あやめ@捻れた世界と時間遡行軍と戦う世界と猫世話係
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- 自己紹介 刀剣乱舞とtwstの深い沼底在住戦国畑産成人済(30↑)審神者兼監督生兼お猫様の下僕。ミュもステもアニメも好き。not腐。刀の推しは月と鶴と源氏と🐉他、twstは🦁🍩🐉⚔️🌹♥️🐺 RTのみや迷惑垢は報告→ブロック。無言フォロー失礼します(舞台チケットの応募券は交流のない方にはお譲りしません)
2018年01月09日(火)
信長の野望シリーズ(公式)@最新作『信長 @nobunaga_kt
‟すべての戦国好きに捧げる、最高の戦国体験”
大名ごとに異なる戦略性
シミュレーションAIの進化
シリーズ最多2000人を超える登場武将
今までにない要素が詰まった
「信長の野望」シリーズ最新作
その手で、天下を統一せよ！ cards.twitter.com/cards/18ce54lr...
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風呂から上がると、入れ替わりで鶴丸が入って、「ベッドで待っててくれ」って言われたから、ベッドに腰掛けてみるんだけど、どうしたって緊張してソワソワして、鶴丸が来るまでベッドの上で正座してみたりして。鶴丸が来る頃には軽く足が痺れてしまって、
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「うう」って呻いてたら「何してるんだ」って呆れた顔の鶴丸が上半身裸のまま肩にタオル引っ掛けて出てきて、「いや、なんか、緊張しちゃって」って苦笑いしたら、鶴丸が痺れた足をつついてきて、ﾋｷﾞｬ！って悲鳴あげたら鶴丸にくすくす笑われてしまって、
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「穴なんて言ってた癖になんだ、まるで処女みたいな反応して」ってニヤニヤしながら言うから、めちゃくちゃ動揺して冷や汗ダラダラ流しちゃって、その様子を見てた鶴丸が目を見開きながら、もしやって顔して、「………………………まさかとは思うが、きみ、処女、か？」って言うから、
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posted at 00:11:55
こういう時なんて返すのが正解なんだろう、でもどうせ途中でバレちゃうだろうしって考えた結果恐る恐る小さく頷くと、鶴丸は大きめのため息ついて、「きみなぁ…処女の癖に穴とか……もう少し自分の身体を大事にだな…いやこんな俺が言うことじゃないんだが…」って頭掻きながら言うのね。
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posted at 00:16:41
「きみ、好きなやつとかいないのか？このままいくとここで俺に食われてしまうぞ」って言われたから、好きな人は貴方ですよなんて言えるはずもなかったけど、そういう鶴丸は、私を好きじゃなくても他の女の子たちと同じように抱けるんでしょうって思って、
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「好きな人、いますよ」
「なら、」
「でも、いいんです。もうその人には会えないから。…会えないから、五条先輩に抱いて欲しいと思ったんです」
「……きみの想い人は、俺に似てる、のか？」
「そうですね、…そっくり、です」
「そうか、……そういうことか」
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そう言った鶴丸は、少しだけ顔を歪めて、彼が何を思ったのかはわからなかったけれど、言葉にして、改めて実感してしまった。そうだ。私はもう、″私″の鶴丸国永には会えないのだ。
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彼は前世の私が好きになった彼であって彼ではない。″私″を知らない鶴丸国永で。春に一緒に桜を眺めたことも、夏に縁側で共にスイカをかじったことも、秋に枯葉を集めて焼き芋をしたことも、冬に炬燵で並んでみかんを食べたことも。私との記憶はすべて、彼の中にはもう、無い。
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３周年記念用に作っていたゲームが何とか仮で間に合いそうなので、作ってもらったMV版ドットを見てもらいたいです。可愛い😭 今回はブラウザで出来る予定です。bgmはおとわび様 pic.twitter.com/3p58A9J2y9
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わかっていた、わかっていたのに、それがこんなにも苦しい。悲しい。
ふと鶴丸の指がこちらに伸びるのが見えた。そのまま目尻を擦られる。ああ、泣いてしまった。私の想いが、零れてしまった。黙ったまま優しく頬を撫でる手が、どうにも懐かしくて、涙が止まってくれない。
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posted at 01:04:46
そんな審神者ちゃんの涙を優しく拭いながら、「本当に、抱いていいんだな」って鶴丸が聞くから、「お願いします、抱いてください」って言ったら、ベッドに優しく押し倒されて、「貴重な初めてを貰うんだ。優しくしてやる」って言われて、本当に言葉通りゆっくり優しく溶かしてくれて、
