高水ふくちょ🦎
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2014年01月27日(月)

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Sew nec vilis deus kis phia, nevaliss
Deris meh vel gfend nec ele, De wi nec dowa-Ye-dia.
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のうりんの黄昏色の詠使いのパロディをさらにパロ返ししてみた2。本家本元クルーエルさんバージョンです。 pic.twitter.com/LFVK0wCCO4
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posted at 22:35:18

緋色の花園で、夜色の少年ーー今となっては青年になってしまったネイトは、あの日見た白蒼色の空を仰ぎながら、言葉を紡ぐ。「“輝き”っていうのが、その中でも僕の一番好きな意味なんです。…クルーエルさんに、ぴったりだから。」風に巻き上げられた花びらが、まるで祝福の詠のように、吹き抜けた。
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posted at 21:57:45

ネイトはにっこりと笑って。「クルーエルさんの花です。」もう一度よく見てみる。「あ。」「最近あんまり名詠してませんからね、時期もやっときたところですし。」「アマリリス…こんなにたくさん。」「知ってますか、クルーエルさん。アマリリスは“おしゃべり”意外にももう何個か意味があるんです」
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posted at 21:54:39

「クルーエルさん、こっちですよ。」あれから数年、キミはすっかり大きくなって、わたしの背を追い越してしまった。「待ってよネイト、速いってば。」手を引かれ、挙式を挙げる予定の教会の庭を駆ける。視界が開けたそこにあったのは、赤の花園。「これ、薔薇…?」「違いますよ。」
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posted at 21:52:12


驚いて、体を強張らせてるとーー木からいつの間にか降りて、自分の額に口づけをしたネイトがいたずらっぽく笑って言った。
「今のは、大胆すぎましたか?」
…ずるいよ、ネイト。
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posted at 21:43:50

「クルーエルさん、ほら、取れましたよ。」「ありがとう、ネイト。」風で飛ばされたリボンタイ。スカート故に取ることを諦めていた時、通りがかったネイトが木に登って取ってくれた。「キミはいつ大胆になるのかホントに読めない子だね。」くすりと笑った、その瞬間。額にそっと、何かが触れる感触が。
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posted at 21:41:44



「おかーさん、おとうさんもらっていー?」「いいわよ」「即答!?」「わーいじゃあおとうさんこれからぼくのだね!(手引っ張り」「でもちゃんと片づけるのよ?」「わかった!あそんだらおかたづけ、だね!」「いい子ねネイト。その通りよ」「あの…僕の人権は…(まぁ返せって言ってくれたしいいか」
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枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
「あーあ……君もダメだったね」
目の前に倒れ伏した一行を見下ろしてクラウはそう言う。
「アルタも声が聞こえる連中連れてくるだけじゃダメだって学習しないの?」
その言葉に近くの木の後ろからアルタが姿を見せる。
「……本当に、やり方が残酷だね」
コロンと悲しい涙が一粒地に落ちた。
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非公開
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枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
「だから解除なんて望まない。徹底的に邪魔をするから」
「ぐう!」
手の甲を踏みつける。
「この痛みを以って、そんなこと考えないようにしてあげる。……たっぷり時間をかけるからね、アルタ。時間は無限にあるから」
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posted at 04:16:58

枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
間髪入れない答えにアルタは一瞬たじろぐ。
「仮にも僕とクリージアは従者の関係だもの。今も死の淵であの人はこれを解いて欲しいと切望してるよ」
「じゃあなんで!」
「なんで僕がこの幸福を棄てなきゃならないの?」
髪を掴んで目線を合わせる。
「僕は君といれればいいんだよ」
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posted at 04:15:34

枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
「巷では、僕は殺人鬼呼ばわりされてんだけど」
「グッ…!」
「なんでだろうね。僕はこの世界が好きなんだ。あのクソ魔術師も最期にこんなものをくれたからね。それには感謝してるよ」
目の前で束縛して転がっているアルタを見下ろしてクラウはそう言い続ける。
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posted at 04:15:23

枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
「僕の主の死を否定して否定して否定して、その結果が時間停止。極論だけど間違ってはいないよね。死の前で概念として止めてしまえば死ぬことはないもん。なのにさ、アルタ」
しゃがみ込んで視線を合わせる。
「なんで解こうとするの?」
「…っ!姫様が…本当に望んでいるとでも「思わないね」
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posted at 04:15:21

