大本薫 Kaoru Ohmoto
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- 自己紹介 natural-born Jazz Flutist。ジャズフルート奏者。フルートらしさ(フルーティズム)よりジャズが本体の破壊者。幼少より渡米。ジュリアード音楽院、コロンビア大学文学部院卒。全米ジャズ教育協会会員。英米で流行りのハイデガー論者。てげてげでアドリブする現存在。17年鹿児島移住。コロナ禍で休眠中。
2012年08月15日(水)
どうして日本では飛行機って気恥ずかしいのだろう。欧米とは真逆な心理がはたらく。まさか戦後航空禁止令がトラウマだからでもあるまい。思えば、日本の近代化は、客観性と引き換えに、妙に抑圧や禁忌を派生してるよね。無邪気なものが、客観化の名のもとに、全部自制されちゃったような。
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posted at 19:45:21
元来、中世のキリスト教会のようなものに対して、おおらかさが文明なのに、日本では近代化というと、正式な客観性や科学性に捩れて、追い詰められていくよね。大衆まで共同主観(客観)的でないと、と強迫しちゃう。そんなガラパゴス、誰にも相手にされないのにね。
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posted at 20:05:28
空気を読むのはいけない、というのが最近の高校国語の定番なのだが、確かに元来あった世間体というのとは別な空気が生じている。それが共同主観や客観性という、妙な足かせ。そんなもの読むな。客観的になるな、と国語では過剰に教育しなければならない始末。
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posted at 20:09:59
高3の女の子の夏休みの宿題、小論の冊子だが丸一冊KYの話。高3にしては難易度が低いのは公立だからだろう。しかしKYは、実は客観性の問題と一貫して見えてこないと、受験では現代文で得点しずらね。 t.co/L3tWGDdt
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posted at 20:22:10
受験生に、なんで日本の国語は教科書も試験問題も現象学的な文章ばかりなんですか?と訊かれたのだが、日本では大人が客観性という空気を読みすぎて、自意識過剰な文章を飲み屋の雑談レベルで量産するから、国語はそれを読める教育に変質している。欧米では専門家以外は読まないよ、って教えたのだが。
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posted at 20:28:56
受験生は英語でも長文読解させられるが、現象学的な文章がない、それは難易度抑えているのですか?というので、いや欧米では現象学的な文章は、哲学科のおたく連中だけが接するからね。それより彼らは客観性ということに、日本人のような後ろめたさは感じてないから、そんな文章は流通していない。
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posted at 20:33:19
明治以来だけど、教科書に載っているような戦後の評論も、ほとんどが客観性をもてない後ろめたさしか書かれていない。だから一気に現象学的なジャーゴンで埋め尽くされる。入試国語も全部それ。そんなもの西欧人は書かないし読まない。だから英語の受験問題はごく自然。
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posted at 20:45:23
はっきりいって東大話法ではないが、国内最高学府の国語判定は、客観性の持てない後ろめたさから引用された現象学を、どれだけ平明に子供にもわかる文に書き換えて説明できるか、そういう人材を血眼でさがしている。そうでもしなければ、本物の研究者を見つけられない。東大は本気だよ。
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posted at 20:48:56
だから、日本人の国民性になってしまった、客観性を持てないという後ろめたさを、捨てさせるのが国語教育。一般大衆は客観性がないと空気読んで後ろめたくなっている人たちだから、それを凌駕するだけの知性、言語能力を要求される、ただそれだけ。つまりもっと無邪気になればいい。
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posted at 20:50:43