さかなのかげふみ
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2015年02月05日(木)
1)ガラスバッジが低線量率環境下で正しく値を示さないという説について.
ガラスバッジについてはJIS Z4314:2002および関連規格で試験条件が定められており,個人モニタリング用で100μSvでの線量直線性の試験が課されている(±30%.200μSv以上で±10%).
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posted at 14:10:17
2)この試験において,試験時の線量<率>の条件は定められていない.これはすなわち,高線量率×短時間と,低線量率×長時間トータルの線量が同じであればほぼ同様の結果が得られるという別の知見が背景にあるはず,ということ.もしそうでなければ試験時の線量率が別に定められる.
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posted at 14:11:09
3)もし仮にガラスバッジで低線量率下の積算測定ができないのであれば,現在の放射線を取り扱う人の線量管理体系は成立しないし(放射線管理区域はかならずしも高線量率でないー低線量率が前提の場合でもガラスバッジが採用されている),そもそもコントロールバッジでのBG測定も不可能になる.
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posted at 14:14:10
4)確かに,(高線量率×短時間)の結果が,計算上同じ線量となる(低線量率×長時間)と一致しない相反則不軌特性も可能性としては考えうるが,フェーディングの少なさや,これほど広く運用されている事実から,結果の利用に実質的に影響を及ぼすほど相反則不軌特性が大きいというのは甚だ疑問.
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posted at 14:15:58
6)低線量率での条件で校正を行っていないというのは,それで問題が起こらないから行わないだけで,<校正条件が低線量率ではない>→<ガラスバッジが低線量率では使えない>というのは計測技術面からみると全くおかしな短絡(全条件で校正しないといけなくなる―ありえない).
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posted at 14:17:12
7)今回の事故影響を評価するために引き去るバックグラウンドの測定と処理については,確かにコントロールバッジの管理の方法が適切か(特に行政機関側で行うものがどこにどのように保管しているか),あるいはどのように決めているかの確認は必要かもしれない.しかし,これは推測では意味がない.
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posted at 14:17:44
.@parasite2006 その図の使用には注意が必要です。それは放射性Cs優勢かつ浸透汚染の場合の目安で、自然放射線レベルについては以下のツイートにある論文を参照してください。
twitter.com/clear_wt/statu...
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posted at 21:38:53