⑪「フフ、わかってるわ。」
ソラも控えめだが楽しそうに答える。
「じゃあまた来週ね、いってらっしゃいイブマリー。」
「えぇ、行ってきますソラ。」
そう言ってイブマリーは、もう陽の傾いた通りへと戻っていった。
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posted at 04:02:09

⑩「じゃあまた来週位に取りに来てくれる?」
「えぇわかったわ、お願いするわね。」
そう約束をしてイブマリーは席を立った。
「ソラ。」
帰り際、不意にイブマリーが声をかける。
「コートよろしくね。」
そう言ってイブマリーはソラに微笑みかける。
彼女には珍しい、とても澄んだ笑顔だ。
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⑨ソラには初めて作った防具を渡したい相手がいるらしい。確か幼馴染みの男の子だったと思う。
「防具じゃなくていいの、ただの防寒具としてのコート。それならお願いできない?」
「……それならいいわ。」
事情を知ってるイブマリーはそうお願いした。
大切な人に対する気持ちはよく分かるから。
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posted at 04:02:03

⑧
「……えぇ、まぁそんなところよ。ソラなら絶対良いものを作ってくれるって思ったの。」
学校から遠く離れた町、という安心感もあり、ソラにはいつも必要以上に語ってしまう。
「ありがとう。作ってあげたい気持ちはあるんだけど……。」
それはソラにしては珍しい、歯切れの悪い反応。
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⑦
ソラは感情を表に出すことはほとんど無い、しかし彼女には全て見透かされている。
そう思わせる雰囲気を彼女は持っていた。
「単刀直入に言うわ、コートを一着つくって欲しいの。」
「大切な人にプレゼントするの?」
ソラがすぐに聞き返してくる。
……まったく、かなわないわね。
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posted at 04:01:57

⑥そう言いながら店の奥から出てきたのは、白い肌、薄碧の瞳をした女性だ。
「こんにちはソラ、久しぶりね。」
カウンターの椅子に座ったイブマリーと呼ばれた少女はそう話しかける。
「えぇ久しぶり、貴女が来るなんて珍しいわね。どうしたの?」
ソラと呼ばれた女性はそう訪ねながら僅に微笑む。
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posted at 04:01:51

⑤「あぁ、ちょっと待っててくれ。」
イブと呼ばれた少女にそう答えて、店主は店の奥に引っ込む。
ここ、シャイニーテラスの店内は古典的な木目調ではあるが、窓がないうえに人工的な灯りにうっすらと照らされた全身甲冑が並んでいるので他の店にはない雰囲気だ。
「こんにちは、イブマリー。」
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posted at 04:01:47

④
「防具全般取扱店 シャイニーテラス」
そう書かれた看板を確認しつつ、少女は扉を開いた。
「いらっしゃい……おや?イブちゃん久しぶりだね。」
店主がそう声をかけてくれる。お客……というより自分の娘に話しかけているような気楽さだ。
「こんにちはおじさん、ソラは居ますか?」
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posted at 04:01:43

③
その路地は何故かいつも小綺麗に整っている。
その小さな小道は陽の光が入らない薄暗さと相まって、神秘的な雰囲気を醸し出している。
まるで月明かりに照らされる夜道のように。
少女はしばらくゆっくりと歩いていたが、地下へと伸びる階段の前で足を止め、そのままゆっくりと降りていく。
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posted at 04:01:37

②
「あのお店には触媒になりそうな物がありそうね。」
魔法屋という看板を見て、そんなことを考えつつ通りを歩いていた少女が不意に足を止めた。
そして存在を知らなければ見落としてしまいそうな路地に迷うことなく入って行く。
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posted at 04:01:21

①
「何度来ても分かりにくい場所よね……。」
濡れ羽色の髪を肩まで伸ばした少女はそう呟いた。
ここは王都レーギスの西門すぐ近くにあるトラマンテ通りという商店街。
傭兵やハンター達も多く利用する通りなだけあって、武器屋や薬屋、情報屋、酒屋などが目立つ通りだ。
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posted at 04:01:16

