あやめ@捻れた世界と時間遡行軍と戦う世界と猫世話係
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- 自己紹介 刀剣乱舞とtwstの深い沼底在住戦国畑産成人済(30↑)審神者兼監督生兼お猫様の下僕。ミュもステもアニメも好き。not腐。刀の推しは月と鶴と源氏と🐉他、twstは🦁🍩🐉⚔️🌹♥️🐺 RTのみや迷惑垢は報告→ブロック。無言フォロー失礼します(舞台チケットの応募券は交流のない方にはお譲りしません)
2022年09月06日(火)
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【「期間限定鍛刀キャンペーン」開催！】
本日9月6日(火)0:00より、期間限定鍛刀キャンペーンを開催いたします！今回は刀剣男士「姫鶴一文字(ひめつるいちもんじ)」が期間限定で各資源700の鍛刀に登場いたします！
＜開催期間＞9月6日(火)0:00～9月11日(日)23:59
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posted at 00:07:01
それを聞いた瞬間、🌸は居たたまれなくなって場を離れてしまう。
🐙先輩とは付き合ってない。ただの上司部下の関係だ。
行く宛てのない私を「就職先が決まらないなら僕と働きませんか？」と誘ってくれて以来、🐙先輩の秘書(雑用係)をしている。
実を言うと、在学中からずっと🐙先輩が好きだった。
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posted at 00:24:37
だけど、自分と🐙先輩は何もかもが違う。戸籍も身寄りも、明日のツナ缶にさえ困ってた私をどうして🐙先輩が構おうとするのか分からないが、会えるのが嬉しくて『理由』なんて考えなかった。
🐙「監督生さん、もし良かったら卒業したら僕の所で働きませんか？」
乗った。一も二もなく飛び付いた。
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posted at 00:24:38
🐙先輩と一緒に働くようになってから、学生の頃よりもずっと距離が近くなった。毎日顔を合わせるし、先輩のご厚意で社員寮として先輩のマンションの一つ上の階の部屋を格安で貸してもらった。
🐙「ご近所さんですから」
と、時間が許せば一緒に夕飯をとる機会も多かった。
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posted at 00:24:38
私たちは、まぁまぁ仲の良い先輩後輩くらいの仲だ。
先輩は私を「ある程度気心が知れてて、よく働く人材getできてラッキー」くらいにしか思ってないんだろうが、私は。
私は🐙先輩が好きだ。ずっと片思いしている。叶う予定はないが、恋人でなくとも好きな人の隣に居れたら幸せだった。今日までは。
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posted at 00:24:39
取引先のお偉いさんと楽しそうに談笑している🐙を見て、きっと先輩はあの綺麗なお嬢さんと結婚するんだろうなぁと思った。
嫉妬してる？違う。
私と🐙先輩は住む世界が違い過ぎる。恋を諦めてしまった私には、"嫉妬"さえもできない。
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posted at 00:24:40
私は仮住まいしてるマンションに戻り、最低限の荷物をまとめると辞表(と迷惑料)を🐙先輩のポストに突っ込んだ。通りかかったバスに飛び乗って、「これからどうしよう」と頭を悩ませながらも、10年捨てられなかった🐙への恋心をようやく手放すことができた。
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posted at 00:24:41
🐙「ええ。――でも」
🐙「申し訳ありません。僕にはもう心に決めた人がいるんです」
🎩「あはは！人魚に"心に決めた人"とまで言わせるなんて相当お熱だね。……ふふ、これは勝ち目がなさそうだ」
🐙「……タコは臆病なので、まだ気持ちも伝えられてないんです。なので、彼女の為に早く帰っても？」
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posted at 00:24:42
🎩「ああOKさ。…さっきの商談だけどね、一世一代の告白を控えてる君へせめてもの手向けさ。君の言う条件で受けよう」
🎩「吉報を待ってるよ」
って思ったら🌸はマンションに居なくて、自宅に帰ると辞表と多額のマドル(たぶん働いて稼いで貯めてた分)がポストに入っててブチ切れながら🌸を追い回す。