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でも、途中で鶴丸がキスしようとしたのは思わず止めてしまった。「口付けは許してもらえないのか」って言う鶴丸に、「私たちは''そういう関係''ではないでしょう？」って言ったら、鶴丸は目を見開いて少し苦い顔をしながら「…そうだな」って言って、
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それを誤魔化すように、「もうそろそろ慣れてきただろう」って優しかった責めが急に激しくなって、散々優しく蕩かされた身体はその激しさも易々と受け入れてしまって段々何も考えられなくなって、目の前にいるのは″五条先輩″なのに、前世の″鶴丸さん″と混ざってあやふやになって、
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そうしていつの間にか意識を飛ばしてしまって気づいたら朝で、デジャヴのように鶴丸の腕の中で目が覚めて、まだぐっすり眠っている鶴丸の顔をじっと見てから、そっとベッドを抜け出して、鶴丸が起きてしまう前に部屋を出ようと素早く身支度を整えて、1度だけ鶴丸を振り返ってから、玄関を出るんだな。
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posted at 01:41:44
伊万里有30歳になりました🙇♂️
この10年楽しい事も苦しい事も沢山あったけど、仕事でもプライベートでも本当に沢山の出会いがあり、僕は本当に恵まれてるなって日々感じる事ができる10年でした。四十路になるまでの次の10年間が楽しみです。色んな事が待ち構えてると思うけど兎に角
JUST DO IT🔥 pic.twitter.com/s2Qkbod4rI
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posted at 01:42:16
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ミュージカル『刀剣乱舞』公式 @musical_touken
【LIVE配信】ミュージカル『刀剣乱舞』 ～つはものどもがゆめのあと～のLIVE配信＋ディレイ配信が決定！詳細は後日公式HPで発表いたします。musical-toukenranbu.jp/contents/whats... #刀ミュ pic.twitter.com/z1L4svJE6I
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posted at 13:00:26
そんな日々の中、特に何かがあった訳でもないある日の朝、寒さにふるりと震えながら目覚めると、何故か自分は寝間着を着ていない日があった。全ての始まりはその日からだ。酔っ払って裸で寝てしまったのだろうか。何があったのかは分からない。むしろ何も無い、日常の中の1部。そのはずなのに
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posted at 15:31:52
何かが足りない気がしたのだ。何か、隣が変に空いている気がした。何かがここにあった気がした。でも、何も無いはずだ。分からない。なんだろう、ただ、なんだか、ひどく寒い。心にぽっかりと隙間がある気がする。
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posted at 15:35:12
その日から、酷く寝付きが悪くなった。原因は分からない。ただ、1人で眠るのが怖くて、寒い。また何かが腕からすり抜けて行きそうで、違う、何故そう思うのか。俺の腕には最初から何もない。何も無いはずなんだ。
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posted at 15:39:17
寝不足であることが光坊にバレてしまった。うまく隠していたんだが、光坊の目は誤魔化せ無かったらしい。光坊から主に相談した方がいいと言われ、主に最近眠れないことを話すと、気晴らしに飲みにでも行くかと誘われた。確かに最近酒盛りに参加していなかったし、行ってみるかと主について行くと、
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posted at 15:44:02
そこは刀剣男士や男審神者専用の遊郭であった。主は「ちょっと一発ヤればすっきりするんじゃないか？」としなだれかかる女の酒を受けながらあけすけに笑った。まあ、主のいい所はこういう所だ。隣に座った女の注いだ酒を煽って、閨に誘われるまま、成り行きに任せて女を抱いた。
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posted at 15:50:56
顕現をしてから女を抱いたことなど無かったが、確かに女の身体は気持ちがいい。触れると何か少しだけ心の隙間が埋まる気がした。だが、心のどこかでこれではないと何かが訴える気もした。口付けを強請る女に、応えることはしなかった。
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posted at 15:53:57
その日は久しぶりに少しだけ眠れた。まあ、浅い眠りではあったが。しかし主の言っていたことはあながち嘘でもなかったようだ。目覚めた時、隣に抱いた女が眠っていると、何故かひどく安心した。俺が求めていたのはこれなのかもしれないと思った。
