YoshiakiMuramatsu
- いいね数 4,659/4,237
- フォロー 338 フォロワー 273 ツイート 1,593
- Web http://twilog.org/mramats
- 自己紹介 東北のどこかに在住。元森林生態学専攻。学生時代の研究は切り捨て間伐・枯死木の分解について。ふぁぼ魔。http://favolog.org/mramats
2012年03月03日(土)
![](https://pbs.twimg.com/profile_images/1677863727679553537/U9dQq1II_normal.jpg)
![](https://pbs.twimg.com/profile_images/1660623013170282496/h7vrHCXR_normal.jpg)
「社会をまとめる」のが目的なのであれば、他にも方法がいくらでもあるねや。恐怖政治かてファシズムかて、「社会をまとめる」ことはできる。しかし、それやとアカンねや。人類は様々な「まとまった社会」という悲劇の果てに、やっと「人権」を発明したねや。
タグ:
posted at 00:57:59
![](https://abs.twimg.com/sticky/default_profile_images/default_profile_0_normal.png)
非公開
タグ:
posted at xx:xx:xx
![](https://pbs.twimg.com/profile_images/1660623013170282496/h7vrHCXR_normal.jpg)
![](https://pbs.twimg.com/profile_images/1660623013170282496/h7vrHCXR_normal.jpg)
![](https://pbs.twimg.com/profile_images/1660623013170282496/h7vrHCXR_normal.jpg)
ワシが言いたかったんは、これが一種の極論トバシであること。またそうならんために人類が発明した「人権」いう概念。今は手垢にまみれてだいぶ弱っとるねんけど、それでも砂浜に輝く一粒の砂金のような、そんな大切な概念のこと。
タグ:
posted at 01:06:29
![](https://pbs.twimg.com/profile_images/1660623013170282496/h7vrHCXR_normal.jpg)
正直言うと、ワシ、手垢にまみれたり、一種の偽善や言われたりで、最近ボロボロになって弱っとるようにすら見える、「人権」いう概念が愛おしいでしゃーないねん。ワシ、この概念大好きやねん。
タグ:
posted at 01:20:22
![](https://pbs.twimg.com/profile_images/1418809809/____normal.jpg)
3月2日付の日経新聞の社説。原発事故への備えがなかったこと、政治主導の問題だけでなく、役所の問題も大きかったこと、原子力ムラはまだ解体されていないこと等、こちらも報告書のメッセージを広く取り上げている。/ 「官」の劣化問うた民間事故調
t.co/bFeFUSCR
タグ:
posted at 13:22:59
この前この番組に出演させてもらった→“原発情報”クライシス ~日本は何を問われたか~ - NHK クローズアップ現代 t.co/fpqiUxKL サッカーの裏で、視聴率は悪かったけど。で、せっかくなので僕も関与したこの民間事故調についてつらつらと書いてみたい。
タグ:
posted at 13:49:48
28日の記者会見以降、新聞などで大きく取り上げてもらって、注目も高まっている。確かに報告書の中で官邸の動きを描いたチャプターは出色の出来だ。僕の仲間たち、すごいよ、本当に。読んでいると本当にそこにいたみたいな臨場感のある場面もある。
タグ:
posted at 13:51:37
で、メディアではこの官邸のところをみんなピックアップして報道したので、菅批判の報告書だとの印象をみんな持ったかもしれない。でも、僕らが目指していたのは、結局、なんで事故に対する備えができていなかったのか、なんでマニュアルが使えなかったのか、本当にこれ以上のことはできなかったのか、
タグ:
posted at 13:53:49
という、もっと構造やシステムに対する疑問に答えることだ。危機においてリーダーの個性や資質は、確かに重要だ。しかし、それと同じくらいに、あるいはそれ以上に、そうしたリーダーシップがより適切に発揮できるようなシステムはもっと重要だ。逆にリーダーシップを妨げるようなシステムはだめだ。
タグ:
posted at 13:55:39
そして、そのシステムというのは単に政府の危機管理のシステムだけではない。いわゆる原子力ムラと呼ばれるような業界の構造も、重要な要因である。専門的知見の所在(規制側と規制される側の関係のあり方に影響)、人材のキャリアパス、産官学に地方も加えたお金の流れ、それに国際的規制の受容、
タグ:
posted at 13:59:00
プロジェクトは、有識者の先生方で構成される委員会と、その下で実際に調査にあたったワーキングループ(WG)、それに事務局で構成されている。WGは、僕たちのような中堅クラスの研究者(一部シニアな人もいるが)、弁護士、ジャーナリスト、それに若手の大学院生などで構成されている。
