒くので裏ボスです。
タグ：
posted at 19:53:48
#今年あなたが推し続けた人
＿人人人人人人＿
＞ ひみつ ＜
￣Y^Y^Y^Y^Y￣
appli-maker.jp/analytic_apps/...
タグ： 今年あなたが推し続けた人
posted at 20:00:53
マーリ
古ドワーフ語で地の底の星。呪いの家系の第四代。黒の鍛え手。指輪作り。銀の腕。工芸に長け、また精霊の魔法に通じ、先祖たる闇の女王に似た技を振るった。いずれ滅びの大地父神となり、世界の中心の灼熱と一つとなり万物を焼き尽くす恐れもあったが、己の意志で命を絶った。
タグ：
posted at 20:19:49
オズロウ
上エルフの言葉で導き星。呪いの家系の第五代。黒の渡り手。盲目の船長。竜曳船の主。女より男を愛し、呪いに最も激しく抗ったが、故に自他を深く傷つけた。馨しの疫神となり世界を生も死もない灰色の海に没せしめる恐れもあったが、一人の死すべきさだめのものが運命をそらした。
タグ：
posted at 20:22:21
とびらの＠ずたぼろ6巻8月発売！！ @tobiranoizumi
#今年あなたが推し続けた人
まあやっぱり鮫島くんの完結が大きいですよ。
連載四年、本編で8年間＋15年＋50年で、十六歳の少年が孫に囲まれて死ぬまでを書いたんだもの。
もちろん新作に没頭してるけども、故郷を出て上京したような気持ちだね。 pic.twitter.com/YXjS1UDX6Z
タグ： 今年あなたが推し続けた人
posted at 20:27:00
ダウバ
東夷の男の名前。呪いの家系の第六代。黒の料り手。巨釜担ぎ。異界の魔女から学んだ豊穣の術を以て魔国の民を養ったが故、魔王（Witchking）とも。竜の珠を呑み、竜言語魔法も得意とした。貪る竜神となり世界を平らげる恐れもあったが、命なきものから産まれ落ちた女騎士に討たれる。
タグ：
posted at 20:27:08
とびらの＠ずたぼろ6巻8月発売！！ @tobiranoizumi
#今年あなたが推し続けた人
診断結果はこれになるけどもね（笑）
＿人人人人人人＿
＞ キュロス ＜
￣Y^Y^Y^Y^Y￣
appli-maker.jp/analytic_apps/...
タグ： 今年あなたが推し続けた人
posted at 20:28:26
僧侶さんが本気を出せば世界はすぐに救われるけど、僧侶さんは人の不幸と苦しみに悦楽を覚える愉悦部所属なので世界が混沌としていればいい人。過去に何かあった訳でなく、ふと苦しみで教会にやってくる人を沢山見て、自分の抱いてる感情に気付いた感じの……コネコネ
タグ：
posted at 20:35:14
◆◆◆◆
この物語はエルフの女奴隷を代々受け継ぐ家系のウハウハドスケベファンタジー
今は七代目キージャの話。一族に伝わってきた美しい女奴隷が大好き。だからめいっぱい美しく着飾らせたうえで、めいっぱいいじめたい。でも故郷の影の国にはろくな服がない。なら自分で作る。
タグ：
posted at 20:49:24
魔族側には人間として領主をしてる吸血鬼(ロリ)がいて、人間の子供を育てたりして共存を目指してるけど勇者が来て倒される。
僧侶さんは勇者君に「騙されてはいけませんよ(ブーメラン)」とか言ってそう。
タグ：
posted at 21:07:17
「大地の芯とつながる火の山を冷やすほどにか」
「んだ。マーリさこさえた黒玉、東の灯さ、火の山から血吸うようにして力を奪っとる…いずれ滅びの亀裂さ閉じる…オラのはめとるこの指輪、火の山で生まれた指輪さ葬る術さ失われるんではねえかと思う」
「そうか」
「まだ先の話だども」
タグ：
posted at 21:11:39
「マーリの作り出した働き手、からくりのしもべどもは止まるのか」