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posted at 15:58:10
その日からほぼ毎日のように、自分の中から何かを探すように遊郭に通っては女を抱いて、少しだけ眠って、朝帰りする日々を送った。こういう時、主が男で良かったと何気なく思った。もし女であったなら、毎日朝帰りをする俺をどう思うんだろうか。主がどう、というより俺の方が気まずいかもしれない。
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posted at 16:12:15
どうした、何があった、大丈夫か、とお前は俺の母親か(母親なぞどんなものか分からないが)と思うくらい心配してきたが、如何せん自分でも何がどうしてこうなったのかわからないので説明しようがない。
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posted at 16:19:29
エジプトのギザのピラミッドとスフィンクスの背後に、夕焼けの空と日射による放射状の光（薄明光線）が見えている写真。 bit.ly/2maBwVV 平常時でも神聖な印象を与える場所だが、それが際立っている。imgur の Asiandoctorpersuasion 氏が投稿し、他者による紹介を含めて反響を得ている一枚。 pic.twitter.com/W2Iau2MOll
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posted at 17:37:56
人間として産まれ代わっても、心の隙間は相変わらずで。隣に誰かが居ないと不安で眠れず、容姿のせいか女は何もせずとも寄って来た為、精通を迎えてからはほぼ毎日適当に女を選んでは抱いて、
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posted at 18:23:45
女の身体を抱きしめたまま浅い睡眠を貪って、浅い故に女よりも早く目覚める為、起きたら必ず目の前には抱いた女が眠っており、それにひどく安心して。ただどの女を抱いても、心は満たされず、恋人というものは出来なかった。関係が続いても、セフレとして割り切ってくれる女を選んでいた。
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posted at 18:27:36
たまに行為の途中、恋人のように口付けをくれとせがんでくる女もいたが、「俺たちはそういう関係じゃないだろう」と突っぱねた。彼女たちに特別な感情なんてない。ただ少しの睡眠を取るために、安心感が欲しいためだけに抱くのだ。
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posted at 18:31:51
大人になるにつれ、自分はやはりどこかがおかしいのだと思ったが、わからない、何かを探している気もする。だが、俺は何を探している？どうやったって、何をしたって埋まらないものは仕方がない。そもそも何があれば埋まるのかもわからないのだからどうしようもない。苦しい、寒い、寂しい、
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posted at 18:41:43
大学3年の頃、とある居酒屋で光忠と再会した。前世の仲間と出会うのは初めてで、光忠は他の奴らともちょくちょく会っているらしく、みんな元気そうだと聞いてホッとした。主も相変わらずらしい。連絡先を交換して、また今度主とも飲みに行こうと約束をした。
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posted at 18:55:13
光忠と近況の報告をしあっていると、光忠に「…前世の癖は相変わらず、なのかい？」と心配そうに言われた。苦笑しながら「まあ、そうだな。相変わらずだ」というと、「そっか…」と妙な沈黙が落ちてしまった。
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posted at 19:00:04
光忠も俺のこの症状をどうすることもできないと分かっているからこそ、何も言葉が出てこないのだろう。その空気をどうにかしようとしたのか「あ！そういえば、」と光忠が明るく声を出す。
「結構前にね、主とは違うんだけど審神者だったって子に出会ったんだ。主とは違って女の子でね」
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posted at 19:03:05
「鶴さん、今〇〇大学って言ってたよね？その子の志望校も〇〇大学って言ってたから、もしかしたら会うこともあるかもね」
「ふぅん。他にも審神者がいたんだな。さあ、どうだろうな…うちのキャンパス広いからなぁ。3年からはキャンパス変わったし」
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「まあ、もし見つけたら優しくしてあげてよ。すごくいい子だよ。彼女まだ自分の刀剣男士とは出会えてないんだってさ。話ぶり的には誰か会いたい刀剣がいるみたいなんだけど」
「へえ」
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posted at 19:16:13
それからちょくちょく光忠や主や他の仲間達と飲みに行ったりしつつ、やはり夜は誰かを呼んで抱いての繰り返しで、光忠が言っていた女審神者と出会うこともなく、大学院の2年になった。志望していた就職先の内定も無事取れ、後は修論を済ますだけで、悠々と残り1年の大学生活が始まろうとしていた。