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posted at 00:24:43
🐙「うっ……うう、こんなのあんまりだ。もう泡になってやる」
🐙「……とでも言うと思いましたか。潔く諦めて泡になるほど僕は儚くないんです。ぜっっったい見付け出してやるから首洗って待ってろよ」
🐬「よっ悪徳商人！」
🦈「そうこなくっちゃ」
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posted at 00:24:44
顔に出ていたのだろう、訝しげな顔の彼に首を振って、
「いえ、すみません。先輩がここにたくさん来てくださっているのが、嬉しかったんです」
「……昼寝場所にちょうど良いからな」
そう言う彼に、そうですねと返す。
ここの静けさと穏やかに流れる空気が気に入っているのだと、以前言っていた。
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posted at 00:25:41
普段忙しくしている彼が少しでも心安らぐのなら、こんなに嬉しいことはない。
会話もそこそこに、彼は目を閉じた。余程眠たいのだろう、すぐに深い呼吸となった。
彼の艷やかな髪に触れて、眠りを妨げないようにそっと撫でる。
「あ……」
何も掛けないで寒くはないだろうか。今更ながらに気付いたが、
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posted at 00:25:41
もう動くことは出来ない。するとオレンジ色のブランケットが、ふわりと彼に掛けられた。
「ありがとう」
顔を上げてお礼を言うと、相棒とゴースト達が笑みを浮かべた。
お風呂上がりの相棒は、ふわふわと良い香りを纏っている。いつもはドライヤーで乾かすけれど、ゴースト達が魔法を使ったのだろう。
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posted at 00:25:42
「コイツ、良いご身分なんだゾ」
昼間の台詞を聞いていたのか、全く同じことを言う相棒に笑ってしまった。
「少しはゆっくり出来ると良いけれど」
「これだけ整ってるんだ。朝まで起きないさ」
静けさと緩やかな空気、そして女の子の膝枕。これ以上ない最高のセッティングだと、ゴースト達は言う。
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posted at 00:25:43
「贅沢者だな」
「全くじゃ」
「仕方ねーからな、今日だけ特別なんだゾ」
そんなことを言いつつ、皆の彼を見る目はとても優しい。
柔らかな髪に触れながら、心の中で願う。
彼の眠りがどうか穏やかなものでありますように。
そんな優しさに溢れた談話室を、空一面の星達が穏やかな顔で見つめていた。
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posted at 00:25:43
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#ツイステファンアート
#twstファンアート
今度のヴィランズ (イベントネタ&妄想) pic.twitter.com/50jhgaJtF8
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posted at 02:38:47
と額にキスをして震える指を絡めとる。
「そう、ですか…」
安心した様子でけれども寂しそうに、じゃあ、おやすみなさいと寮へ入ろうとする🌸についていく️🦁。
「あの、️🦁さん？」
「ゆっくりでいいとは言ったが、一緒に過ごさないとは言ってない」
と2人きりでのんびり夜を過ごす。
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posted at 06:39:02
もちろん寝るのは🌸の部屋で、狭いベッドで2人で眠る。
最初は照れていた🌸も
「️🦁さんがいてくれると安心します」と1人すやすや夢の中。一方️🦁は🌸の気配や匂いに溢れる部屋の中で🌸の匂いの染み付いたベッドの上で、🌸を抱いて眠れるはずもなく。格好をつけた自分を少しばかり恨む20歳男子。
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posted at 06:39:11
昨日は鍛刀で長曽祢虎徹、ドロップで石切丸が顕現。
平日は仕事があるので、眼から血を流さない程度にやっております。 柴田亜美
#刀剣乱舞
#とうらぶ
#長曽祢虎徹 pic.twitter.com/P4ytxzoWYj
posted at 07:39:53
【レオ監♀】twstLOG⑯ | あまったかな？ www.pixiv.net/artworks/10103...
