大本薫 Kaoru Ohmoto
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- 自己紹介 natural-born Jazz Flutist。ジャズフルート奏者。フルートらしさ(フルーティズム)よりジャズが本体の破壊者。幼少より渡米。ジュリアード音楽院、コロンビア大学文学部院卒。全米ジャズ教育協会会員。英米で流行りのハイデガー論者。てげてげでアドリブする現存在。17年鹿児島移住。コロナ禍で休眠中。
2014年11月26日(水)
そりゃ、日本仏教というのは色々あるからねー、さっき言及したカント全集の坂部先生なども、そういう違和感があったんだろうなー、と痛感してしまうのだが。ハイデガーというのは、そういう漢意と和意では捉えきれない仏教の問題を、いともたやすく突き抜けるのだ。@LitoSnowfield
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posted at 00:25:06
日本は仏僧ほどハイデガーに、漢意のような救いを求めたからね。ハイデガーはそういうところにはいないのだが。今朝のFBでの雑感も、結局ハイデガーには漢意がない、ということに尽きるのだが。www.facebook.com/kaoru.ohmoto/p... @LitoSnowfield
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posted at 00:32:46
大雑把に言うと、日本の仏僧はたとえ本覚でなくても、空無を探す言葉を漢意に求めてしまうようだが、ハイデガーのたとえば存在と時間前半のデカルトの哲学原理を批判する語りなんて、ほとんど詩だからね。彼らには日本語にみえないのだろう。@LitoSnowfield
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posted at 00:47:13
風の歌を聴けだったりしてねwww(^-^)/ @LitoSnowfield はは(*^o^)> 詩のような語り方をしなければ語り得ないことを語ろうとする試み…とはならないのですね〜(笑) まるで読解力テスト(*^o^)v
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posted at 00:50:33
そう、素読に対するパラフレーズ(換言)という日本の国語教育では、小説言語の換言、そして評論の文芸評論化からしか、「客観テスト」できないことになっているからね。坪内逍遥の小説神髄のとおり、事柄を仏教語彙化する政治小説は、換言できないのだ。@LitoSnowfield
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posted at 00:56:10
ここに登場する小森陽一が、事柄の仏教語彙化=政治小説から離脱させる戯作人情ものを、西欧文学からいかに翻案するか、という坪内逍遥の小説神髄が、日本では言文一致という近代化の布石になる、というわけだが。twitter.com/ujikenorio/sta... @LitoSnowfield
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posted at 01:08:50
・・と、仏教語彙化は、ヘブルをヘレナで覆い返し、日本ではキリスト教に勝利することのように誤読した三島の擬古典文に帰着するだけだが、昨日やっと調達した『ハイデガーとヘブライの遺産』が、ハイデガーの問わなかったもの、沈黙としてのヘブルに言及していて面白い。@LitoSnowfield
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posted at 02:02:28
この本。フランスハイデガリアンで、ハイデガーを、聖書からヘレナの取り戻し以上に、沈黙せるヘブルの取り戻しとするのが、解釈=読解だとする本。twitter.com/sunamajiri/sta... 前から探していたが久しぶりの神保町で立ち読みできた。@LitoSnowfield
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posted at 02:05:37
結局、英米圏で分析ではない解釈とはヘブル化のような様相になるのだが、一方で日本ではハイデガーは、ヘブル聖書の拒否のように誤読される。この本の冒頭はハイデガーをそう誤読することの解釈上の問題を列挙していく。@LitoSnowfield pic.twitter.com/CvQY5xC462
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posted at 02:09:47
それが沈黙だからね。仏教国を目指しているのかハイデガーにヘブルの抹消ばかり読み込み「形而上学の終焉→近代化」が果たせないだけだからね。英米も仏語圏もハイデガーの沈黙ばかり読むのだ。それを彼らは読解という。@LitoSnowfield pic.twitter.com/yp1htTPZN9
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posted at 02:35:07
面白いのはその読解、柄谷行人のようにヘレナデモクラシーの起源をイソノミアや互酬性と遡行するのではなく、沈黙としてのヘブル、つまり契約(旧約)の話に遡行してしまう。マルレーヌ・ザラデルは、それがハイデガーのテクストだと言いたいらしい。 pic.twitter.com/5L949MAskv
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posted at 02:53:06
柄谷行人が、起源は契約ではなく互酬性と遡行できたのも、ハイデガーの『カントと形而上学の問題』での無限の問いを度外視して、カントの構想力、つまり有限性だけを実存のように捉えることで、契約を抹消できただけなんだろうしね。あの遡行を英米仏人が沈黙や読解と認めるのか知らないが。
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posted at 02:57:43
端的に柄谷さんは、神なしで人は人になり始めたとか、契約なんてない、とかそういうことを言いたいだけだからね。ハイデガーは起源を問うけど、その問い方だけパクっただけ。だいたいハイデガーをヘレナ、つまりギリシャ語の恣意的な解釈と切り捨てるからね。@LitoSnowfield
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posted at 03:28:13
仏教徒は神の契約なしでやりたいんでしょうからね。ただ逆説すると、ハイデガーの遡行の仕方では、マルレーヌのいう契約への遡行になるだけで、マルクスのプラトン性とか、物神化とか資本の問題を、明らかにできないのかもしれない。柄谷は後者をやりたいんだろうしね。@LitoSnowfield
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posted at 03:32:27
確かにハイデガーはマルクスの論点は迂回できるからね。とはいえそれについて沈黙してるわけでもない。だから、マルレーヌ・ザラデルがいうように沈黙しているのは契約(旧約)のことで、貨幣のようなフェティシズムも契約あればこそ、となるのかね? @LitoSnowfield
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posted at 03:43:40
だからみんな面白くなくて、フェチってるんだろうね。ww(^-^)/ @LitoSnowfield でもそれ…契約…だけに収斂だけになってしまったらば、ちょっと残念というか物足りなさ
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posted at 03:46:57
話戻すと、解釈の出現というのは、テクストがテクストであるための契約に遡行することになりそうだが、ハイデガー自身が「翻訳の解釈学」を遂行していて、それを和訳する段では、どうしても契約は無効と誤訳したがるってことなのかもね。解約だわな、違約金取られそう。@LitoSnowfield
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posted at 04:00:24
契約なしに仏教国作りたいという御仁の側から見れば、ハイデガーに裏切られ続けてるんだろうね。非常に笑える。ハイデガーじゃ、そういう捏造はまず無理ねww(^-^)/ @LitoSnowfield
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posted at 04:05:05