「いい加減解放してくれ。あいつはお前に縛られてるんだ…!」そう吐き捨てたところで、あいつの主は既に亡く。約束に縛られたあいつを、そしてぼくの主を解放できるなら。あんたを殺せるなら僕はもう死んでも構わない。
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posted at 03:43:11

その後、写生大会の採点を行うケイトの独り言
「なんでスケッチに採点なんてする必要があるのかしら…絶対裏で賭けでもしてるんだろうなぁ。まともに写生してる子も少ないし……そもそもなぜうちの生徒でもないスケッチが何枚も提出されてるのかしら…?」
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posted at 03:35:44

枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
『寝るのであれば小娘の部屋に行ったらどうだ?鍵は持っているのだろう?』
「んー…今ネイトくんと一緒にいるっていうから私が行くと邪魔かなって。うーん、今日のやること終わっちゃったし帰ろうかな。アーマも私のうち来る?」
『…我がか?』
「うん、一緒にお昼寝しよう?」
『…そうだな』
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posted at 03:32:37

枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
春にはまだ少し遠い一月の下旬、その日は季節外れの暖かさのある日だった。
「今日はなんだか少しあったかいね」
『午後になると急に気温が下がるそうだがな』
そんなことを交わしながら一人と一匹は中庭にいた。
「ふはぅ……」
気の抜けた欠伸をミオは零した。些か寝不足気味なのだ。
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posted at 03:32:22

枯木朽@鏡面世界の探求者(シーカー) @disabikitare
「なぎせんぱーい!」
「ん?おお、シィか。どうかしたのか?」
こちらを見かけて遠くから駆けてきたシィ。片手に何か持っている。
「あの…今日もお弁当作ったんですけど、よかったらどうぞ!」
「お、それは助かる。なんなら一緒に食べるか?」
「えええええ!」
「いや、嫌なら「食べます!」
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posted at 03:09:25

「うちのじゃじゃ馬はしっかり描いておるだろうか…(そわそわ」「なんじゃみっともない。とっとと座って待っておれ。見張り役はもう一人来ておろうに」「しかしだな…(湯呑みを取り上げ飲む)あちっ!」「はっはっは、いい気味じゃ(一口のみ)あちっ」「お二方とも落ち着いてください」「「ハイ」」
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posted at 02:57:21

なんで自分の名前が出るんでしょうね!(涙目) RT @Selah_Nesia 真尋さん( #意識高い黄昏絵師勢 ) がいらっしゃるじゃないですかー!
タグ: 意識高い黄昏絵師勢
posted at 02:50:58

「スケッチ…こういう細々したのは苦手なんだよぉ……!!」「おまえ昔っから女らしいこと苦手だったよな」「うるさいアルヴィル!なんでここにいるのさ!」「親父さんからの指令だよ。サボらないように見張れだと」「くっ」「いい加減諦めて描けよ…」「名詠でスケッチ呼べないかな」「おい早まんな」
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posted at 02:44:58

「懐かしいわね、昔わたしたちもやったっけ」「…確かあの時あのイモムシ詠びだして大問題にならなかったか?」「あの時も裏山に住み着いちまったんだよなー…あとで大目玉」「待って、せっかく忘れ去ってたのに思い出させないで!」「「却下」」
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posted at 02:40:58

「ねぇカインツ、あの子たちは何をしてるの…?」「写生大会って言ってね、自分の好きなものをスケッチするんだ。そういう…目を養う?授業の一環だよ」「好きなものを…じゃあわたしはカインツを描けばいいの?」「え、いや、スケッチだからその辺の草とかを」「(さらさら)」「(聞いてないな…)」
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posted at 02:37:35

「ミオよ」「あれ、アーマ。ネイト君のところはいいのー?」「なんとなくお邪魔な雰囲気だったからな…」「アーマが空気読むって相当だね…じゃあわたしのとこにいるー?そのかわりすけっちさせてもらうけど!(ちゃきっ」「…まぁ構わんが。では終わったら起こしてくれ(スヤァ」「はいはーい」
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posted at 02:31:11

「ネイトは何を書くの?」「どうしましょう、アーマでも描こうかな…」「でもとは何だ。ならば散歩してくる(ふらー」「あ、いっちゃった…」「夜色飛びトカゲが生意気な。じゃあ一緒に花でも描かない?」「いつものアマリリスですね。ほんとに妹思いですね(くすり」「あ、笑ったわねー?(照」
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posted at 02:28:35



