地に足をつけたい
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- 自己紹介 女の園の星 / 劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト / Slay the Spire
2011年09月03日(土)
しかし、梶原世界のキャラクターが妄執に憑かれてゆくという風情なのに比べると井上雄彦は明らかに解放的だから、その辺りやっぱり全然違うのかもしれない。バガボンドも読まなくてはダメか…。途中で降りちゃった作品なのだけど。
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posted at 23:46:40
90年代バッドテイストブーム期の再来を見ているかのようだ。念のため説明すると「見て見て!こんなにひどいものがあります!」「最低ですね~」「悪趣味ですね~」ってひどいものをひどいひどいと楽しむ消費スタイルです
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posted at 23:35:54
戦後日本においては成長というのがあらかじめあやふやなものだったという指摘。そして、成長モデルを探し求めた結果、友情が最上位にくる物語への到達というのは非常に面白かった。でも、バガボンドのような斬り合った先に相手が死んでしまうコミュニケーションってかなり梶原的な気もするな…。
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posted at 23:26:45
『サウダーデ』の池辺葵氏がすごいのは、「余計なことは一切描かない」ところで、でもそれが説明不足とか物足りなさとか味気ないとかの一歩手前できちんと踏みとどまってるのが、なんかもう、素敵すぎる。
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posted at 23:25:58
少年マンガは成長モデルを示すというより、「少年の快楽に奉仕する作品が少年マンガ」というイメージだったので、宮本さんの定義からすると今の少年マンガってほとんど児童マンガなのかもとちらと思う。今のジャンプマンガが成長を描いていないことはひこ・田中も指摘している。
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posted at 23:14:54
講義に登場した作品は背番号ゼロ、巨人の星、野球狂の詩、ドカベン、スプリンター、クロカン、ジャイアントキリング、おおきく振りかぶって、スラムダンク、バガボンドなんですが、スラムダンク以外の後半に登場した作品は皆青年誌掲載作。
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posted at 23:10:37
書き忘れていた前提となる指摘。戦後の日本は敗戦により「あるべき大人」を失ったというのがこの講義のスタート。ひこ・田中のふしぎなふしぎな子どもの物語にもつながる成長モデルの喪失が講義の軸としてあり、そこが非常に刺激的でした。
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posted at 23:07:26
「愛を読む人」:「ベンジャミン・バトン」並みにすいません。オレこの作品には思い入れが強くなりすぎて、語れません系の作品であった。とにかくダメなんすよ、オレこういう話・・・。映像が静謐なんだけど、妙に能弁で、とにかくやたら美しかったです。強いて言えば、「コクリコ坂から」っぽい
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posted at 23:06:32
抱きしめる代わりに斬るんだなというバガボンドのセリフ。巨人の星が直面した、父を倒してもその先に成長モデルがないという課題に対し、小山ゆうがスプリンターで見せた身体性と肉体の一体化によるコミュニケーションによる解放を描く。新しい成長モデル。
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posted at 23:04:18
バガボンド。偉大で成長の妨げとなる武蔵の父。バガボンドのキャラは小次郎以外みんな親との間に葛藤がある。しかし、バガボンドは親に勝つという成長モデルではない。親を倒すという垂直軸の葛藤ではなく、剣を通じて得る友情による成長。水平軸のコミュニケーションによる解放。
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posted at 23:02:18
プレイヤー同士の関係性の変化が重要。その原型としてのスラムダンク。最終戦で、花道に流川がパスを出す。山王に勝つことより二人の関係性の変化が重要。作中全体でも他チームの人間模様などを非常に、ていねいに描く。
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posted at 22:56:30
おおきく振りかぶって。クロカンとは違った父母会の存在。友情、努力、勝利が別個の価値としてあり、友情がもっとも上位にある。阿部が三橋の手を握るシーンは繊細な内面が肉体感覚によって裏打ちされたものであることを表す。関係性の強調。
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posted at 22:50:32
ふと1998年の本を取り上げてみたけど、まだ在庫あったとは……。 t.co/I9uiZoj / メモ/固有性と匿名性について - ピアノ・ファイア t.co/h3HG5Kl
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posted at 22:40:33
ジャイアントキリングはチームマネジメント、サポーターまでもを描写するプロサッカーマンガ。チーム内のコミュニケーションの強化や地域との関わりなども重要な要素。監督が主人公という点でもクロカンと共通。
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posted at 22:30:03