「火の山の力さ奪った東の灯さ脈打つ限りあれらは動く。だども影の国の気候さ変わってくだな。薄焼菓子ちゃんさ好きな温泉も減ってくかもしんねえだ」
タグ：
posted at 21:15:23
黒の料り手は親しみを込め緑の谷に住まう貴婦人を薄焼菓子と呼ぶ。
二人がともに得意とする菓子で、好物でもある。
「覚悟はしておこう」
「したら地下宮殿の大浴場さ使ってくんろ、おっどぉのこさえた香り石鹸やら香り湯やら、あそこの内侍（ないし）がたさ気に入っとるようだで」
タグ：
posted at 21:19:23
常若の乙女は、気まぐれな獣が膝から降りてどこかへ散歩へ行くのを見送ってから、また巨漢に顔を向ける。
「枯れると言えば、そろそろ庭に植わったままのの朽ち木を始末したいが」
「オラがやってええだか」
「…私がやるが、お前の許しを得たかった」
「オラがやるだ」
タグ：
posted at 21:24:22
「あれは枯れたとは言え、どことも知らぬ地からもたらされた魔樹だ。お前の連れてきたあの竜参とかいう魔草に勝るとも劣らぬ厄介な代物だぞ」
「なおさら薄焼菓子ちゃんにさせらんねえだよ」
「ふ…私を宮殿育ちの姫宮とでも思っているのか」
「んだ」
タグ：
posted at 21:27:07
ダウバは答える。
「薄焼菓子ちゃんさ大事なお姫様だ。ずっとずっとそうだども。オラだけでね…おっどぉや、マーリや、ラヴェインや、ナシールもそう思っとるだ」
仙女は鼻で笑ったが、白い頬は薄ら赤く染まっている。
「つまらぬことを。子を七人も生んだ女に向かって」
「んでもお姫様だ」
タグ：
posted at 21:31:22
かつての森の奥方が目を伏せると、黒の料り手は指輪をなぜてから告げる。
「だどもバンダは違うだな」
「あの害獣のことはどうでもよい」
「バンダからすっと、薄焼菓子ちゃんさ女神様だ。うはは、オラがそう言ったらきっとバンダさ怒るだども」
タグ：
posted at 21:33:57
とびらの＠ずたぼろ6巻8月発売！！ @tobiranoizumi
魔法学園卒業式で、元婚約者の王子が暗殺者に狙われたのを庇って死亡するエンドから時間逆行して入学前に転生、ゲームの世界だと思い出す。しかし正規ヒロインは普通に良い子だし王子は非力であまり好みじゃなかったし、負け確定で悪役になるくらいなら…と、ガチで魔法剣の習得につとめ自ら婚約破棄、
タグ：
posted at 21:35:06
ダウバは緑の谷の隅にある朽木を引き抜きに行った。
かつて父たる黒の渡り手、家系の五代目オズロウが出会った異界の魔導士から授かった禍々しき妖術の杖が変じたものだ。
オズロウがわだつみの底で最期を迎えた後、自然に枯れたが、仙女は今日まで片付けずにおいたのだ。
タグ：
posted at 21:36:47
とびらの＠ずたぼろ6巻8月発売！！ @tobiranoizumi
王子の身を守る近衛騎士としての配属を願い出る。心身ともにゴリラなパワーで王子を守りながら正規ヒロインとの恋を応援していたが、かつてより密度が濃く身近にいたせいで王子はゴリラに心を傾ける。そして恋でも魔法でもゴリラに遅れを取ったことで歪み始める正規ヒロイン。あれ？なんか違う…。
タグ：
posted at 21:39:00
忠誠心を植え付けたり、何らかの特定の感情を抱かせるタイプの洗脳って基本的に洗脳されていると気づかせないための仕様なことが多いけど、洗脳されていると気づいてこの感情は偽物だと理解しつつもそれに負けそうになって内心必至に抗ったり、分かってても感情に従う幸福感に負けたりするの良いよね。
タグ：
posted at 21:40:59
魔樹は死に果てていたが、しかしねじくれた枝に一つだけ棘だらけの瘤のようなものがぶら下がっていた。
「なんだべ？」
大兵の青年は猿臂を伸ばす。だが触れる前に、竜の黒鱗が指をすっぽりと覆って手袋か籠手の如く守る。
ごつい腕が熟練の農夫の巧みさで奇妙な果実をひねりもいだ。