最近のですらなくなってきてるんですけど溜まってたの半分くらいまとめました……！
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posted at 09:19:52
ミュージカル『刀剣乱舞』公式 @musical_touken
【鶴丸国永 大倶利伽羅 双騎出陣 ～春風桃李巵～】
@ Loppi・HMV＆BOOKS online限定でオリジナルグッズの発売が決定しました！新規ビジュアルを使用した「B2タペストリー」や「A4クリアファイルセット」「アクリルリングスタンド」が登場！
詳細はこちら⇒musical-toukenranbu.jp/contents/554599
＃刀ミュ #ローソン pic.twitter.com/wTYFAF1q15
posted at 10:34:57
一緒に暮らしてるクル監♀⚗️🌸
成人済み女元監督生顔ある喋る。
⚗️「次のデートはどんな感じがいい？」
🌸「ん～、じゃあ黒髪パーマ！」
⚗️「了解」
#twst_NL #twstプラス pic.twitter.com/sRDeRs8dKY
posted at 12:46:37
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昼寝中に子猫に戯れつかれてる🦁さんいたら可愛い、勝手に身体に乗られたり、動く耳や尻尾で遊ばれたりしてる
『向こうに行け』と彼らの言葉で伝えているはずなのにまだ小さいからか伝わらず「ったく、うるせぇな...どっから湧いてきやがった」と軽く離すがまた身体に乗られ、
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posted at 13:49:43
片手で抱き上げ遠くに運んでは戻ってこられ...を繰り返し「何故わざわざ俺のところに来る」と苛立ちながら困っていたところに恋人の🌸が来たから「🌸、良いところに来たじゃねえか。ふわふわしてんの好きだろ」とそのまま子猫を渡す🦁さん
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posted at 13:51:09
「ぇ、え！？ぅわぁ...ふわふわ...じゃなくて何ですかこの子！」「さぁな、遊び相手を探してるようだから、お前も好きにしろ。俺は寝る」と、一瞬驚いただけですぐに子猫を可愛がる🌸の横でやっと昼寝ができる...と寝転ぶが
相変わらず子猫は鳴きながら🦁さんの元へ行こうと暴れるので
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posted at 13:54:06
🌸が「あぁ...やっぱりパパのところに行きたいんだね...」とそっと🦁さんのお腹の上に戻すと「誰がパパだ、やめろ」とうんざりとした顔で受け止めつつ起きる。
「ほら喜んでますよ！」「ハァ...相手する気無ぇぞ」とまた片手で抱き上げると「おら、ママの方が可愛がってくれるぜ」と今度は
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posted at 13:59:42
🌸の腕も引き子猫を渡すと、ギュッとしっかり抱くように腕の形を整えられる
「ん、そこは居心地良いだろ」「...私はどうしたら良いんですか」「少しそうしてりゃソイツも寝るだろ」と動けない🌸の腕の中にいる子猫を🦁さんが撫でると本当に安心したように大人しくなるので
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posted at 14:03:48
「ほらな」「本当だ...可愛い」と引き続き子猫を可愛がる🌸の横で
(......らしくねぇこと言ったな...)と誤魔化すようにすぐに寝たフリ(その後本当に寝る)する🦁さんと
(なんか今すごいことした気がする...)と言うに言い出せない🌸
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posted at 14:05:27
母猫が来て『遊んでくれたのね』『...遊ばれたんだ、人をもっと警i戒しろと伝えとけ』と結局子猫達のしつこさに負けて乗っかられながら話す🦁さんも良い
子猫達が言葉が通じるようになると『はっ、今更警i戒しやがって』と今度は🦁さんから絡んだりしてる
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posted at 14:10:35
午前中の仕事が片付き、休憩のために少し寝転んでいると「ん、もう終わったのか」と丁度部屋に来て話しかけてくる🦁さん
「終わってはないですけど休憩しようと思って〜」「そいつは良い」と🦁さんも横に来ると「え、🦁さんも終わったんですか？」「いや、急ぎのモンは無ぇから良いだろ」と寝転ばれる
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posted at 14:18:36
「えっ！隣で寝るんですか！？やめてください！」「あ！？何でだよ」
「🦁さん隣にいると眠くなるんですもん〜...」「あぁ...(安心してる)、もう終わったなら寝ても良いだろ」「終わってないし休憩ですってば」
と起き上がろうとするが阻止され、昼の風と、🦁さんの低い声を聞いているうちに
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posted at 14:22:12