ドラゴン桜の三田紀房によるクロカン。28才の未熟な高校野球監督が、チームを指導することによって大人として成長してゆく。また、OB会、学校経営者などのドラマを盛り込んだドラマを面白く見せる。ジャイアントキリングのツジトモは、編集者にクロカンを読んで勉強するよう言われたとか。
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posted at 22:26:02
単に追求を否定するわけではなく、そこに人間の深淵さがあるとも描く。今は読まれていないが、身体性と精神性の融合の表現は多くのマンガに影響を与えている。バキなど、格闘マンガで好まれる表現。
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posted at 22:20:55
小山ゆうのスプリンター。主人公は短距離走者。神の領域という、よく言う言葉だと「ゾーンに入る」ような状態を主人公が追い求めるようになる。その追求にとりつかれ、中毒症状に陥り、日常を捨てて走り去ってしまう。快楽にとりつかれて死を選んでしまうという構図はあしたのジョーの裏返しと読める。
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posted at 22:18:24
常勝明訓というコピー。水島新司は成長のインフレから逃れて、プレイの面白さ、野球のおもしろさを描いた。岩鬼や殿馬というマンガチックな破天荒さに満ちたキャラと、甲子園決勝で合間見えるいわき東のようなリアルな野球との融合。
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posted at 22:05:00
マンガ表現は60年代後半に成熟する。70年代からはその要素の組み合わせがはじまる。ドカベンはこれまでのスポーツマンガ史のパロディであり、さらに野球マンガの新しい面白さを開拓した。駆け引きの面白さ。戦術家としての監督の登場。野球場の距離感。
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posted at 22:01:46
野球狂の詩の革新性。水原勇気は魔球が打たれても構わない。それで野球ができなくなるわけではないと言う。73年のマガジンにこれが載ったことは非常に重要だった。
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posted at 21:55:52
恋愛が物語に絡んでいる点でも巨人の星は転換点。また、これまでの魔球マンガの集大成であり、そのためにこの後一対一の魔球マンガは衰退。アストロ球団は魔球ものエンタメだけど、九対九。そして、水島新司が野球狂の詩で魔球マンガを終わらせる。
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posted at 21:51:30
巨人の星を成長の困難を示したモデルとして紹介。父を乗り越えるというドラマの導入。しかし、最終回で父に勝ったはずの飛雄馬が大人になれたかというと、そうは見えない。一方、左門は結婚して幸福な家庭を築くことが示唆される。勝利以外の成長モデルが実はここで提示されていて、タッチにつながる。
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posted at 21:48:21
個性をもった九人がそれぞれ話し合いながら成長してゆくという部分がまさに戦後民主主義。昭和20〜30年代は監督不在。父不在の物語が多かった。実際に父が死んでいる家庭が多かったのもあるのではないか。
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posted at 21:44:13
講座のタイトルには巨人の星からとあるが、実際講義そのものは戦後民主主義的野球マンガ、つまり寺田ヒロオらの作品からはじまる。監督不在の草野球の中で、大人は悪者として描かれる。グラウンドを明け渡さなかったり賭けをしたり。また、野球部というものの封建制も否定されている。
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posted at 21:40:56
つまり、成長モデルさえ存在すれば、掲載誌がゴラク(クロカン)やモーニング(ジャイアントキリング)でも、少年マンガとして規定する。そして、戦後の少年マンガが大人の不在、父の不在からはじまることが指摘される。
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posted at 21:36:54
宮本大人氏のスポーツの少年マンガ史「巨人の星」から「おおきく振りかぶって」まで 受講しました。ざっくり感想。少年マンガを「主人公が成長する物語」として、児童マンガと別個の存在と規定するところから開始。努力により勝てたり友情が深まったりするスポーツマンガは成長をわかりやすく描ける
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posted at 21:34:11
先週の続き。「インターネットと音楽の歴史を辿って(後編)」というのを書きました→ t.co/CQo3onG 2000年代はどうも話がバラけますね。前編→ t.co/4Ue3pPH
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posted at 20:48:35
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[備忘録2]例外を突破するには覚悟が要ること。同意の多さが正しさの証左ではない・他と違うから価値があるのでもない、こと。間違いを恐れない・間違いを認めることを恐れない、こと。考えぬいたつもりでも穴はあるということ。
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posted at 17:59:02