タグ：
posted at 21:41:49
洗脳による感情と、それと異なる元々の感情に挟まれ矛盾して苦しむ姿って最高じゃないですか。悲しいのに嬉しい、屈辱なのに幸福とか、洗脳されきっていた方が多分幸せだったと思うけど、そうなってしまうのも許せないみたいな。
タグ：
posted at 21:44:26
おお何たることか。
異界の魔導士メバカシ、またの名をオークメイジが与えた贈物には幾重もの罠がしかけてあったのだ。
なるほど確かに持ち主たるオズロウが死ねば木は枯れる。だが実を成らさないとは言わなかった。
タグ：
posted at 21:46:18
鉄壁の防御を誇ったオズロウを餌食にできずとも、後嗣はあるいは毒牙にかかるかもしれない。
オークメイジは、「良い男」を巡って考えを別にする強敵との戦いで殊勝に敗北を認めたふりをしながら、裏では別の邪悪な企みをなしていたのだった。
タグ：
posted at 21:48:36
それでもと偽りの忠義に準じて死ぬやつじゃん‥‥。
ヒーローには評価されるけど悪の親玉的なやつには最後まで愚かなやつだったとか言われるやつ。それぞれの評価が逆のことも。
タグ：
posted at 21:49:19
生長する新たな魔樹の棘に刺された巨漢の姿が変わりはじめる。
逞しくも肉置き豊かな巨女へ。どんな西瓜より大きな双の乳房に、どっしりと太く何十人でも埋めそうな胴回り、はちきれんばかりに丸々とした尻を備えた精気あふれる雌竜を思わす艶姿に。
「いだだだだ…」
タグ：
posted at 21:55:29
体型の変化に耐えきれず服が破れ、暗い色をした瑞々しい果実のような膨らみがあちこちあらわになる。
「どうなっとるだか？」
そもそも性別の違いというものをまず肉質や脂質の差と考えるダウバにとっては、対処しづらい類の呪いだった。
タグ：
posted at 21:57:27
「胸が重ぇだ」
このまま魔国を支配する魔人の王あらため魔女の王となってしまうのか。
だが指輪が脈打ち、脳裏で声なき声が響く。
“あかんでダウバ。ええ男はええ男のままや”
「おっどぉだか！？オラ、おっどぉともっど話てえだ！なして出てきてくんねえだ！」
“ダウバが弱らんためや…せやけど”
タグ：
posted at 21:59:38
父たる黒の渡り手の死してなお決然たる意志が伝わってくる。
“今度ばかりはほっとけん。負けたらあかん。ええかダウバ。ええ男を女にするんはおかしいわ。ええ男はええ男のまま愛でてこそや…むしろええ女もええ男にしたらええんやないか”
「…おっどぉ…何言っとるだ？」
タグ：
posted at 22:01:57
“押し返すんや！呪いに負けたらあかん！抗って！抗って！ええ男は女にさせんん！男のままや！そういう気持ちを腹にぐっと抱えるんや”
「…なしてだ？」
“ワテの一生のお願いや！”
「んだか…一生の願いは重ぇだ…オラ…やってみるだ」
タグ：
posted at 22:03:21
ダウバは抗った。呪いに。良い男とみれば苗床にしてしまう異界の魔導士の強大にして容赦なき術に。
荼道の呼吸、恋の呼吸、病の王、父から受け継いださまざまな遺産を駆使して、恐るべき牝化魔法を拒もうとした。
タグ：
posted at 22:06:13
巨漢いや巨女を挟んで、すでにこの世にはない二人の魔導士の意志が激しくせめぎ合っているようだった。在りし日の死闘の決着をつけようとするかの如く。
“よい男は牝に！！！”
“ええ男はええ男のまま！！！”
タグ：
posted at 22:10:47
呪詛と怨念が拮抗し、戦場となった黒の料り手の肉体は瘧（おこり）にかかったかの如くわなないた。
「おっどぉ…よく…解んねえだども…オラ、おっどぉに加勢すっだ」
大柄な乙女の髪が逆立って稲光を発し、艶やかな唇が耳まで裂けて牙が覗くと、息に火が混じる。くねる尾が衣服の最後の残滓を裂く。