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posted at 19:29:12
毎年恒例の新しく入ってくるゼミ生の歓迎会があると連絡があった日、昼食をとるためにいつものカフェテリアに入った。新年度ということで見たことのない顔が沢山居る。多分3年になって新しくこのキャンパスに来ることになった子達だろう。今日の昼は何にしようかと迷っていると、
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posted at 19:32:46
ヨルゴハン
だし巻き卵意外と初挑戦。
#佐伯君の
#オトコメシ
#インスタ映えとかしらねーぜ
#ありのまま
#まだ食べてないから味は分からぬ pic.twitter.com/ogl6T3sYjZ
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posted at 19:39:58
伊万里＆丘山さんの誕生日をこのメンバーに祝ってもらいました㊗️始めてみんなで集合✨
#刀剣男士
#伊万里＆丘山
#幸せや！！ www.instagram.com/p/BducpY3BrtE/
posted at 19:42:07
「俺旅。シーズン4 」
本日23時よりtvkにて放送開始です。
詳細はこちら→ www.tvk-yokohama.com/oretabi/ pic.twitter.com/sjwEWkGj8v
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posted at 19:56:41
・ω・)b<Folloωくんです。【ビーズログ3月号】『刀剣乱舞-ONLINE-』参加イラストレーターによる5号連続描き下ろしイラスト連載の第4弾は、タカオカ氏の描く秋田藤四郎、一期一振！美麗イラストをポスターにしてお届け♪ #bslog pic.twitter.com/azCU90o5FK
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posted at 20:17:28
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片腕に何かがすがり付いてきた。セフレの1人だった。「五条くん、今日の予定は？」「ゼミの歓迎会があるくらいだな。その後は入ってないぞ」「ねえ、今日は私とシようよ」「いいぜ」
この女は少しばかり声が大きく煩わしいこともあるが、確かに今日は誰も誘っていなかったからちょうどいい。
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posted at 20:57:13
その時、何か視線を感じた。振り返ると見たことのない女の子がこちらを見ていた。何か既視感を感じたが、だが、記憶にはない子だ。すぐに視線は逸らしたが、そう、主にあったときの感覚に似ていた。もしかしたら光忠の言っていた子かもしれない。まあ話すことはないだろう。
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posted at 20:57:51
夕方になり、ゼミの歓迎会の居酒屋に入った。20人ほどの集まりの内男女比は半々くらいだが、いつも周りに女が集まってしまうため、男と女で別れてしまう形になり、ゼミの男達には苦笑いされてしまう。ただ、今回はその男達の中に1人だけ女の子がが混じっていた。昼にこちらを見ていた子だった。
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posted at 20:58:32
とりあえず初顔合わせ、ということで自己紹介を1人ずつしていく。彼女の名前を聞いてもやはりピンとは来なかったが、光忠に「きみが言っていた女審神者というのはーーーという子か？」とLINEすれば、「そうそうその子だよ！会えたの？」と返信が来た。へえ、あの子が。
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posted at 20:58:59
あの娘が審神者だったというなら、俺の顔にも見覚えはあるだろう。彼女の本丸に鶴丸国永が居たんであればの話だが。ああ、むしろだからこそこちらに来ないのかもしれない。ちらちらとそちらを眺めていれば、飲ませたがりの同級生の奴に酒をしこたま注がれていた。あー…大丈夫か、あの子。
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posted at 21:09:06
飲み過ぎたのか彼女はトイレに立ったようだ。その時ちょうどスマホが振動した。画面を見れば今日の夜約束していた女からだった。ここで電話に出るわけにもいかず、トイレの方に席を立って電話をとると、バイトが長引きそうで今日は行けそうにないという連絡だった。
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posted at 21:10:28
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仕事ならば仕方ないので「わかった」と電話を切ったものの、これでは今日の夜眠れなくなってしまう。思わず「困ったな…あの中から誰か…」と呟いてしまったとき、後ろから「五条先輩！」と声をかけられた。振り返るとトイレから出てきたのか、あの娘がそこに立っていた。