[備忘録]思ったことが思い込みにならないよう、出来るだけフィルタのかかっていない情報に幅広く触れること。「だから」で直結しないこと。流れの大勢を盲信しないこと。むやみに一般化しないこと。付言で逃げない(例:私見ですが)こと。
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posted at 17:52:00
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回答したことは一定の評価ができると思う。フジテレビ、「韓流推し」「君が代カット」などの噂に対して公式回答 | RBB TODAY (ブロードバンド、その他のニュース) t.co/mEeaDDG via @RBBTODAY
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posted at 12:49:59
面白いか否かってのは現前性に還元してしまってもいい気はするのだけど。現前するものに対する感性(運動神経)を犠牲にしてまで作品に対する判断を誤りたくない、ってのは背後にある第三の目(セカンド自分)を意識しているってことで、まあそれは個人史やコミュニティに由来するものだと思うけど。
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posted at 12:36:27
声が良いアニメが良いアニメなのは間違いないとしても、それを「面白い」と言ってしまうと「声が良い」の部分が掻き消えてしまうし、「声が良い」と言ってしまうとそれこそがこのアニメの面白さなんだ、って部分がうまく表現できなくて、もどかしい。
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posted at 12:24:32
Kinectにケチ付ける際に遅延やフィードバックを云々するのは完全にゲハ脳でしょう。DANCE CENTRALをやってみればわかるようにローンチの時点ですでにそのへんの問題は「ほぼ」クリアしてる。
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posted at 12:04:44
ある作品が売れなかったり、つまらなく思えたりしたときに、その原因を作者の能力「不足」やサボタージュとして捉えるやり方があまり好きでない。だって「不足」がなければ面白かったり、大ヒットしたりするってことでしょ、それって。面白かったり大ヒットしたりするのはそんなに簡単じゃないよ。
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posted at 12:02:17
それのゆり戻しで、2000年代にはいって、アニメの放映一気に減りましたよね RT @cyberbloom: 日本のテレビの番組表の空白を韓流が埋めたという話は、民営化直後の仏TF1が番組表を埋めるために安くて品揃えが豊富な日本のアニメを使い、それがまたたくまに仏の子供たち~
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posted at 10:23:06
日本のテレビの番組表の空白を韓流が埋めたという話は、民営化直後の仏TF1が番組表を埋めるために安くて品揃えが豊富な日本のアニメを使い、それがまたたくまに仏の子供たちの心を捉え、仏の日本アニメ普及につながったのと似ている。
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posted at 07:28:11
YOSHIDA Hiroshi 吉田寛 @H_YOSHIDA_1973
これまで考えたことがなかった問題だが、きわめて重要である。図書館関係者、大学に洋書・専門書等を卸してる代理店関係者も必読だろう。そしてすべての研究者・言論人もだ。→「学術出版という封建制」t.co/BuleAET
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posted at 06:39:07
自分の好きな人に好いてもらう RT @junk_spider: @HikaruIjuin 哲学的で申し訳ないのですが、自分の事が嫌いな人は、如何すればいいのでしょうか?
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posted at 03:40:53
コミックエールの創刊号が出てきた。本当にこれ恋愛ラボとらいか・デイズしか読む所がなくて、感想文アップを断念したんだ。むんこ先生の「何故私はここにいるんでしょう。えー…発売おめでとうございます。」というコメントが全てを語っている
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posted at 02:17:42
言うなれば『輪るピングドラム』は前者、『ツリー・オブ・ライフ』は後者が、高度に洗練され豊かな細部を伴いつつアップ・トゥ・デイトされたひとつのまとまりとして自分の眼前に突き付けられたという感じ。予感に舌先で触れつつ、ただただ戦慄している。
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posted at 01:54:52
自分のここ10年ちょっとを貫いている二つの問題系というかマイテーマというか言語風景があって、一方がベンヤミン『言語一般および人間の言語について』、もう一方がジョン・バース『船乗りサムボディ最後の船旅』を直接的な契機としているのだけど。
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posted at 01:50:06
ブログ更新のペース配分は、ドミニオンの「毎ターン何を買うか(何を買い続けるか)」という戦略に必要なセンスに通じるような気も。「今買えるもの」ではなく、次ターン買えるものや、将来買えるもの、息切れの可能性なんかを視野に入れてコントロールしなきゃいけない点で
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posted at 01:26:08
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