タグ：
posted at 22:13:57
ああ。だがオークメイジは。異世界であまたの英雄を苗床に変えてきた悪の権化は、かつて雄竜さえも同じ術で仕留めてきた。
何たる臨機応変であろうか。魔果の苗は持てる呪いの力のすべてを「竜を鬼に孕ませやすい雌へする」という目的にあった形へ移ろわせてゆく。
タグ：
posted at 22:17:56
だがとどめの一手を打ち込むには、黒鱗の魔人も消耗しきっていた。すでにたっぷりとした横幅は失われ、中性の美貌を持つ細身の女丈夫となっている。
「…オラ…腹…減っただ…」
タグ：
posted at 22:23:41
焼け焦げた魔果は再びまっすぐ標的を目指して落下してくる。
いま一度根付けば、影の国の太守の肉の器が苗床となるのは避けられまい。
ついにオークメイジの策謀は成功してしまうのか。
タグ：
posted at 22:25:07
だがいきなり翼の影が緑の谷の上を過って、ばくんと魔樹の実を大きな顎に収め、口の中に業火を充満させると、ごくりと嚥下した。
“あまりうまくない”
黒竜カラ。先祖ラヴェインが目覚めさせた三つの卵から産まれた長虫のうち生き残った二柱の片割れ。今は竜の帝の寵愛深き妃。
タグ：
posted at 22:28:08
カラは魔果を片付けた褒美の酒と肴をたっぷりもらうと、満足して腹ごなしに飛んでいった。かつては影の国の外へは出なかった竜だが、属領たる魔国ができたため、領内を見張るのも兼ねあちこちを気ままに散策する。
といって霧けぶる峰々には天敵である鷲が住むのでそちらには行かない。
タグ：
posted at 22:34:13
いったんはるか北方へ向かってから回り込んでまた南へ降り、霧けぶる峰々の西側にある寂し野へ達する。
ちなみに北方には灰色の峰々という高嶺が連なっている。一部は霧けぶる峰々ともつながるが、鷲はいないので竜が翼を休めるにはよい処だ。
タグ：
posted at 22:36:47
影の国の竜の別荘というか、もう一つの塒（ねぐら）として洞穴を火で溶かし広げて整えてある。
カラはそこでひとやすみしてから、長い湖や渓（たに）の郷と呼ばれる人間の街、離れ山という小人の国を眺めやった。
「あの山は宝を蓄えるのによさそうだな」
タグ：
posted at 22:40:31
“寝床に奪い集めた黄金と宝石を積み重ねたら、敖閃を呼んで戯れるのもよい。きっと気に入る”
そう思ったが影の国の小さきものども、ラヴェインの子孫たる黒の乗り手が良い顔をしないだろうという考えに至り、不満げに鼻から煙を噴く。
“あやつらはすぐ機嫌を損ねる。飼うのに手間のかかる生きものだ”
タグ：
posted at 22:43:45
だが黒の歌い手の裔が奏で吟じる調べが聴けなくなるのはつまらないし、連中が拵えたり遠方から運んできたりする宝物を玩具にできなくなっては望ましくない。優れた酒肴も失うには惜しい。
食べ過ぎたせいか腹が痛くなり、カラは長い湖のそばの冷たい沼地に降り立つと、遠慮なく用を足した。
タグ：
posted at 22:46:42
糞便の小山を築くと、炎で身を清めてまた飛び立つ。いずれまた戻ってくるつもりで。
ちなみに竜の排泄した後は、痩せた土地であろうと命が萌える。驚くべき速さで、影の国から齎された植生が繁茂し、ちょっとした森が広がってゆくことになる。
タグ：
posted at 22:49:24
中には一本の禍々しい苗木が見える。ところどころ焦げつき、力のほとんどを失っているが、どこか邪（よこしま）な魔法の残滓がある。
しかし、地元の男衆が切り落とす。
「なんて硬さだ…さほど太くもないのに斧が何本もだめになった」
「だがこれなら…鉄の太矢と変わらぬ強さがある」
タグ：
posted at 22:52:33
北方の国々でもエルフとドワーフは仲が悪いが、人間が仲立ちをすることで取引が成り立っていた。