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posted at 21:44:28
何だろうと待っていれば、娘は顔を真っ赤にしながら「あの、今日の夜の予定、無くなっちゃったんですか？わ、私でよければ、お相手しますよ。顔は……その、お気に召さないかもですけど！穴はありますし！！」と言ってきた。一瞬あまりの勢いに何を言われたのか分からなかったが、
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posted at 21:47:06
じわじわと言葉を理解していくうちに、思わず吹き出してしまった。穴ってなんだ穴って。自分の発言に気づいたのか顔色をコロコロと変える様子が面白く、涙が出るほど笑ってしまった。あまりにあけすけなその物言いに思わず興が乗ってしまい、彼女の意図は分からなかったが
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posted at 21:52:14
「じゃあ、今日はきみの穴を使わせてもらおうか」と答えてしまった。そんな俺に「うわあ変態だ」なんて言ってくるものだから、俺が変態なら、先に言ってきたきみこそ変態なんじゃないか？という言葉は流石に言わなかったが、「言い出しっぺはきみじゃないか」とだけは主張しておいた。
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posted at 21:56:27
思わぬ驚きをもたらされたのと、今日の夜の相手が見つかったことでなかなか気分は良かった。「じゃあ後でな」と彼女を残して先に飲みの席に戻る。後から戻ってきた彼女をこっそり観察していれば、この後のことを考えてるのか赤くなったり青くなったりしていて見ていて飽きない。だが飲むペースが異常だ
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posted at 22:00:00
相変わらず隣の同級生は上機嫌に彼女のグラスに酒を注いでいるし、彼女は注がれれば注がれた分カパカパと飲んでいる。そんなに飲んだら潰れるだろう、やめておけ、と言う暇もなく、案の定潰れてしまった彼女は机に突っ伏してしまった。言わんこっちゃない。
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posted at 22:03:10
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そうこうしているうちにそろそろお開きにしようかということになった。周りの女が「この後二次会にでも…」と言っていたのが聞こえたが、それよりも潰れた彼女を誰が連れて帰るかと男どもが話しているのが気になった。「俺が連れて帰る」と声を上げていたのは隣で彼女に酒を注いでいた同級生だった。
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posted at 22:07:13
そのまま彼女を抱き上げようとする同級生の元に、女を掻き分けてたどり着く、彼の手が彼女に触れる前に、サッと自分の腕の中に抱き上げた。ポカンとする同級生に「悪いな。先約だ」と言って、そのまま彼女のカバンも持ち上げて店を出た。
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posted at 22:11:36
店から家までそこまで距離はない。彼女を抱いたまま家までの道を歩く。途中で起きるかと思ったがそんなことはなく、まああれだけ飲んでればこうなるわな。と少しだけ呆れたし、こんな状態じゃ抱けないじゃないかと思ったが、不思議と嫌ではなく、思った以上に彼女を腕に抱いていると″しっくり″きた。
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posted at 22:21:14
【1/10発売 #ガルスタ2月号 】『刀剣乱舞-ONLINE-』の描き下ろし連載企画の第4弾をお届け！今号は、くにみつ氏描き下ろしの、信濃藤四郎、薬研藤四郎、厚藤四郎、後藤藤四郎のイラストが到着！ #刀剣乱舞 pic.twitter.com/nndQs2ohAK
posted at 22:23:36
家についても彼女は起きなかった。どうせ裸も見ることになったんだから構わないだろうと起きない彼女の服を脱がし、一緒に風呂に入った。柔らかい彼女の身体に触れていると、まあ毎日お盛んな自身の息子は反応してしまうもので。寝ている彼女には悪いが少しだけ風呂で抜いてしまった。
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posted at 22:28:40
そうして落ち着いたあと彼女を腕に抱いたまま湯船に浸かり、風呂から出て、そのままベッドに向かった。しかしこの子本当に起きないな。ベッドに転がすと寒いのかもぞもぞと布団をまさぐっている。穴を使えと言ったのだから起きろと頬を軽く叩いたり抓ったりしてもむにゃむにゃと寝こけている。
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posted at 22:33:04
ちょっとした悪戯心で彼女の首筋に顔を埋めてみる。自分と同じボディソープの香りの中に、彼女自身の匂いが混ざっていた。好きな匂いだ。なんだか落ち着く気がする。顔を埋めたまま少しだけ舐めてみた。やはり起きなかった。仕方がない。今日は眠るのは諦めよう。
