大本薫 Kaoru Ohmoto
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- 自己紹介 natural-born Jazz Flutist。ジャズフルート奏者。フルートらしさ(フルーティズム)よりジャズが本体の破壊者。幼少より渡米。ジュリアード音楽院、コロンビア大学文学部院卒。全米ジャズ教育協会会員。英米で流行りのハイデガー論者。てげてげでアドリブする現存在。17年鹿児島移住。コロナ禍で休眠中。
2017年02月06日(月)
概念(言語)は、教育から見ればアプリオリだが、音楽は概念的ではないので、それは天賦の才能ではなく、完全に教育効果だ、というのが、毎度話題にだす、ハイデガーが着目するカントの図式論の具体例かもしれない。twitter.com/sunamajiri/sta...
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posted at 03:42:39
図式論というのは、三角形一般の概念は生得的で、それを具体的三角形にするための計算能力は教育効果だが、そうして図像化された各三角形を、三角形一般という概念と理解する能力=図式は、計算能力の側にはない、というカントの枢軸的な哲学。
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posted at 03:45:51
なぜこれが重要かというと、三角形のような一般概念は、計算能力のようなものの習得だけで、具体的な図像とすることができ、そうした具体的な図像を、三角形という言葉の意味として抽象して理解することができるのだが、たとえば原因という言葉、つまり純粋知性概念はこれができない。
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posted at 03:49:39
カントのいう図式というのは、概念=一般性から、個別の具象(図像=bild)を構成し、その個別具象を、再帰的に抽象して、何であるかを理解する、その方法の全体を指すのだが、たとえば原因という言葉の意味を必然化する図像を構成する図式=方法(スキーマ)はない。こうしたものを図式論という。
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posted at 03:55:06
つまり、三角形という概念は具象化でき、且つ、三角形の具象を抽象して、三角形という言葉の普遍的な意味に確定記述することができる、つまり教育することができるのだが、原因のような言葉の意味は、これができないという話。そこにカントの時間論がでてくるのだ。
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posted at 03:59:23
図式とは、図像(具象)ではなく、抽象化(捨象)の方法のことだが、三角形(一般概念=数学的概念)とは違い、原因という言葉(純粋知性概念)の意味を普遍に抽象する方法=図式はないので、その図式とは時間だ、という演繹のこと。
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posted at 04:18:43
これは蛇足だが、中島義道『カントの時間論』では、冒頭の注釈1で、時間を時間構成で捉えると宣言しているのだが、時間とは数学のような一般概念とは違い構成的ではなく、純粋知性概念のように地平的だ、というのがハイデガーのカント批判。 pic.twitter.com/GGJ8yWoQeP
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posted at 04:34:05
こうした話は、コトバの意味(概念)は生得的か、という問題なのだが、概念は数学のような一般概念ばかりか、原因のような純粋知性概念=カテゴリーに至るまで、アプリオリだから教育は容易いのだが、それは意味が無意味な音声を起源としていない、という理屈なのだ。
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posted at 04:42:47
これをより簡単に言うと、言語も数学も生得的だから、学校教育程度で能力を引き出すことは容易だが、そもそも無意味=生得的でないこと、である音楽ばかりは、学校から見れば天賦の才能と誤解されがちだが、じつは本格的な教育効果でしかない、ということなのだ。音楽は後天的な遊びだったのだ。
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posted at 04:46:45
ツイートまとめ(保管)(^-^)/ なぜ学校教育からは音楽が天賦の才能に見えるのか、という話なのだが・・・。www.facebook.com/kaoru.ohmoto/p...
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posted at 05:16:34