竜の糞の山から生えた魔果の苗木は、一本の太矢になり、離れ山の小人の名工がこしらえた鋼の弩と組になって、武勇で知られる長い湖の領主の一族に委ねられた。
タグ：
posted at 22:56:30
なるほど太矢は確かに竜に対し効き目があったが、しかし作ったものが期待していたものとは違った。
だが竜と呪いの矢を巡って北方の国々で起きる物語は、黒の乗り手や影の国とあまり深くはかかわらない。
タグ：
posted at 22:59:15
さわりを述べておけば、離れ山を塒（ねぐら）にしようとした雌の黒竜は、直前で長い湖のそばに堕ち、二度と影の国に戻らないことになる。
愛しき主たる竜の帝とのあいだに数多の卵を産み、憎まれ口をたたきながらも慕い続けていた竜の妃は、長い湖の領主の子によって、心臓に矢を受ける。
タグ：
posted at 23:02:59
呪いによって翼も鱗も牙も爪も巨躯さえ失い、魔法の源たる宝珠を呑まれ、湖の小島に囚われたカラは、蔑み侮ってきた小さきものの番（つがい）として卵を産み続けるさだめにある。
竜は妖精と異なりもとより同族の消息を探ろうなどとはせず、カラはただ己の珠を呑んだ人間にどこまでも絡めとられる。
タグ：
posted at 23:08:35
それはそうと話を影の国へ戻すと、ダウバはしばらく女体のままだった。
「何か胸が重ぇだども」
「あの魔樹にこもっていた性を変える術は恐るべきものだが、どこか、ずれのようなものがある。いずれ剥がれ落ちる」
仙女が慰める。
「んだか」
「今のお前も悪くはないぞダウバ」
タグ：
posted at 23:12:11
「だどもやっぱ腹さ減るだ…薄焼菓子ちゃんさ食いてえだ」
暗い膚の乙女が明るい肌の乙女に近づき、しなやかな指で肉置きのよい尻を掴んで広げる。
「んっ…中で沢山実っている…から…」
「うはは。お前うまそうだな。食ってもええだか」
「ああ…たっぷり…貪れ」
タグ：
posted at 23:15:48
女奴隷がうつぶせて双臀だけを高く上げると、女主人はひくつく玲瓏の縹緻を近づけ、耳まで口を裂かせ、牙を覗かせつつむしゃぶりつく。
「あぐ…ぅうっ♥」
体の内外に生じる瑞々しい果実や美酒を、絶世の美女となった息子に啜り呑まれる恍惚に、うわべの齢は変わらぬ母はあられもない声をこぼした。
タグ：
posted at 23:20:46
生きた料理でもある女奴隷を連れる限り、女主人は散策にも弁当いらずである。
骨の髄までしゃぶりつくすといった勢いで美肉を味わってから、ぐったりしたダリューテを抱き寄せてダウバはあおむけになる。
「だども…キージャさ帰ってくる前に戻るだべか…？」
タグ：
posted at 23:23:34
仙女はいつもながら激しい捕食に困憊したようすながらも、どこか満たされた面持ちで、黒の料り手のけたはずれの乳房に頬よせ、やがてあむと口に含む。
「どしただ？」
女奴隷はそのまま我が物顔で女主人の胸をほおばって離さない。
「薄焼菓子ちゃんさ、たまに子供みてえだど」
タグ：
posted at 23:27:42
今年も小説家になろうの作品をいろいろ読みましたが、今年読んだ中で一番面白かった作品は「タブレット＆トラベラー ～魔力課金で行ったり来たり～」ですかね。異世界転移を新着順でスコップしていたときに見つけました。
タグ：
posted at 23:41:17
兎ノ花成海@マルチクリエイター@Thre @unohananarumi
奴隷聖女かな？
「先パイ勇者やるんですか？じゃあ僕回復やりますね ～最上位回復職が聖女なんて聞いてない～」読んだ！ ncode.syosetu.com/n1391fh/ #narou #narouN1391FH
タグ： narou narouN1391FH
posted at 23:57:50
非公開
タグ：
posted at xx:xx:xx