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その日のことを、偶然隣の部屋に遊びに来ていた彼女の友人はこう語る。
『ええ…。叫び声が聞こえた次の瞬間には、隣の窓から炎が噴きでてたんですよ…。信じられます?友達の部屋から炎ですよ?しかも駆けつけてみたら、炎まき散らしながら友達が暴れてるんですよ?友達辞めようって思いました』
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posted at 02:25:09

「遠慮しなくて良いんだよ、自分と貴方の仲じゃない」
「どんな仲さ……」
「どんなって、それはもうこんな…」
そしてシャオが不自然にネイトへと顔を近づけて――、
ぷつん。とクルーエルのなにかがキレた。
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posted at 02:19:43

人としての自己を確立した。そう考えると一概に悪いともいいとも言えずーー気づいたらまたこの地を踏んでいた。
「……もう来るつもりなんてなかったのに」
なんとなく苦いような酸っぱいような、そんな気持ちを誤魔化したくて、気付きたくなくて。
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posted at 02:18:20

そしてクルーエルの巣立ち(自立)は始まった。 もしもミクヴェクスが名詠されていたなら…きっとイブマリーが作り上げた夜色名詠は忘れられ、僕の記憶も改竄されたのだろう。 けれど、アマリリスが割り込んだことによりクルーエルが切り離され、この時代だったからこそネイトと出会い、
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posted at 02:17:39

「う…」「ネイト君、クルルならまだ教室にいたよ?」「じゃ、じゃあ僕はそっちへ…」「そうするのがいいだろう。ではあとでな」「ごめんねネイト君!ちょっと借りるねー」「だからだな、我は…」…「あの二人いつからあんなに仲良くなったんだっけ…?」的ななにか。
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posted at 02:16:34

「だから、我はものでは」「ちょっと新しい名詠したいんだけど、先生が捕まらなくてね、アーマなら力になってくれるかなって思ったから」「ふむ、そういうことなら仕方がなかろう。ネイト、少し行ってくる」「あ、なら僕も…」「集中を乱すだけだろう。新しい名詠ならなおさらだ」
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posted at 02:16:25

「二人して何を話してたのかなー?」「そ、それは…その」「それより、何か用事があるのではないのか?」「あ、そうだった!ねぇ、ネイト君、ちょっとアーマ借りていいかな?」「む、我はものではないぞ?」「いいけど、どうするの?」
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posted at 02:15:56

「ここが全ての始まりであり、…終わりの始まり、とも言えるのかな」風吹き荒ぶかつて風の砕けた地で、ひとり空を見上げる。彼女と言っていいのだろうか、紅い少女と出会った場所。アマリリスが名詠されたことによりミクヴェクスの予定調和(終わり)は狂い始め、
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posted at 02:15:46

「む…それはそうだが、我にも居心地のよい居場所というものがあるのだ」「ミオさんのところ?」「だから…。どうしてそっちへ話を進めるのだ」「あ、いたいた、おーい!ネイト君、アーマ!」「えっ?ミオさん?」「噂をすれば…だな」「なになに?私の話してたの?」「ええ、そうです」
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posted at 02:15:37

ぷるぷる、ぷるぷる。
ネイトは気づかない。彼女の肩が怒りで大きく震えていることに。
ゴォぉ…と。
シャオと談笑しているネイトは気づかない。
背後に燃え盛る炎を纏い、因縁の仇を見るような凄まじい目つきで、クルーエルがシャオを睨んでいることに。
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「最近、アーマはよくミオさんといるよね?」「それはネイトがよくあの小娘と一緒になるからだ」「僕が一人の時も、肩に来ない気がするんだけど…」「我がずっとおまえのお守りをするのもおかしいだろう?」「でも、この間は母さんとの約束だからって言ってたよね?」
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posted at 02:15:23


そして飲み終えた直後に一瞬、クルーエルへ向けて舌を出していたシャオの顔を。
「なっ…なっ……!」
「もう…。気を付けてよ?」
「うん、なんなら自分の分を飲むかい?」
「それはいいよ……」
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posted at 02:12:33