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「......ｯｯ！！...え、寝てた？えっ寝てた！？」と寝落ちていたが、
「おい、起きてすぐ騒ぐな」
「！！🦁さんもずっとここにいたんですか！？」「いたが。」「何で起こしてくれないんですかー！」「あぁ？10分くらい良いだろ...」と思っていたより少ししか寝ていなくて驚く
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posted at 14:26:28
理解が追いつかず固まっていると「くく、寝ぼけてんのか？」と頭を撫でてくる🦁さん
「...っと、また寝ちまうか。こうして少し撫でただけで気持ち良さそうに寝たもんな」と悪戯っぽく笑われる
「寝かしつけたんですか」「寝るのも悪くないぜ」...確かに短時間でも疲れが取れた気がする...と🦁さんが
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posted at 14:29:26
そうしてくれたのかと、寝落ちる前のことを思い出したりしていると、ﾁｭｯと音を立てて額にキスを落とされ「...こうして起こすところまでしてやりたがったが、仕事熱心なお前には必要なかったな」と甘やかすように言われる
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posted at 14:32:14
「...んな顔すんなら、ここで切り上げさせるぞ」「！！ だ、だめですよ！...もう、どんな顔なんですか」
「ん？そうだな...忘れちまった、もう一度見せろ」「ちょっと！近付かないでっ！」
「...そこまで言わなくても良いだろ」
と今度は甘えてくる🦁さんから逃れるように部屋から出て仕事に戻る2人
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posted at 14:35:37
【新刊】My sweet Little shrimpy♥ | かんな #pixiv www.pixiv.net/artworks/10103...
お知らせあげてきたー！
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posted at 15:03:19
立てば(一緒に)マブ立ち
座れば(隣は)争奪戦
歩く姿に獅子の眼光(見てんじゃねぇよ)
「……なんスか、この🐰保護団体みたいなの」
呆れるハイエナ
お前もな
弊🦁🌸はこんな感じです🙏
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posted at 17:05:46
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一蘭の味集中カウンターを導入したので、YouTubeに動画を投稿しました。
youtu.be/izklxGc0w3o pic.twitter.com/UutFhBP5dP
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posted at 21:08:13
ツイステ続きです！毎回お約束のオーバーブロット戦です。5章もいよいよ終盤ですね。
世界で一番美しい闇堕ち｜はじめてのツイステ #31 youtu.be/taOSnHdo3mY
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posted at 21:45:48
腹心が笑いながら言うが、コイツも絶対に同じことを思っているに違いない。
王宮の古狸達と顔を突き合わせて、朝からずっとあーでもないこーでもないと、会議をしていた。税金を上げたい狸達と、それを阻止する獅子達の会議の名を借りた化かし合いだ。
「狸がライオンに勝てるわけねーってのに」
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posted at 22:13:11
「手を変え品を変え……まぁ、よくもあれだけ思い付くよな」
その悪知恵を自分の利ではなく、もっと国の為に役立てれば良いものを。
「ま、前陛下の時からの厄介者みたいっスからね」
「……」
父親はともかく、祖父は案外奴らが次何を言ってくるのかと楽しんでいたかもしれない。あのおおらかで
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posted at 22:13:11
豪胆な祖父なら。
「なんスか？」
「いや」
笑って首を横に振ると、離宮――我が家が見えてきた。ようやく帰って来られたと、肩の力が抜ける。
車を降りて正面玄関に入ると、
「あっ、とーさま！」
「お帰りだゾ〜！」
「母様、二人一緒ですよ」
「二人共、お帰りなさい。お仕事お疲れ様でした」
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posted at 22:13:12
声が聞こえて顔を上げると、二階から四人が笑顔でこちらを見ていた。
「お帰りなさい！」
「おかえりなさーい！」
二人の息子が階段を駆け下りて、それぞれ抱き着いてくる。次男のフォルティスを受け止めた腹心は、
「ただいまっス、フォルティス坊っちゃん〜〜!!」
「おかえりなさいー！」
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嬉しさが大爆発したように、ぎゅうぎゅうと抱き締めていた。あれでも加減が出来ているのだから、まぁ出来た奴だと本当に思う。