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posted at 22:37:30
お互い裸のまま、布団の中に潜り込んだ。服を着せなかったのは腹いせだ。彼女が起きた時どれだけ焦った顔を見れるのか見ものだな。そう思うと起きているのも悪くないかもしれないと思った。柔らかい彼女の身体を腕の中に閉じ込める。素肌が触れ合うのが気持ちがいい。本当に彼女はこの腕によく馴染む。
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posted at 22:42:24
朝目が覚めるという感覚にまず驚いた。目が覚めた、ということは俺は眠っていたのか？俺は昨日彼女を抱かなかった。ただ、抱きしめていただけだ。それなのに、どうして。混乱する頭を抱えながら、ふと違和感に気づく。隣が、空っぽだった。
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posted at 22:50:36
いない、いない、いないいないいないいない、彼女がどこにもいない、寝室を出て、キッチンや風呂場、トイレも隈無く探した。いない、彼女が、いないのだ、怖い、寒い、嫌だ、いなくならないで
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posted at 22:53:12
思わずその場にうずくまった。こんなに不安を感じたのはそう、前世のあの寒い朝以来だ。いつもは眠りの浅い自分の方が女よりも先に起きていたため、起きた時には常に誰かが隣を埋めていた。隣に誰かが居ないのは久しぶりだった。だからこんなに彼女がいないことが不安なのだろうか。わからない。
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posted at 22:58:33
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しばらくして、ようやく気分が落ち着いた頃には大学に行く時間だった。顔を洗い自分の顔を見ると酷い顔をしていた。そうだ、こんな風になったのも、彼女が早々に帰ったからだ。もし会ったら、文句の一つも言ってやろうと思った。
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posted at 23:02:20
刀ステ振り返りブログを更新しました！
「舞台「刀剣乱舞」ジョ伝 三つら星刀語り 振り返って 」
ameblo.jp/aramaki-yoshih... pic.twitter.com/eKh52BuuFZ
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posted at 23:06:55
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昼食の時間、カフェテリアに行けば彼女はすぐに見つかった。なんだか頭を抱えている。その頭上に「おい」と思わず朝の気分を引きずって不機嫌な声が出てしまった。顔を上げた彼女は驚いた顔をして「な、何ですか」と言ってきた。何ですか、だって？
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posted at 23:21:59
俺は朝からきみがいなくてどんな気持ちだったか、などと思わず悪態を付きそうになったが、彼女は俺の事情など知らないのだ。言いかけた口を噤んで「スマホ」と手を差し出した。不思議そうな顔をする彼女にもう1度念押しに「スマホ」と言うと、恐る恐るスマホを差し出してきた。
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posted at 23:25:52
差し出されたスマホを持ち上げて彼女のアドレス帳に電話番号と「五条鶴丸」と登録する。焦る彼女に朝の仕返しだざまあみろと思いつつ、目的は果たしたのでその手にスマホを返した。その流れで口が勝手に「今日の夜予定は？」と声に出していた。
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posted at 23:31:44
「無いですけど…」と答えた彼女にそれなら今日の夜誘っても構わないだろうと「じゃあ、電話、出てくれよ」と言い残して彼女の前から立ち去った。ぽかんとした彼女の顔に少しだけ胸のすく思いがした。
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posted at 23:35:15
夜になり、電話で彼女を呼び出した。一緒に食事をしていると、彼女がもごもごと昨日のことについて聞いてきたので不機嫌を隠そうともせず「きみの穴は使ってない」と答えた。目を白黒させる彼女が、裸だったのは何故かと聞かれたので思わず
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posted at 23:40:21
「昨日は自分から穴を使えと言いながら酔いつぶれた挙句叩いても抓っても舐めても起きなかったから腹いせに脱がせただけだ。寝てる奴をどうこうするのは趣味じゃない。…………いつの間にか朝はいなくなってるし」と、最後の方は柄にもなくボソボソと本音を言ってしまった。
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posted at 23:48:04