タグ:
posted at 14:03:49
その中には、原子力工学の専門家もいれば、NGOとして日本の原子力の問題点を指摘してきた「村八分」系の人間もいる。不拡散問題をやる僕やSさんなど、一般から見れば、核問題やってるから「原子力ムラ」の一員、そして「ムラ」のコアな人たちからすれば厄介者とみられる、「蝙蝠」のような人も。
タグ:
posted at 14:07:28
だけど、共通していたのは原子力政策のガバナンスに大きな疑問を持っていたこと。安全規制のあり方はこれでよかったのか、これでよかったのだと我々自身も思い込もうとしていたのではないか、あるいは目をつぶっていたのではないか。これはそこに集まった人たちが例外なく持っていた思いだ。
タグ:
posted at 14:09:58
でも、僕らは本当に一生懸命、真面目に、真実というものに対する最大のインテグリティを持ってこのプロジェクトにあたった。それだけは分かってほしいと思う。特に、僕らのようなおっさんはすれっからしだが、原子力分野にいながら、そのあり方に対して疑問を持ちそれに切り込んでいった勇気のある
タグ:
posted at 14:17:47
若い仲間に、ツイッタ―やブログに散見される、何の根拠も調査もしないでの批判や中傷は、なんか申し訳なく思う。そういう人たちに、我々が2週間に一度、土曜日に集まって朝から夜まで真剣に議論していた姿を見せられないのが本当に残念だ。僕らは、原発支持・不支持、いずれの先入観も持たずに
タグ:
posted at 14:22:28
真実を追求したかったのだ。繰り返しになるが、それでも僕らが明らかにできたのは、たぶん事故の大きな絵のほんの一部にしか過ぎない。また、僕らの解釈が間違っている部分もあると思う。なので、関係者にも、そうでない人にも是非報告書を読んで、その分析や評価について議論をいただきたいと思う。
タグ:
posted at 14:24:29
この報告書の公表の仕方にいろいろな批判があることは承知している。書籍として商業出版、あわせて電子書籍で発売する、しかも11日の発売、というのがあざといマーケティングだ、という指摘も読んだ。僕ら仲間の中でも、無料派と有料派で議論があった。
タグ:
posted at 14:26:15
僕自身は、本当は無料でみんなに読めるようになったらいいと思う。でも、他方で僕らが読んでほしい人にはいきわたらない可能性がある。ハードコピーをお送りすることで読んでもらえるかもしれない。それに、僕らは今回の報告書を後世の評価にゆだねたいと考えた。
タグ:
posted at 14:28:10
後世の評価に委ねるためには、後世に残る形で報告書を残しておきたいと思う。であるならば、紙媒体のほうがいいのではないだろうか。そして、資金の出所についてもいろいろ憶測があるが、本当はそんなに潤沢にプロジェクトにお金が使えるわけもなく、無料で報告書を配布するほどの資金的余裕はない。
タグ:
posted at 14:29:50
だとすれば、有料での出版を選択せざるを得ないのだ。本当に、無料で多くの人たちに読んでもらいたいとは思う。だけど、すべてを満たすようなソリューションは、結局のところお金でしか解決できないのだ。1500円で本を販売したとして、プロジェクト側に入るお金はたかが知れている。
タグ:
posted at 14:31:20
そうは言っても、報告書を読んで下さる方々にはお金を払っていただくことになる。申し訳ないが、できればそのコストはご負担いただきたいと思う。WGの若手は自分の博士論文を抱えながら、僕らも大学の講義や他のプロジェクトを抱えながら、弁護士の友人も事務所独立という人生の一大転機の中で
タグ:
posted at 14:35:22
それでも、この事故が、原子力という一つの政策領域を超え、日本という社会(もしかしたら「ムラ」)のあり方を問われる、本当に重大な事態だ、これをなんとかしないといけないという少々間の中で、自分の問題として向き合おうとした。ただ、だからこの報告書の中身が凄いだろ、と言いたい訳ではない。
タグ:
posted at 14:37:30
むしろ、何度も言うように、たぶん穴だらけだろう。僕らの願いは、この報告書を読んで、みんなが自分たちの思うこと、考えることを、議論するきっかけになってくれたら、ということだ。僕らの報告書が出たからと言って世の中が変わるわけではない。この報告書で世の中が変わるわけがない。
タグ:
posted at 14:38:55
だから、一緒に考えてほしい。ぜひ議論を喚起したい。それが僕たちWGのメンバーの思いだ。まあ、僕がそう勝手に思っているだけかもしれないが…)そりゃ、こんな勝手に語ったって報告書の中身がなきゃしょうがないが、まあ、中身もそれなりだと思うよ。逆に報告書の内容以外のところでDisるのは
タグ:
posted at 14:43:16
![](https://pbs.twimg.com/profile_images/1418809809/____normal.jpg)
週刊文春の3月8日号に民間事故調で一緒に「安全規制ガバナンス」の章を担当した藤吉雅春さんが民間事故調の調査で得ながら、報告書では書ききれなかった、様々な証言を記事にしています。日本の原子力安全規制の問題に示唆を含む、大変興味深い記事です。t.co/DM2A34eO
タグ:
posted at 15:13:37