「……あっ、シャオ! それ僕の水……」
「…ああ、ごめんね。間違えて飲んじゃった」
ネイトの飲みかけの水に、自然な手つきでシャオが口をつけた。
しかしクルーエルは見ていた。シャオが"自分のグラスとネイトのグラスを確かめてから、ネイトのグラスに手を伸ばす"その瞬間を。
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posted at 02:09:59


ちらり。恐る恐る彼の隣へと視線をうつす。
「……ふふっ」
スプーンを手に、妖しく微笑むシャオの顔。
厄介な方に気取られた…! 慌ててクルーエルが弁明を口にしかけた瞬間。
シャオが持っていたスプーンでネイトを示しながら、声を出さずに口だけを動かした。
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posted at 02:03:55

――視線。
…まずい。気づかれてしまっただろうか。
なんとかして誤魔化さなければ、と顔をあげる。差向いに座っているネイトは何に気づいた様子も無く、幸せそうにシチューを食べている。可愛い。
ということは。
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posted at 01:59:45

「……はぁ」
一度了承したこととはいえ、楽しみにしていた二人きりの時間がなくなってしまったことへの落胆はやっぱり大きく。二人に隠れて私はこっそりとため息を漏らした。
その時だった。
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posted at 01:57:40

「それは私が聞きたいわね…あのバカはどこをうろうろしているのかしら?」「あなたでも分からないのね。こうして旅ができるのも、あの人のお陰なのに…」「さっきから気になっていたのだけれど、カインツはあなたに何をしたのかしら?」「ふふ、秘密」「そう、あなたいい度胸してるわね」的ななにか。
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posted at 01:53:47

「ネイトに二度と会わなければいいわよ?」「じゃあ手紙でも」「却下!」「うーん、とりあえず今日は何もする気はないのだけど」「(今日は?)…じゃあ何しに来たのよ」「からかいに」「還れ(Nussis)」
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「やぁおはよう」「…そろそろおやすみなんだけど。むしろわたしの部屋なんだけど?」「おっと、忘れてたよ、世界の裏側にいたのでね(にこり」「すっごくうさんくさい(じとー」「参ったな、どうしたら赦してくれる?」
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「あら…?」「きちんと会うのは初めてかしらね?はじめまして、始まりの女イブ」「そう、あなたは孤独なお姫様ね?」「一人もいいものよ?」「それは私も知ってるわ。それで、何のようかしら?」「虹色名詠士さまとやらに会いに来たのよ」「残念ながらここにはいないわね」「どこにいるか知らない?」
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posted at 01:53:29

正直このお邪魔虫、超がつくほど追い出したい。
けれどネイトに『今日、シャオも来たいって言ってるんですけれど…いいですか……?』なんて上目遣いでお願いされちゃったら、私にはもう上を向いて鼻血をこらえてOKすることしか出来なかった。アマリリス、どうか弱いお姉ちゃんを許してください。
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posted at 01:53:07


今日の夕飯はネイトの好きな野菜煮込みシチュー。甘味がよく染み出していて、我ながら上出来だ。テーブルを挟んで、彼と向かい合って食べる夕食。ささやかながら、この上なく幸せな時間。今日の夜はそんな完璧な時間になるはずだった。
彼の横でシチューをつまんでいる、シャオの姿さえなければ。
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posted at 01:48:23

こう、じわりじわりと毒を流し込むようなケンカップルシャオクルも好きなんですけど、アホみたいな原因でアホみたいに喧嘩するシャオクルも好きなんだ……誰か書いて……
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posted at 01:42:58

「はい」
ドアの向こうから弱々しい返答がある。こうなってもまだ私を呼ばないのかこの男は。
「開けて」
「え?」
気の抜けた声。いいから早くしなさい。
「開けなさい」
「あ、はい。」
ドアが恐る恐る開いていく。
まずは寝かせてその間にお粥でも作って―
元気になったら叱りつけてやろう
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posted at 01:40:50

夜の闇から溶け出すように現れた彼を、クルーエルは咄嗟に睨みつける。「ネイトならいないわよ」自分の口から出た言葉の刺々しさに、歯噛みする。こんな風に会話がしたいわけじゃない。「ふふ、すっかり嫌われてしまったね」しかしそんな刺々しさなど気にもとめていないような彼の態チャイ語オワラナイ
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posted at 01:37:00