「お帰りなさい、父様」
「あぁ」
長男のシリルを抱き締めながら、額を擦り寄せる。
「お仕事お疲れ様です」
アイツに似た柔らかな笑顔で言われて、それだけで
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posted at 22:13:13
疲れが本当に飛ぶような気がした。
「お出迎えは嬉しいっスけど、坊っちゃん達、まだ起きてたんスか？」
いつもならもう二人はベッドに入っている時間だ。世話係として、気になるところだろう。
「あのね、みんなでお空のおーさま達見てたんだ！」
「夜空一面に輝いてて、すごく綺麗なんですよ」
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posted at 22:13:14
子供達が嬉しそうに報告する。
この国の空に輝く星達は全て、歴代の王。彼らは星になりこの国を、国民を、この国の未来を見守っている。そう、昔から語り継がれてきた。
以前二人にも話したが、何故かとても気に入ったようで、二人は星空を見上げるのが前よりも、もっと好きになったらしい。
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posted at 22:13:15
「二人が早く帰って来ますようにって、お空の王様達にお願いしてたんですよ」
ゆっくりと階段を降りて来た妻の言葉に、隣にいる相棒が頷く。
「帰って来るまで寝ない〜なんて言ってたんだゾ」
やれやれと、二人の兄貴分らしい彼は仕方なさそうに笑った。
「オレ達のこと待っててくれたんスか？」
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posted at 22:13:15
「だって、おかえりなさいって言いたかったから！」
「お疲れ様でしたとも言いたくて」
子供達の笑顔に、ハイエナが崩れ落ちた。言うまでもなく、嬉しくて二人が尊くて胸がいっぱいになったからだ。
「ありがとうな」
「はいっ！」
シリルを抱き締めながら言うと、まだ細い子供の腕が背中に回る。
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posted at 22:13:16
顔を上げると、こちらを見て優しく笑っている妻と魔獣。
意味不明な言葉を叫びながらフォルティスを抱き締めている腹心も、きっと同じことを思っているだろう。
この笑顔を、家族を守る為ならなんだってやれる。
先ほどまで全身に伸し掛かっていた疲れが、本当に消えて行ったようだった。
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posted at 22:13:17
「とーさま、おやすみなさい！」
「おやすみなさい」
「おやすみだゾ〜」
「じゃ、お疲れっした」
子供達を真ん中に、四人で手を繋いで歩いて行く姿に思わず笑ってしまう。
「なんですか？」
「いや……」
遠い昔、忘却の彼方に追いやられていた、幼い頃の記憶だ。今思い出すとは思わなかった。
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「さて」
「？」
首を傾げる愛妻の髪を一筋掬う。
「仕事を頑張った旦那に、愛しい奥様は何をしてくれるんだ？」
気障ったらしい台詞に彼女は目を丸くして、やがてクスクスと笑った。
「あら、旦那様は何をして欲しいのかしら？」
「奥様がしてくださることなら、もちろん何でも」
柔らかな髪に
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posted at 22:13:18
口付けると、
「それなら、膝枕でもしましょうか」
彼女は頬を染めながら優しく微笑んだ。未だに初々しい反応をする彼女を愛しく思いつつ、また無自覚に煽ってくるのだから……、
「……ズルイのはどっちなんだろうな？」
「なんですか？」
「なんでもねぇよ」
ただ、幸せだと思っただけだ。
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posted at 22:13:19
【注釈】
長男シリル(11歳) しっかり者で温和
次男フォルティス(５歳) 天真爛漫
祖父(弊レオ監のオリジナル) 賢王と呼ばれ、国民から慕われていた
腹心(ハイエナ) 有能な側近で、坊っちゃん命を地でいく
相棒(魔獣) 坊っちゃん達の兄貴分で、ボディーガード
🦁離宮の幸せライオン一家🌸
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posted at 22:13:19
ほんまに可愛くて顔溶けそうだったのでみんなもこれ見て溶けてほしい twitter.com/DoraSakio/stat... pic.twitter.com/W7S0I8l1GE
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レオ監ちゃん、普段のやり取りこれくらいだと思ってるし🦁さんに関しては面倒くさがりで口下手なところあるから文字のやり取りあんまり好きじゃなさそう twitter.com/amakoya/status...
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posted at 23:55:01
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