さかなのかげふみ
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2013年04月01日(月)


(承前)その一方で、137Csに由来する0.661 MeVのガンマ線は、1.45 MeV(40K)に比べれば、検出しやすい特徴があります。このように体積の検出効率の補正に加え、エネルギー別の検出効率の補正が必要になるわけです。特に100Bq/kg以下の測定は両者の補正が必須です。
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posted at 15:57:42

さらに、ガンマ線のエネルギーによっても検出効率は違います。高いエネルギーのガンマ線、例えば40Kに由来する1.46MeVは、検出器に入ったとしてもスカッと抜けてしまって検出されない確率が高いのです。これがガンマ線のスペクトル全体が右肩下がりになる原因のひとつ。(続)
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posted at 15:54:08

「科学」(岩波書店)4月号では食料、水など体積がある測定法について書きました。同じ放射能の試料でも、試料の体積(かさ)によって検出効率が大きく変わってきますよ、という話です。この補正を考慮しない測定は真値からズレまくります。どこかで見かけたらぜひどうぞ。
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posted at 15:49:21
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